リコリス








■5ターン目






※少しさかのぼって、3ターン目






G   M:3階廊下の端からスタートの氷の軍。
      氷の王のキルシュは、地の軍が自分たちとの潰し合いを
      避けるであろうことを予測していました。
      そして、水の軍が階段を上ってこないことも予測していました。
      かといって、自分から地の軍とぶつかって潰しあう気もありません。
      ここで、どちらに進むべきか迷いました。
      貴重な精神力を消費してでも、窓から飛び降りるべきでしょうか。
      しかし、上から待ち構えていた地の軍に飛び降りられ、
      追い抜きざまに布を取られたのではたまりません。
      では、階段を下りて下に向かうべきなのでしょうか。
      しかし、5階にいる地の軍が、
      今まさに下に降りようとしていないとも限りません。
      あるいは、思い切って階段を上り、4階に向かうべきでしょうか。
      しかし、5階の階段の側に地の軍がいれば、宣戦布告ととられかねません。
      では、コンシール・セルフで隠れて、5階の地の軍を偵察すべきでしょうか。
      しかし、地の王ロタールはシーフとしては有能であり、
      どんな罠が仕掛けられているかわかりません。
      建物の入り口を出た水の軍が火の軍を倒し、
      奇襲に失敗した風の軍を追いかけていくさまを窓から確認するに至り、
      その迷いはピークに達します。






G   M:氷の軍は、小声で相談しています。

キルシュ :動くなら今かしら。

アリエル :(頬に軽くキスしながら)頼んだよ、リコリス。

リコリス :あうー。くすぐったいよぅ。ちょっとなめたでしょー?

フィーナ :あらあら。困った人ですねぇ。うふふ。

ローディス:お願いだから、これ以上寮の問題を増やさないでよ。

アリエル :ははっ、ただの挨拶だよ。リコリス、期待しているからね。

キルシュ :ふふっ。お手並み拝見といこうかしら。

リコリス :がんばるよー!

ローディス:静かにね。

リコリス :(しのびあしっ!) (ころころ)12。

G   M:足音無く、3階の階段前までたどり着きました。

リコリス :(おしえておとうさんっ!)

G   M:密偵の娘リコリスの、隠された能力が発現します。
      超人的な直感により、6分の5の確率で、正しい道がわかります。
      当たったかどうかは行ってみるまでわかりませんし、
      1回の冒険で1度しか使えませんが、使い方次第では非常に強力な能力です。
      (ころころ)(成功、と。)下が正しいような気がします。

リコリス :(にこやかに、指を下に向けて、くいっ、くいっ、と。)

G   M:悪気はないんでしょうけど、親指を下に向けています。

フィーナ :あらあら。いつものことながら、困った人ですねぇ。うふふ。

キルシュ :お、怒るに怒れないかしら……。

ローディス:すっ、すみません。

キルシュ :いいのよ。

アリエル :……かっわいいなぁ。そろそろ食べごろかなぁ……。

ローディス:お願いだから、あの子は染めないでよ。

アリエル :ははっ。

ローディス:いや、ははっ、じゃなくてさ。

キルシュ :行くわよ。

ローディス:はい。

G   M:かくして、氷の軍は、最も危険なスタート地点から、
      精神力を全く消費することなく脱出しました。そのまま寮の建物を出ます。
      そして、寮の入り口前で離脱していた風の軍のルコと遭遇します。

ルコ   :!!

アリエル :(やさしく微笑みながら)また後でね。

ルコ   :……わかってる。全部わかってるから。






※そこから少し進んで、4ターン目






G   M:再び、氷の軍。離脱したルコに見なかったことにされつつ、
      寮の建物の外側を、水の軍のルートとは反対に回り始めます。
      そもそも、氷の軍のスタート地点の真下に位置するからと、
      水の軍に嫌がられたルートです。5階から見えない位置でもないですが、
      進路上、邪魔をするものは何もありません。
      結局、廊下の突き当たりの反対側に全員が移動し、そこに陣取ります。
      突き当たりの壁には窓すらなく、いったん屋根に上りでもしない限りは、
      上からの強襲は不可能です。
      ちなみにここ、1階男子の決闘でたまに使われる位置でもあります。






G   M:一応小声で相談していますが、多少のことではよそまでは聞こえません。

キルシュ :ひとまず、これで一安心かしら。

アリエル :ごほうびだよ。(頬に軽くキス)

リコリス :あうー。くすぐったいよぅ。またなめたでしょー?

