強襲〜傷に咲く花 鮮血の紅〜
G M:さて、潜伏の意図はなく、単に不意打ちしようというだけですので、
判定は不意打ち判定です。
不意打ち判定は(ころころ)レイディア9、トゥエリ7、ディース9、
フィーエル4、オドソフ16、敵が(ころころ)18。
G M:ショートソードを抜いた眼帯の男が、巧妙に気配を殺して、
レイディアの足元付近の物陰に潜伏しています。
一般人なら言われてもなかなかわからないレベルの隠れ方ですね。
結局、オドソフだけが見つけました。
1人が見つければ、ルール上全員気付くんですよね。
……これ、オドソフいなかったら死んでましたね。
オドソフ :そこだっ!
G M:女性で格好が明らかに魔法使いですから、レイディアは恰好の標的でした。
まず1人殺して、ダッシュで逃げて、
追ってくれば物陰からグサリというプランだったんですが。
そして、男の顔をみたトラ猫は、急に騒ぎ出します。
1ラウンド目。行動宣言はそちらからです。
移動中だったので、ディースのラージシールドは構えられません。
仮に構えられたところで、まともに見ませんが。
トゥエリ :レイディアさんより上デスか……。
レイディア:知力が19以上ってことは、敏捷度も高い可能性が高いわ。回避専念よ。
トゥエリ :レイディアさんの前に出ますヨ。レイディアさんが攻撃されたら、攻撃デス。
ディース :レイディアをかばいながら、攻撃。
フィーエル:あう。攻撃。
オドソフ :前に出よう。
G M:距離を取って潜伏戦法が使えないこともないですが、
仲間に魔法使い(既に故人ですが)がいたので、
シースルーやフライトの存在は知ってるんですよね。
不意打ちに気付かれた時点で強敵なのは覚悟しましたが、
唯一の魔法使い(という認識)のレイディアを殺して、
そちらの戦士の攻撃に耐え切る以外に道がないんですよね。
というわけで、レイディアに攻撃です。
イングィー:……。
G M:オドソフによる警告から、コンマ数秒。
誰よりも早く、眼帯の男がレイディアに斬りつけます。
(ころころ)低くて、15。
レイディア:低くて15って……ちょっ!? (ころころ)14+2っ!
G M:回避しました。ファイター上げてなかったら死んでたかもしれません。
もしくは、パラライズやルーンロープ唱えようとしてもアウトでした。
ディース :やべ、手加減忘れてた!(ころころ)出目3。
G M:(ころころ)話になりません。
トゥエリ :移動攻撃デス! (ころころ)19。
G M:(ころころ)21で回避です。
トゥエリ :21デスかっ!?
G M:オドソフの攻撃は(ころころ)1ゾロ。
フィーエル:あう! (ころころ)23。
G M:(ころころ)かわせるわけがありません。
フィーエル:(ころころ)19点。
G M:(ころころ)11点止めて、8点通りました。
2ラウンド目の行動宣言をどうぞ。
なお、1ラウンド目に相手に早く動かれたので、
レイディアをカバーする陣形をとることはできません。
レイディア:回復できないし、回避専念しかないわ。
ディース :剣の腹で殴るぜ。
トゥエリ :ちょこちょこ動くんでしたら、毎回移動攻撃できますよネ?
G M:確かにできますね。槍なので手加減はできませんが。
トゥエリ :レイディアさんの安全が最優先なので、攻撃デス。
フィーエル:あう。手加減で、攻撃。
オドソフ :攻撃しよう。
G M:離脱のペナルティーが大きいので、一撃食らった以上は、
正面から殺しにかかるしかありません。
組み合いは1人殺した瞬間に自分も死ねるので、レイディアを斬りつけます。
(ころころ)6ゾロですね。
レイディア:(ころころ)6ゾロとか出るわけないし!
G M:(ころころ)ダメージ14点。基本的に自分より弱いのしか殺さないので、
装備が高品質止まりなんですよね。
レイディア:(ころころ)11点止めたっ!
G M:腕を切られました。3点通って、残り生命力12点。
ディース :おらあっ! (ころころ)23! ダメージは14点。
G M:(ころころ)19で当たりました。12点止めて、2点通し。
トゥエリ :(ころころ)19デス。
G M:(ころころ)出目に恵まれず、16で当たりました。
トゥエリ :(ころころ)ダメージ14点デス。
G M:(ころころ)10点止めて、4点通し。
オドソフの攻撃が(ころころ)18。(ころころ)敵は21で回避。
フィーエル:あう! (ころころ)23!
G M:(ころころ)22ですが、当てられてます。
フィーエル:(ころころ)18点。
G M:(ころころ)今頃6ゾロで、15点止めました。3点通し。
3ラウンド目の行動宣言をどうぞ。
レイディア:避けられないんなら、相手の剣受け止めて、テレポートで飛ばしてやるわ。
G M:確かに、それをされると抵抗できませんね。
トゥエリ :そんな無茶をされる前に、槍の石突きで手加減して殴りますヨ。
G M:魔法の槍のボーナスはなくなりますが、可能です。
ディース :手加減して殴るぞ。
フィーエル:あう。
オドソフ :剣を捨て、組み付こう。
レイディア:ちょっと、あんた死ぬ気!?
G M:さて、ここでレイディアを殺せばおそらく劇的に歴史が変わるんですが、
眼帯の男はそんなこと知る由もありません。残り生命力は3点。
所詮は小物なので、レイディアの殺害は諦めて、逃げます。
フィーエル以外はそれほどでもないと思ってますので。
組み付きと離脱は行動順位ゼロ扱いなので、お先にどうぞ。
ディース :おりゃぁ! (ころころ)16。←出目3
G M:(ころころ)目が腐ってますね。11。
ディース :(ころころ)ダメージ16!
G M:(ころころ)12点止めて、4点通し。
頭部に後ろからディースの一撃を受け、倒れました。
生死判定は(ころころ)手加減しなくても生きてました。
刺客のイングィーは、ソリッシュの捜索中に、
隠れ場所が多そうなこの地形を見つけ、馬を繋いで捜索していました。
そこにレイディアたちが接近。外見などからレイディアを魔法使いと判断した
レンジャー8レベルのイングィーは、馬で逃げても分が悪いと判断し、物陰に潜伏。
他に目を引きやすい地形が多いことを利用し、不意打ちでレイディアを殺そうとしました。
実は、いきなり襲い掛かったことについて、深い理由はありません。
日常的に弱者を殺して感覚が鈍麻していますので、周囲に人気さえなければ気にしません。
言うなればほとんどノリです。魔法使いさえ殺してしまえば、
あとの4人が大陸屈指といわれる車輪騎士団と同等の強さだったとしても、
負けることはありません。唯一の誤算は、一行が強すぎたこと。
トゥエリ :レイディアさん、傷の手当を。
ディース :大丈夫だろ。鼻血のときのがだいぶ出てるって。
レイディア:自分でやるわ。それより、今こいつ、問答無用で襲ってきたわよね?
フィーエル:あうー。怖かった。
ディース :理由は、本人に聞いてみねーとわかんねーよな。
オドソフ :起こすか?
レイディア:お願い。その間に、自分の腕に包帯でも巻いとくわ。
オドソフ :承知した。
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