Eye's only その光線は眩しさに満ちて
結局、一行は階上から魔法を撃ち込み、
バグベアードは階下から光線を撃ち込むという形になります。
手加減して勝てる相手ではないので、もちろん全力です。
G M:精神改造されているので、敵の行動は読めません。
フアナ :ライトニング! (ころころ)抵抗されて、(ころころ)2点通った。
マリア :グレート・ストライクじゃ!
ディース :命名は俺だぜ!
技名:グレート・ストライク
内容:必要筋力50のグレート・ソードを投げる。それだけ。
マリア :(ころころ)当たった!(ころころ)振るわんのう。21点じゃ。
G M:マリアが投げたグレート・ソードが、バグベアードに当たりました。
9点通ってます。非常に痛そうですね。
トゥエリ :あんなの当たったら、命がないデスよ……。
カトレア :(下を覗き込みながら、下位古代語で)復讐したいとは思いませんか?
G M:バグベアードに睨まれます。
カトレア :聞いてもらえませんか。無粋な生き物ですねー。
ディース :ライトニングだ! (ころころ)抵抗されて、ダメージ止まった。
トゥエリ :ライトニング! (ころころ)出目11でも抵抗されますネ。止まりました。
レイディア:よし、敵より速い! ライトニング!
(ころころ)抵抗されて、(ころころ)ダメージ1点通った。
G M:(ころころ)フィーエルにマヒ光線が飛びます。
フィーエル:(ころころ)……。 ←マヒした
G M:2ラウンド目。
フアナ :(ころころ)……抵抗破った。(ころころ)回った。(ころころ)12点通った。
G M:残り3点です。
マリア :杖は左手に持っておったからのう。ライトニングじゃ。(ころころ)通らぬ。
カトレア :神官は1人なので、静観ですかねー。
ディース :ライトニング! (ころころ)ダメだな。
トゥエリ :ライトニング! (ころころ)抵抗されて、ダメージ1ゾロデスよ。
レイディア:ライトニング! (ころころ)抵抗されて、1点通った。
G M:残り2点です。(ころころ)体当たりはできないので振りなおし。
(ころころ)冷凍光線。先ほど挑発してくれたカトレアに発射します。
カトレア :うわーっ。(ころころ)出目3……。
G M:カトレアは氷柱に閉じ込められ、仮死状態になります。死にはしません。
レイディア:馬鹿ね……。 ←下位古代語がわかる
フアナ :……馬鹿ばっか……。 ←同じく
トゥエリ :神官なのに。 ←同
ディース :俺でもやらねーぞ。 ←同
フィーエル:(あう。※麻痺中だけど意識はある) ←同
マリア :馬鹿の極みじゃな。 ←同
G M:では、3ラウンド目。
フアナ :ギルティアの精神力を借りて、ライトニング! (ころころ)ダメ。
マリア :ライトニングじゃ! (ころころ)むう。1ゾロじゃ。
ディース :ライトニング! (ころころ)1点通したぜ。
G M:残り1点です。
トゥエリ :ライトニング! (ころころ)ダメデス。
レイディア:ここは天才の私が。ライトニング! (ころころ)惜しい。でも3点通しよ。
G M:倒れました。トドメを刺しに降りますね?
結局、フアナがロープを使って下に降り、ロープに結びつけたものを
マリアに引っ張らせて、グレート・ソードを回収します(フアナには重すぎて持てません)。
フアナの探索は達成値13で、何も見つかりません。
ここには何もないと踏み、地上へと上がることにします。
なお、フィーエルのマヒは1分で解けました。
フィーエル:あうー。しびれてた。
氷柱 :…………。
レイディア:そういえば、これ、どうする?
フアナ :……簡単には、壊せない……。
ディース :先に地上の様子見てこね?
レイディア:これはどうするの?
マリア :バグベアードの光線が届く範囲じゃ。生物はおらぬであろう。
レイディア:それもそうね。
フィーエル:あうー。かわいそう。
レイディア:ほっときなさい。魔法使う気がないなら、前に出なけりゃよかったのに。
氷柱 :…………。
一行は氷柱を置いて、探索を続けます。
地上に出た一行は、出てきた建物が瓦礫の山になっていることを知りました。
一応捜索を試みますが、収穫はありません。ひとまず、
「うわーっ」という表情のまま凍っている氷柱のところに戻り、火を焚き始めます。
レイディア:ほっとくわけにもいかないしね。
フィーエル:レイドさん、優しい。
レイディア:私は国じゃない。あと、神官無しは困るしね。
マリア :我のグレート・ストライクであれば、一撃で……。
レイディア:中身も砕け散るからやめてあげて。
マリア :難儀な神官じゃのう。
フアナ :……あと少しで、無傷だったのに……。
トゥエリ :扱いが酷すぎるので、さすがに同情しますヨ。
氷柱 :…………。
レイディア:しばらく溶けないから、今日はここで野営ね。
マリア :一緒に寝るぞ。
レイディア:だめ。外では別々。
マリア :冷たい奴じゃのう。
ディース :くししし。ここにあるこれのが冷たいって。
フアナ :……これ、美味しそう。
レイディア:何が?
フアナ :削ったら食べれそう……氷の部分。
レイディア:うえー。やめてよ。
フアナ :……シャーベット……決めた……美味しそう。
トゥエリ :また何かよからぬことを……。
氷柱 :…………。
レイディア:これが溶けたら出発するわよ。中身は頭使ってないし。
トゥエリ :せめて、精神力って言いましょうヨ。
フアナ :……警戒は2グループで……わたし、後で寝たい。
マリア :まだ我が寝るには早いのう。我とレイディアも後じゃ。
レイディア:一緒に寝るのは寮と宿屋だけだからね。
ディース :じゃあ、ちょうど男女別か。氷は寝ずの番な。
トゥエリ :言い過ぎるとかわいそうデスよ。
マリア :ふむ。氷というのは初めて見るのう。剣で彫刻でもしてみるかのう?
レイディア:刃がないから大丈夫だと思うけど、手を切らないようにね。
マリア :うむ。色々な言語で『バカ』と彫るぞ。
レイディア:こら、やめなさい。(笑)
フィーエル:あう。読めた。バカって意味。
フアナ :……神信者が無残……うふふ。
ディース :おい、たいがいにしとかねーと、復讐されるぞ。(笑)
トゥエリ :それ以前に、かわいそうデスよ。
マリア :レイディアが笑顔じゃから、もっとやるぞ。
氷柱 :…………。
哀れな(でも自業自得の)氷柱を前に、冒険者たちの話は弾むのでした。
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