アリエル :ごめん。嫌だった?

リコリス :べつに、いやじゃないけどぉー。

アリエル :そうだ。この前、珍しい犬の餌が手に入ったんだ。いい肉を使ってるよ。

リコリス :うそー!! どんなの!? どんなのっ!?

アリエル :見てみて気にいったなら、あげるよ。

リコリス :ちょうだい!! ちょうだいっ!!

アリエル :いくつか種類があるんだ。今度、部屋に来ないかい?

リコリス :いく! いくっ!

ローディス:こんなこと言いたくないけど、それ以上やったら、ルコとシエナにばらすよ。

アリエル :うげっ!!

リコリス :ふぇ?

ローディス:その後、他の3人にもばらす。

アリエル :うげらぱっ!!!

キルシュ :貴族らしくない悲鳴かしら。

アリエル :あまり大きい声で言うとまずいけど、貴族だって人間だよ。

フィーナ :あらあら。困った人ですねぇ。うふふ。

キルシュ :あなた、人に言えた義理かしら。

フィーナ :あらあら。一本取られちゃいましたねぇ。さすがキルシュさん。

リコリス :ふぇ?

フィーナ :5人と1人だと、5人を取りますかねぇ、私なら。

アリエル :僕の恋人たちを、男なんかと一緒にしないでくれ。

キルシュ :どう違うのかしら?

リコリス :ふぇ?

アリエル :そもそも、キルシュに脅されて、それを内密にする条件で参加したのに。

キルシュ :人聞きの悪い言い方はよした方がいいかしら。

ローディス:私には関係ないから。それに、そろそろ学院の上の方が怒るよ。

アリエル :大丈夫さ。そのための貴族だからね。

キルシュ :どうしようもないわねん。私も人のこと言えないけど。

リコリス :(しょぼーん)……えさ、くれるんだよね?

ローディス:……。 ←無言でアリエルを睨む

アリエル :あ、ああ。今度、学院に持って行くよ。

リコリス :(にっこり)うん。ありがとうっ!!

キルシュ :さあ、話も済んだようだし、行くわよん。

ローディス:(小声で)……はぁ……私が自分で三階の風紀を乱すなんて……。

キルシュ :あなた、名前はなんだったかしら?

リコリス :ふぇ? リコリスだよ。

ローディス:……。

リコリス :おとうさんがつけてくれた名前なんだから、ちゃんと覚えてよー。

キルシュ :あら、ごめんなさい。

ローディス:……さあ、力を合わせてがんばりましょう!

フィーナ :あらあら。

キルシュ :とにかく、私の引退試合だから、しっかり頼むわよ。

リコリス :うんっ!

ローディス:はい!

アリエル :わかったよ。

フィーナ :わかりました。






G   M:そして、4ターン目の終了時、発表された途中経過を聞きます。






※ようやく5ターン目






G   M:氷の軍は、コンシール・セルフによる接近を警戒して、
      全員、壁に背を向けています。

キルシュ :現在、風が19点、水が22点。私たちが風を全滅させても、16点かしら。

ローディス:地の副官を倒すと10点取れますが、1人で動き回るとは考えにくいですね。

アリエル :もしくは、風と水の双方を全滅させて、そのまま逃げ切るかい?

ローディス:そうすると、風と水が0点、私たちが16点になるので、あとは逃げ切れば。

キルシュ :できるかしら?

ローディス:風はともかく、水は風から逃げおおせているみたいだからね。

フィーナ :おそらくですけど、レイディアさんはコンシール・セルフで逃げていますね。

リコリス :こいぬさんならみつけられるかなー?

フィーナ :子犬さんでも無理ですよ。においも消える魔法ですから。

リコリス :そっかー。残念だよー。 ←しょぼーん

アリエル :心配ないよ。リコリスは役に立ってるさ。

リコリス :ほんとー!? ありがとう!

ローディス:……。

アリエル :あ、あと、いつの間にか、ルコがいなくなっているね!

