第03話・お酒の価値は





まず、目的地の【56:血染めの壁】の位置を決定する。
なお、ミッションの目的地は、原則的に、その場で地図上の位置が決まるシステムとなっている。
つまり、「ミッションを受注したはいいものの、目的地を探す手段が全くなくて
闇雲に探さないといけない」といった事態が起こりにくくなっているのだ。
(ころころ)6→E−5(※現在地から南に1ブロック、東に3ブロックの位置。)



……遠いよっ!!



さて、エドガーを救出しようにも、位置が遠すぎる。
しかも、減ったHPを回復したいものの、スタート地点で救命草を使いたくはない。
悩んだ末、自分の身を最優先し、傷が癒えるまで家で静養することにした。



レイディア
(お金もらってないしね。仕事じゃないからいいのよ。)



結局、丸2日滞在し、傷を癒してから出発。
なお、その間に、コボルドの戦利品『粗末な武器(10G相当)』
を売り払って、10Gを手に入れている。
現金ゼロからのスタートなので、この10Gを大事に使わないといけない。



さて、浮民の身分であるレイディアにとっては、たいまつをつけていても未明の移動は危険だ。
もちろん、素直に朝になってから出発することにする。
朝、隣の空白ブロックであるC−4に移動。
何も無いブロックに移動した場合、ランダムで何があるのかが決まるシステムだ。
(ころころ)5ゾロ→【55:サカロス神殿跡】。
ちなみに、サカロスというのはお酒の神様だ。
アル中少女にぴったりの場所といえる。
もちろん入ろうとするが、現れたドライアードが何か言っている。
ドライアードはなぜか魔動機文明語で話してきたが、理解できない。
この理解できない言語が、仮に警告だったら危ないので、入るのはやめておくことにした。



昼、固定3(翡翠の塔)は避け、C−5へ。
(ころころ)3・2→【32:ヤムールの酒場】
また酒かっ!!
開始早々2連続で酒とか、どんだけ酒と縁があるんだよ……。

酒場には、店主である名誉蛮族のヤムールがいた。
名誉蛮族とは、蛮族に味方することにより、一定の地位が認められた人族。
早い話が、コードギアスの名誉ブリタニア人みたいなものだ。
双方からの扱いは推して知るべし。
なお、名誉蛮族には、その証の腕輪がつけられている。

このヤムール、実はいい人で、場合によっては味方になってくれるのだが、
現時点では友好関係を築く手段がない。
それに、被支配階級の人族から見れば、名誉蛮族は裏切り者。
早い話が、キノピオから見た、1−4のクッパに化けたクリボーみたいなものだ。
……たとえ、わかりにくっ!

ともあれ、そんな裏切り者に対して、
この街を出たいなどという目的をカミングアウトするわけにもいかない。



レイディア
(この野郎……蛮族に尻尾振って、うまいこと飲み放題のご身分かよ……。)






注:商品です。






さて、アル中のレイディアは、酒場で酒の誘惑に負け、
なけなしの所持金10Gのうち、5Gを使ってエールを飲む。
もちろん、残金は5Gだ。
この先何にお金が必要になるかわからないので、5Gでは心もとないのだが……。


もう1杯飲みたいが、この5Gを使ってしまうと、何もできなくなる。
悩んでいたところ、店の片隅でサイコロ賭博をやっているのを発見。
サイコロ2個振って、出目が大きい方が勝ちという単純明快なルールだ。
掛け金がちょうど5Gだったので、もちろん参加する。
(ころころ)出目11対8(ひっくりかえしても6)で、勝利。
実は、この賭博ではゆのさまいかさまが使われていて、
胴元側だけが、サイコロの目をひっくり返すことができる。
だが、8はひっくり返しても6にしかならないので、11には勝てない。

レイディアは賭けに勝利し、5Gを手に入れた!
その5Gでエールをもう1杯飲み、残金は5Gになった。

なお、この賭博イベントに参加したことにより、★を入手。
★は、イベントやミッションを経験した証である。
★はミッション達成時に消費されて経験点に変わるが、
大抵は同じイベントで★を何度も手に入れることはできない。
もちろん、行為の成功不成功によって、手に入る★の量が変わってくることもある。
(なお、★は色々な場面で手に入るので、以降、★の入手は、ほとんど省略する。)



レイディア
「あ〜、これがあったら、どこででも生きていけるわ」






だったら脱出しようとするなよっ!? Σ( ̄口 ̄;






ともあれ、2杯のエールで気分を良くし、レイディアは酒場を出た。






夕方、隣のD−5へ。
例によって、サイコロを振って、何があるのかを決定する。
(ころころ)4・5 →【45:帰らずの街】。



崩れたまま放置された建物が、地面を覆う枯れ草の間に点在している。



いきなり、かなりの危険地帯を引き当ててしまった!!
足元には、人族や蛮族の骨がいくつも転がっている!
霧の街の支配者である蛮族の骨が転がっているということは、
すなわち、この街の法が通用しない地帯ということである。



レイディア
「蛮族が殺されてるってことは、十中八九、強力な獣の類ね。
 ということは、犠牲者の金品はそのままの筈よ。
 5Gじゃ宿代にもならないから、何か金目の物を探さないと……」






10Gあったら、家で1日過ごせただろ……。






まずは、有用な物が埋もれているかもしれない、がらくた山を探す。
探索判定の目標値は10だったが、スカウト技能もレンジャー技能もないので、判定に失敗。
一人旅で、まずは戦闘技能を重視したのが甘く出たか……。
仕方なく立ち去ろうとしたところ、幻獣と遭遇した!



このゲームでは、ほとんどの遭遇がランダムで決まる。
ただ、遭遇の中にはボス扱いのものもあり、
ランダムで強い敵が出てくることがある。
しかも、ただでさえ強いボスが、剣のかけらという強化アイテムでさらに強化されて出てくる。
剣のかけらというのは、四魂のかけらみたいなものだと思って間違いない。
(もっとも、剣のかけらは無数にあるのだが)
今回の遭遇はボス扱い。いきなりピンチだ!


敵の種類は(ころころ)フレイムイーター×1。(+剣のかけら2個)
(ころころ)しかも、危険関知に失敗し、不意打ちを受ける!


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