ドッジが好き? 攻略はじめました








■白軍会議



ローディス:参加可能なメンバーは、そこに書いてる全員だよ。

レイディア:ルール上、スリープ・クラウドは、隣のマスの奴に起こされるから。

アリエル :弱い魔法使いは要らない、ということかい?

フアナ  :……ファイター、優先で……。

リコリス :戦える子、少ないよねー。

レイディア:それだけここが平和ってことよ。

ローディス:もう後戻りできないんだ。やらなきゃ、やられるよ。

レイディア:わかってる。足りないところには、レベル優先で突っ込む。

レミィ  :セージをですか?

フアナ  :……抵抗の……確率……。

レイディア:もちろん、一番はファイター優先だけどね。

ローディス:助っ人2人で、大丈夫なの?

フアナ  :……盤上遊戯は……基本的に、先手が有利……。

アリエル :そうだね。ルールに欠陥が無い限り、そうなる。

レミィ  :ランダムや力勝負で先手を決められると、作戦が狂うのです。

ローディス:なるほど。そのために、助っ人1人で釣ったわけだね。

レイディア:初手は、ポーンA4で次にルークを前に?

アリエル :レイディアはかわいいねぇ。

レイディア:な、何よ!?

レミィ  :まずは、どこにでも攻められる中原を制圧するのです。

フアナ  :……考えたら……わかる……。

レイディア:わ、わかってるわよ!

リコリス :ふえー。よくわかんないよー。

レイディア:なら、ポーンをD4で、最強のクイーンの道を確保ね。

アリエル :それも悪くはないけどね。初手にポーンE4というのはどうかな?

フアナ  :……相手は……ポーンE5……。

アリエル :こちらはポーンD3。これで、ビショップとクイーンが動ける。

フアナ  :……相手は……ポーンD6……。

アリエル :ビショップ1とクイーンを避けて、ナイト1を飛ばせば、キャスリング。

レミィ  :キングが逃げられるのです。

レイディア:……思ったより奥が深いのね。

ローディス:難しすぎてついていけないよ。

リコリス :そうだよねー。難しいよねー。

フアナ  :……貴族と暇人しか……やらないから……。

アリエル :ははっ。違いない。

ローディス:助っ人はこの2人で確定として、何やってもらう?

レイディア:強い駒に強いのを割り振るのが基本ね。この子はクイーンで。

ローディス:そ、そんなに強いの!? あの子が!?

レミィ  :フアナより強いですかっ!!?

レイディア:魔法の指輪とかで身体能力を強化してるわ。トゥエリよりは強いから。

ローディス:そっ、そんなにも!?

アリエル :熟れるのが楽しみだね。

レイディア:楽しみにしないでいいから!

ローディス:キングは、どうしよう?

レミィ  :キングを強くするかどうかは、判断がわかれるです。

レイディア:どっちにしろ、指揮能力は必要よね。

フアナ  :……キングの回避力を……どう考えるか……。

レイディア:指揮能力と戦闘能力を備えてるのは、アリエルとレミィだけど。

レミィ  :私はどんどん攻めたいのです。

アリエル :奇遇だね。僕もだ。

ローディス:キングは、強くても攻めに使えないからね。

アリエル :レイディアがやるといい。指揮官の器だから。

レミィ  :そうです。ナイスアイデアです。

レイディア:わかった。攻められたら弱いから、カバーお願い。

レミィ  :了解です。

アリエル :任せておくといい。

レイディア:なら、戦術教えといてよね。最後まで残るんだから。

アリエル :それなら、僕の部屋で夜通し……。

レイディア:レミィ、教えてもらえる?

レミィ  :お安い御用です。

アリエル :ははっ。つれないなぁ。

ローディス:他の駒は大体こうなるとして、ポーンは……。

リコリス :ふぇ?

レイディア:中央に強いのを寄せる。

アリエル :早くもコツを掴んできたね。さすがだ。

レミィ  :教えがいありそうなのです。

レイディア:ふん。それほどでもないわ。(えっへん)

フアナ  :……あとは……勝つだけ……。

レミィ  :勝者が正義なのです。

アリエル :そうだね。違いない。

レイディア:明日は、勝つわよ!

一同   :おー!!





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