G   M:死角になっているのでなかなか気付きませんでしたが、
      建物の入り口前にいたルコの姿が、いつの間にかなくなっています。

フィーナ :おそらくですけど、風の将軍に救助されたんでしょうね。

リコリス :どこ行ったのかなー?

キルシュ :裏庭かしら。私たちや、地に遭遇する可能性が一番低い場所だからねん。

ローディス:フアナたちが離脱している場所を、レイディアから守ってるのかも。

リコリス :うーん。どこで離脱しちゃったのかなー?

アリエル :可能性が一番高いのは、裏庭だよ。

リコリス :うわー、すぐ近くだねー。

キルシュ :動いたら裏庭から丸見えだから、あえて覗いてないけどねん。

アリエル :……そうか……そういうことだったのか……!

フィーナ :何か名案を思いついちゃいましたか?

アリエル :いや、なんでもない。実は、僕の子猫ちゃんのことを思い出してね。

リコリス :こっねこっちゃんー♪

フィーナ :あらあら。猫さんも好きなんですね。

リコリス :うん。好きだよー。でも、犬さんはもっと好きなんだー。

ローディス:キルシュさんの引退試合だからさ、真面目にやろうよ。

リコリス :まじめにやってるよー!

アリエル :ああ。リコリスの働きは凄かったよ。

リコリス :そんなことないよぅ。でも、ありがとう!

ローディス:ごめん。私が悪かった。

キルシュ :結局、どうするべきかしら?

ローディス:地の5人を相手にするよりはマシですけど、寮母は私の師匠ですから。

アリエル :名案がある。まずは、風を全滅させてからだ。

キルシュ :なら、裏庭に行こうかしら。

アリエル :作戦はこうだ……。(以下ごにょごにょ)

フィーナ :さすがは貴族。戦術に隙がありませんね。

キルシュ :ふふっ。寮母のお手並み拝見といこうかしら。

アリエル :(ああ……一生懸命呪文を唱える姿がたまらないっ!!!)

リコリス :きえるよかめれおんさんっ! (ころころ)13。

G   M:消えました。

リコリス :そーっとのぞいてみてみるよ……そーっと……。

G   M:消えているので、顔を出すだけなら、判定の必要もありません。
      裏庭には、周囲を警戒するランディ、ミケー、レミィ、ルコの姿が。
      離脱したフアナ、トゥエリ、ディース、フィーエルもいます。

リコリス :みんなに話すよー。アリエルの言った通りだったよー。

G   M:集中の切れたリコリスの姿が現れ、情報は他の4人にも伝わります。

アリエル :さすがリコリスだ。ローディス、頼んだよ。

ローディス:やってみるよ。カウンター・マジック! (ころころ)×5。かかったよ。

G   M:氷の軍全員に、カウンター・マジックがかかります。

キルシュ :さあ、行くわよん。






G   M:裏庭で全ての方向を警戒せざるを得ず、特定方向への注意が
      多少散漫になってしまっていた風の軍の前に、突如、氷の軍全員が現れます。
      ただし、正面同士なのでお互い不意打ちはありません。

ランディ :キ、キルシュ!?

キルシュ :ここで会ったが百年目かしら。

レミィ  :こっちから来たですか。

フィーナ :あらあら。何度見ても、許しがたいプロポーションの人ですねぇ。

ルコ   :アリエル!

アリエル :悪いけど、本気でやらせてもらうよ。

ローディス:勝負です、師匠!!

ミケー  :へぇ。暇つぶしにはなりそうだねぇ。

G   M:知力は、アリエルとルコが20同士、
      2位のフィーナが18対レミィが19なので、行動宣言は氷の軍が先です。

ローディス:前に出て、様子を見るよ。

リコリス :くらいよねずみさんっ! ←ダークネスのことらしい

アリエル :ふっ、僕の腕で目覚めるといい。スリープ・クラウドだ。

フィーナ :不本意ですけど、同じです。

キルシュ :ふふっ。お手並み拝見といこうかしら。 ←脅威のセージ一本伸ばし

G   M:では、風の軍も行動宣言を。

レミィ  :このメンツでカンタマしないということは、突入前にもう唱えてるです!

