コーヒーブレイク・第12話





推理シナリオ。

フォーセリア世界に詳しい人でないと、真相はわからなかったと思います。
ネタバレになるので具体例は挙げませんが、関連書籍をみる限り、
こういう結末も世界観的には許容されるものと考えます。

裏『神官戦士が六人』的なシナリオでもあります。
表が気になる方は、関連書籍(特に、シナリオ集版の方)をご覧下さい。
ファンドリアとはいえ、ファラリス以外の邪神がこんなに集合するのは不自然なんですが、
まあ、そこはお話ということで。

舞台裏をばらしちゃうと、最初の事件以外の決まった筋書きはなかったりします。
キャラクター同士の兼ね合いで、どんどん話が進んでいくんですね。
そういう意味でも、裏『神官戦士が六人』(シナリオ集版)的なシナリオだったりします。
犯人、一応の捜査権を持つ衛視、あたりの行動に(怒らせるなどして)手を加えれば、
かなり違った展開になったんじゃないかと思います。

ボスに関しては、能力がえげつないものの、肉体的にはそこまで強くないんですね。
追い詰められれば、ブレード・ネットかアシッド・クラウドでの悪あがきしかできません。
それでも死人が出る確率はありますし、十分強いはずなんですが……。

さて、ついに出発のときがやってきました。
サイは投げらちゃったなー、って感じです。
実は、この第12話の時点で、以降数話分に出てくるボスが確定しています。
目的は、カトレアを10レベルに到達させること。
このまま順調にいけば、カトレアは10レベルで宿敵とまみえることになります。
まあ、無理だったら9レベルで戦ってください、ということでもありますが……。

なお、女の子に関しては、一応、カトレア以外のキャラクターに対する
スケープゴートのつもりでした。ただ、このパーティーの性質上、
仲間とよろしくやってる奴を疑うのは一番後回しにしちゃうんですよね。
疑ってなさ過ぎて、うっかりセンス・ライが持続したまま会話しちゃいましたし。

実は、カトレアの信仰が明らかになるのは、もうちょっと後になる予定でした。
ですが、このくらいの計算違いなら、なんとかなるでしょう。
全員がカトレアの正体を知ったところで、あとはこの先どうなるかですね。

最後に、登場人物のデータを載せておきます。



※容疑者リスト

1.老人(ファラリスの高司祭。)

キャラクター名:?
種族:人間 性別:男 年齢:? 出身:?
A:8 B:9 C:5 D:11 E:5 F:2 G:4 H:5
器用度:17(+2) 敏捷度:14(+2) 知 力:16(+2)
筋 力: 7(+1) 生命力: 6(+1) 精神力: 9(+1)
冒険者レベル:7
技能:ダークプリースト(ファラリス)7、シーフ5、レンジャー3

好々爺に見えますが、非常に利己的な人間です。
盗品と思しき壷を預かることになりましたが、
見ず知らずの人間に預けるからには、何か取り返す手段が
あるだろうことには気付いています。ひとまず、
この壷を利用してどう儲けるか考えています。

2.少女に対して:うちの信者にどうかの。
3.商人に対して:言動から見て邪宗の疑いがある。要注意じゃ。しかし何の?
4.盗賊に対して:よりによってワシに預けるとは。どうやって出し抜いてやろう。
5.主人に対して:言動からみて邪宗の疑いがある。要注意じゃ。
6.依頼人に対して:油断させておくにこしたことはないの。
7.衛視に対して:言動からみて邪宗の疑いがある。要注意じゃ。

2.戦士風の少女。(実はミゴリの神官戦士。)

他人の復讐を手助けしながら各地を転々としている、ミゴリの神官戦士です。
風貌はただの女戦士。
なお、過去に色々あったことから、嫉妬深い人間を敵視しています。
(もちろん、それについてはほとんど逆恨みです。)

キャラクター名:?
種族:人間 性別:女 年齢:? 出身:?
A:11 B:5 C:5 D:11 E:5 F:10 G:3 H:4
器用度:16(+2) 敏捷度:10(+1) 知 力:16(+2)
筋 力:15(+2) 生命力:13(+2) 精神力: 7(+1)
冒険者レベル:5
技能:ダークプリースト(ミゴリ)5、ファイター5、レンジャー2

1.老人に対して:普通のお爺さんですよね。
3.商人に対して:わたしを見る目に、不穏なものを感じる気がするのですが。
4.盗賊に対して:あの格好、盗賊ですよね。何か大きな荷物を持ってたようですが。
5.主人に対して:時間に厳格な人ですね。わたしは規則正しい生活なので大丈夫です。
6.依頼主に対して:普通の商人さんですよね。
7.衛視に対して:嫉妬深い態度が気に入りません。痛い目に遭わせたいです。
※同じ宗派だと気付いた場合、カトレアに好感を抱きます。

3.商人風の中年男。(実はニルガルの司祭。階級は教えを助ける者)

キャラクター名:?
種族:人間 性別:男 年齢:? 出身:?
A:4 B:5 C:3 D:4 E:7 F:7 G:10 H:7
器用度: 9(+1) 敏捷度: 8(+1) 知 力: 7(+1)
筋 力:14(+2) 生命力:17(+2) 精神力:17(+2)
冒険者レベル:8
技能:ダークプリースト(ニルガル)8、シーフ3、マーチャント6

民間に潜り込み、教化を目指しているニルガルの司祭です。
他種族及び異教の神官(特にファラリス)を敵視しています。
クラシファイで戦士風の少女を忌物と判定し、連れ去ろうとしています。

