ふぁみりあー?








前回の冒険で得た経験点は、4013点+各自の1ゾロ分でした。
8レベルのイリュージョナリー・ビースト(一定の条件で遭遇は回避可能ですが、
遭遇前に回避方法のヒントがないにひとしく、遭遇後は逃げられません)
を最大の障害とみなし、6人は4000点の経験点を得ます。
(+イリュージョナリー・ビーストの経験点13点。)
マリアのみ、6レベルのダーゼンが生存という使命達成の障害でしたので、
3000点の経験点を得ます。






G   M:勉強時間を削ってこっそり手品の練習をしていたフアナは、
      一般技能のトリックスター技能を1レベルで修得しました。

フアナ  :……器用度24もあるから……1レベルで使い物になる。

G   M:では、各自通常の成長申告を。

レイディア:ソーサラー3レベルっす。憧れの使い魔!

フアナ  :……ソーサラーとシーフが……2レベルに……。

トゥエリ :ソーサラーだけ伸ばして3レベルになりますヨ。

オルフ  :信仰を深め、プリースト技能が3レベルになりました。あと……。

フィーエル:あと?

オルフ  :生命力のせいか前に出ることが多いので、ファイター技能を修得しました。

フィーエル:オルフさん、すごい!

フアナ  :……感謝感激……雨あられ……。

オルフ  :能力値の分、フィーエル君にはまだまだ敵いませんが。

ディース :俺はソーサラー一本伸ばしで3レベルだぜ!

フィーエル:ぼくも、ソーサラーを、2から3に。

マリア  :我はソーサラー1レベルになったぞ。

フアナ  :!!!

レイディア:なれるの!?

マリア  :我を甘く見るでないぞ。(ほめてもらえんかった……。)

トゥエリ :古代人は魔法が使えなくなってる筈デスが。

マリア  :そうなのか?

フアナ  :……精神を、魔力の塔と接続してなかった……。

レイディア:そういえば、秘密だったのよね。

ディース :魔法の素質はどう説明するんだ?

レイディア:まあ、冒険者候補ともなればそれはそこまでレアでもないしね。

フィーエル:あう。僕らも。

オルフ  :数秒とはいえ、ギアスに耐えられる精神の持ち主というわけですし。

ディース :ま、仲間は強いほうがいいよな。くししし。(笑)

マリア  :あとは、現代の知識を身に付け、セージが2レベルになったぞ。

レイディア:マリア、凄い!(なでなで)

マリア  :……気安く頭をなでるでない! ←内心すごく嬉しい

フィーエル:基準値、抜かれた。もっと、勉強、しないと。

オルフ  :3レベルになったので、インスピレーションをかけておきましょう。

トゥエリ :知識関係のロール失敗を成功に変える特殊神聖魔法デスね。

オルフ  :そうです。ラーダの信徒にしか使えません。

G   M:問題は、レイディア、トゥエリ、ディース、フィーエルの使い魔ですね。

マリア  :実はの、レイディアにだけ見せたいものがあるのじゃ。

レイディア:え、なに、なに?

G   M:マリアは遺跡から取っておいた研究資料を差し出します。

マリア  :父上の秘術じゃ。精神構造が似ておれば、同時に2匹使い魔にできる。

レイディア:おお、これは素晴らしい遺失魔法っす!
      ……でも、範囲魔法食らったときのことを考えると、諸刃の剣ね……。

マリア  :……役に立たなんだか?(しょぼーん)

レイディア:でも、使いようによっては強力ね。考えとくわ。ありがとう。

G   M:では、レイディア以外は、自由に使い魔を選択できます。

フィーエル:寮の近く、住んでる、野良の白猫、使い魔、したい。

G   M:生命力4で精神力5ですが、構いませんか?

フィーエル:うん。もう、したし。

レイディア:馬鹿ー! 何で目立つ上に体の弱い猫を選ぶんだー!?

トゥエリ :猫に近い大きさの大鼠を。

G   M:生命力4で精神力4ですが、構いませんか?

トゥエリ :いいデスよ。

レイディア:屋外の尾行に使えそうにないやつばっか選ぶなよ!

ディース :この前、森の中で群れからはぐれた小さい狼拾ったんだよ。
      親のツテで獣医に見せたら、成長しない病気みたいだから、使い魔にするぜ!

レイディア:……こいつら、もしかしてわざとやってるの?

フアナ  :……獣医……そんなのあったんだ……。

ディース :この町、使い魔とか地味に多いしな。

トゥエリ :なるほど。

フアナ  :……ザ・ワールド……。

G   M:生命力5、精神力5。数値的には猫と同じですが、構いませんか?

ディース :全然問題ないぜ! 

レイディア:目立つことこの上ないじゃないのよ!?

ディース :(嬉しそうに)へっ、覚悟の上よ!

レイディア:ああ、今までなんだかんだで生き残れたもんだから、
      こいつらの盛大極まる馬鹿さ加減を忘れてた!

G   M:名前はどうしますか?

トゥエリ :「リノ」デス。部族語で鼠って意味デスよ。

フィーエル:あうー。つけた名前、忘れて、思い出そうとしてたら、「エート」で、定着。

ディース :(真剣に)「月読(ツクヨミ)」で。

フアナ  :……ツクヨミ……変わった名前……。

トゥエリ :世界観に合わないことこの上ないデスね。

ディース :この名前は最果ての地、イースト・エンドに伝わる……(中略)……をだな。

G   M:進行に支障ないのでオッケーです。表記は通常カタカナになりますが。

ディース :おっしゃ! お墨付きが出たぜ!

レイディア:ああ、馬鹿共が加速度を増していく……。





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