ルコ   :なら、こっちもカウンターマジックしかないじゃないのよっ!

レミィ  :ローディスを狙うのです。

ミケー  :ローディスが動いたら狙おうかねぇ。動かなかったらキャンセル。

ランディ :みんな、がんばれっ! ←することがない

G   M:では、1ラウンド目の処理に入ります。

レミィ  :ザ・ダッシュです! (ころころ)失敗です!

G   M:つまずきかけ、その場で動けません。

レミィ  :攻撃しない限り隙はできないですから、これもありなのです。

アリエル :スリープ・クラウドだっ! (ころころ)16。

G   M:(ころころ)ミケー12で寝た、ランディ12で寝た、ルコ15で寝た、
      レミィ14で寝た。全員寝ました。
      レミィがダッシュで効果範囲から外れていたら、何回でも起こせたんですが。
      (ころころ)全員仰向けです。他の魔法は全員キャンセルですね。
      ローディスだけ前に出ました。

キルシュ :か、勝ったかしら。

G   M:では、2ラウンド目の行動宣言を。

リコリス :こっそりランディの布を抜くよー。

ローディス:今のうちに、師匠の布を抜いておくよ。

アリエル :油断は禁物だ。敏捷度0でスリープクラウド。

フィーナ :不本意ですが、私もです。

キルシュ :ひとまず様子見かしら。

G   M:まず、眠ってしまったミケーに近づいたローディス。

ローディス:(本当はこんな卑怯なことしたくないけど、ごめん。)

G   M:仰向けなので、抜こうとしている間、抵抗に成功すれば目を覚まします。
      (ころころ)16。

ローディス:!!?

ミケー  :(慌てて起き上がりながら)なかなかやるねぇ。

G   M:修正なしで1回攻撃できます。攻撃すると、相手の修正もなくなりますが。

ローディス:行くよ! (ころころ)16。

ミケー  :くっ!? (ころころ)17で避けたよ。……やってくれるねぇ。

キルシュ :……は、速すぎて見えないかしら……。

G   M:そして、眠ってしまったランディに近づいたリコリス。
      (ころころ)出目が10で合計15ですが、起きません。

リコリス :えいっ!

G   M:副官のランディが離脱しました。【氷:+10点】

リコリス :あれー、将軍じゃなかったんだー!?

G   M:(ころころ)ルコは11で起きません、レミィは17で目を覚まします。

レミィ  :あ、朝なのですかー?

G   M:そして、念のために詠唱されていたスリープ・クラウドは、
      ランディとリコリスの位置を外してかけられています。

アリエル :スリープ・クラウド! (ころころ)13。

G   M:(ころころ)巻き込まれたローディスが1ゾロで寝ます。
      ミケーは17で抵抗、レミィは14で抵抗。(ころころ)ローディスは仰向け。

レミィ  :朝飯前なのです。

フィーナ :お眠りなさい! (ころころ)11。あら?

G   M:(ころころ)ミケーは17で抵抗、レミィは13で抵抗。

フィーナ :あらあら。

G   M:3ラウンド目の行動宣言。

アリエル :温存しようというのが甘かったか。スリープ・クラウド! 達成値+2だ。

フィーナ :不本意ですが、同じく達成値+2です。

リコリス :フィーナの前に出るよー。フィーナが攻撃されたら、その人を攻撃ーっ!

ミケー  :特待生の魔法は厄介だ。フィーナを狙うよっ。

G   M:立ちふさがっていたローディスが倒れているので、可能です。

レミィ  :ダッシュで一気にフィーナを狙うよっ!

G   M:では、3ラウンド目の処理に入ります。

レミィ  :カット・アンド・ダッシュです! (ころころ)成功です!

G   M:あさっての方向にダッシュしたレミィが、一瞬で折り返し、
      信じられないスピードでフィーナに迫ります。前衛もフォローできません。

フィーナ :あらあら。私、戦闘技能ないんですけど。

レミィ  :フィーナに攻撃です(ころころ)10です。

フィーナ :(ころころ)6なんですけど……。

レミィ  :討ち取ったです!