1.老人に対して:忌物。弱そうなので機会があれば殺しても構わない。
2.少女に対して:忌物。一番弱そうなので連れ去りたい。
4.盗賊に対して:導き手を目指すもの→忌物となった。どこかで入れ替わっている。
5.主人に対して:忌物。あの職業は荒くれ出身が多いから、手を出したくはない。
6.依頼主に対して:導かれる者。勧誘しなければいけない。
7.衛視に対して:忌物。後ろ盾があるので、殺すと面倒だ。

4.ローブの男。(盗賊。)

キャラクター名:?
種族:人間→ドッペルゲンガー 性別:男 年齢:? 出身:?
A:8 B:5 C:8 D:4 E:8 F:4 G:4 H:10
器用度:13(+2) 敏捷度:13(+2) 知 力:12(+2)
筋 力:12(+2) 生命力: 8(+1) 精神力:14(+2)
冒険者レベル:8
技能:シーフ8、ソーサラー5(→7)

最初は人間、殺されてドッペルゲンガー(完全版248ページ)と入れ替わる。
・人間時
流れの盗賊で、高そうな壷を魔術師ギルドから盗み出した。
しかし、暗殺者ギルドや盗賊ギルドの庇護を受けておらず、
極度の緊張からか、誰かに壷を狙われているという疑心暗鬼に陥る。
結果、誰かにつけられていると感じ、追っ手をまくために、
フードをつけたまま宿に入った。
壷の正体は悪魔召喚の壷。(完全版274ページ)
宿で戦利品の壷を調べているうちに、壷を発動させてしまう。
目の前に現れたドッペルゲンガー(完全版248ページ)は、
盗賊の頭を一飲みにし、首無し死体が完成します。
・ドッペルゲンガー時
変身能力により、盗賊の姿になります。
脳を食べたことにより、自我は盗賊の影響を受けてしまいます。
壷を調べていたつもりが、気付けば目の前には自分と同じ服を着た首無し死体。
なにかよくないことに巻き込まれかけていると判断し、
まずは服を隣の物置部屋に隠します。
そして、自分が古代語魔法が使えたことを思い出し、壷を無害そうな老人に預けます。
もちろん、いざとなればロケーションを使うつもりです。

1.老人に対して:とっさに壷を預けたはいいが、本当に返してくれるのか。怪しい。
2.少女に対して:少女の一人旅。怪しい。
3.商人に対して:時折、誰かを見ながらぶつぶつ言っている。怪しい。
5.主人に対して:時間へのこだわりが尋常でない。きっと壷を狙っている。
6.依頼人に対して:何もなさそうなのが逆に怪しい。
7.衛視に対して:壷を盗んだのがバレるとまずい。それに、あの目は何か狙っている。怪しい。

5.宿の主人。(リアセフォー信者。背後に権力者)

キャラクター名:?
種族:人間 性別:男 年齢:? 出身:?
A:9 B:2 C:8 D:11 E:11 F:7 G:7 H:4
器用度:11(+1) 敏捷度:10(+1) 知 力:19(+3)
筋 力:18(+3) 生命力:14(+2) 精神力:11(+1)
冒険者レベル:6
技能:ダークプリースト(リアセフォー)6、ファイター6
※特殊暗黒魔法「スケジュール」を使っているので、成功ロールの際は注意すること。

食事の時間を区切ったり、変に時間にこだわる主人です。
そのせいかあまり繁盛しておらず、事情を知らない客の利用が多くなります。

1.老人に対して:時間を守る気があるのか。気に入らん。
2.少女に対して:時間を守るいい子だ。
3.商人に対して:時間を守るいい人だ。
4.盗賊に対して:奴が変な物を見つけたせいで大変なことになった。
6.依頼人に対して:時間を守るいい人だ。
7.衛視に対して:衛視とはいえ、取調べは時間の通り行って頂く。

6.依頼主。(チャ・ザ信者。)

キャラクター名:ルーシュン
種族:人間 性別:男 年齢:? 出身:?
A:2 B:7 C:8 D:8 E:3 F:4 G:7 H:6
器用度: 9(+1) 敏捷度:15(+2) 知 力:16(+2)
筋 力: 7(+1) 生命力:11(+1) 精神力:13(+2)
冒険者レベル:0
技能:マーチャント7

1.老人に対して:今度お話を聞かせてもらいたいですね。
2.少女に対して:ご一緒したいですね。家内には内緒で。
3.商人に対して:是非情報を交換させていただきたい。
4.盗賊に対して:あまり近付きたくない風貌ですね。
5.主人に対して:時間に厳格ですが、いい宿ですね。
7.衛視に対して:早く事件を解決してもらいたいものです。

7.衛視。(ゴーヤマー神官。)

キャラクター名:?
種族:人間 性別:男 年齢:? 出身:?
A:11 B:4 C:7 D:5 E:8 F:7 G:3 H:11
器用度:15(+2) 敏捷度:11(+1) 知 力:12(+2)
筋 力:15(+2) 生命力:10(+1) 精神力:14(+2)
冒険者レベル:5
技能:ダークプリースト(ゴーヤマー)5、ファイター5

彼は嫉妬の塊で、事件を自分ひとりの手柄にしようとします。
また、センス・スピリアーを使い、優秀な人間に率先して疑いの目を向けます。
(当然、ただのひがみです。)

1.老人に対して:いくつかの能力が気に入らねえ。
2.少女に対して:いくつかの能力が気に入らねえ。
3.商人に対して:商店主か。充分気に入らねえ。しかも高位の神官とは。(3)
4.盗賊に対して:こんなナリで凄い魔法使いか。怪しい。それ以前に気に入らねえ。(4)
5.主人に対して:うまいこと店なんか持ちやがって。気に入らねえ。(2)
6.依頼人に対して:隊商連れて大もうけの旅か。気に入らねえ。(1)
※カッコ内は、妬みの優先順位です。


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