へんしん彼女 あのこが○○に姿変えたら








フアナ  :……実は……手は打ってある……。

フィーエル:どんなっ!?

マリア  :今、女がディースの部屋に入ったのう。誰じゃ?

フアナ  :……うちのギルドの幹部の情婦に……物凄いイイ女がいて……。

トゥエリ :は?

フアナ  :……そいつがディースのこと好きだとしたら……この局面でどう動く?

カトレア :レイディアさんの妨害デスかね? しかし、それが何カ?

フィーエル:あうー。ここに、来てる?

マリア  :聡明な我はわかったぞ。ポリモルフか。

フアナ  :……正解。ぱちぱちぱち。

フィーエル:あうー。ディースさんに、化けたの?

トゥエリ :違いますよ。その魅力的な女性に……誰がデス?

カトレア :わかりましたよ。しかし、後で呪い解くの僕なんですが。

フアナ  :……実は呪いじゃないから……ディスペル連発で消せる。

カトレア :なるほど。足も一緒に治るんですかねー?

フアナ  :治らないけど、足が健康な人物に化けている間は……。

カトレア :なるほど。古代語魔法は奥が深いですね。

フアナ  :……神信者も、いい魔法持ってる。

フィーエル:わかった! あの女の子だ!

マリア  :ほう。フィーエルがトゥエリを破ったか。

フアナ  :……大人になる魔法……チャンスをあげた。

トゥエリ :わかりましたヨ。しかし、恐ろしいことを考えますネ……。

フアナ  :……ディース……プレイボーイ疑惑……。

フィーエル:でも、そんな魔法の使い方、良くないよ!

フアナ  :……対案無き批判は……虚しいだけ……。

フィーエル:あうー。






かくして、エルフの集落の夜は更けていくのでした。





第14話後編・第5節 へ
第14話コーヒーブレイク へ

トップページへ