G   M:下級騎士のフィーナが離脱しました。【風:+3点】

フィーナ :あらあら。やられてしまいましたねぇ。

アリエル :スリープ・クラウド! 達成値+2! (ころころ)14。

G   M:(ころころ)ミケーは6ゾロで抵抗、レミィは既に範囲外です。
      (ころころ)眠っていたローディスが、13で目を覚まします。

ローディス:……アリエルに接敵されたら終わりだ。起き上がるよ。

ミケー  :目の前に立ちふさがったから、攻撃するよ。(ころころ)19。

ローディス:(ころころ)12。

ミケー  :まだまだだねぇ。

G   M:兵士のローディスが離脱しました。【風:+1点】

ローディス:悔しい……。

G   M:(ころころ)16で、眠っていたルコが目を覚まします。

ルコ   :フィーナがやられてる!? ローディスも!?

リコリス :レミィ、かくごーっ! (ころころ)11だよっ。

レミィ  :(ころころ)1ゾロですっ!!?

G   M:兵士のレミィが離脱しました。【氷:+1点】

レミィ  :一生の不覚なのですっ!!!

G   M:氷の軍は、キルシュ、リコリス、アリエル。
      対する風の軍は、ミケー、ルコ。
      そして、風の軍がレミィを失ったことにより、行動宣言の順番が逆転します。
      4ラウンド目の行動宣言。

ミケー  :私が最後の戦士か。実力はわかっているから、アリエルを狙おうかねぇ。

ルコ   :ミケーさん、アリエル、リコリスを巻き込んで、スリープ・クラウド。+1

キルシュ :敏捷度ゼロで、フィーナを復活させるわん。背中は頼んだかしらっ!

アリエル :ルコ……寮母に接敵される前に、僕もスリープ・クラウド。達成値+2だ。

リコリス :キルシュを守るよー。

G   M:では、4ラウンド目の処理に入ります。

アリエル :スリープ・クラウド! (ころころ)15。

G   M:(ころころ)ミケーはまたも6ゾロで抵抗。ルコは13で寝ました。

ルコ   :……やだ、こんなんばっかり……。(ぱたり)

ミケー  :アリエル、行くよっ! (ころころ)14。

アリエル :(ころころ)14っ!! 避けたっ!

リコリス :キルシュ、後ろは任せてー。

キルシュ :今のうちに、フィーナを助けるのがいいかしら。

G   M:次のラウンドまで耐え切れば、フィーナは復活です。

フィーナ :ショーツが見えてもいいですから、急いでください!

キルシュ :言われなくてもやってるかしらっ!

G   M:5ラウンド目の行動宣言。

ミケー  :アリエルを攻撃するかねぇ。

アリエル :仕方ない。レイトン女史を狙おうか。

キルシュ :フィーナを復活させるかしら。

リコリス :キルシュを守るよー。

G   M:では、5ラウンド目の処理。

アリエル :覚悟っ! (ころころ)13。

ミケー  :青いねぇ。(ころころ)……11……!

アリエル :……ふっ。辛勝、といったところかな。

G   M:アリエルの布を奪おうとしたミケーの一瞬の隙を突いて、
      逆にアリエルがミケーの布を奪います。
      将軍のミケーが離脱しました。【氷:+0点】
      それにより、上級騎士のルコが離脱しました。【氷:+5点】

ミケー  :うがあああっ!!! ミスったあぁぁぁっ!!!

G   M:氷の軍、勝利。
      しかも、すでにかなりの敵を撃墜している寮母がやられたので、
      裏庭に陣取ったギャラリーから大歓声が上がります。

フィーナ :勝ちましたか。それなら、無言で一歩前へ。

キルシュ :ちょ、今動いたら……!?

G   M:フィーナ、布の取り付けのために裾を引っ張られていたので、こけます。
      スカートが取れて下着丸見え。男子寮生、超大歓声。

アリエル :まったく。困った人だね。

キルシュ :あなたといい勝負かしら。

リコリス :たいへんだー! 早く助けてあげないとー!

アリエル :仕方ないね。フィーナはリコリスにお願いするよ。

キルシュ :復活させるから、後ろに気をつけてほしいかしら。

アリエル :わかったよ。

G   M:下級騎士のフィーナが復活しました。【得点変動なし】
      兵士のローディスが復活しました。【得点変動なし】





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