風呂へ入る〜すきすきだいすき〜








G   M:レイディアとマリアが、寮のお風呂に入っています。
      もちろん、女性専用なので、男性は入れません。
      時間をずらしているので、他には誰も入ってません。

マリア  :ようやく2人きりになれたのう。

レイディア:そうね。まあ、これからはずっと一緒だけど。

マリア  :そうじゃな。

レイディア:さあ、500年分の汚れを落とさないとね。

マリア  :貴族の娘は汗などかかぬゆえ、たいして汚れてはおらぬがな。

レイディア:そうね。まあ、スキンシップだと思って。

マリア  :我の体、どこか変ではないか?

G   M:外見は人間と全く同じです。

レイディア:全然変じゃないし、綺麗よ。

マリア  :ふむ。いろいろと触り比べてみようかのう。

レイディア:……ど、どこ触ってんのよっ!!!

マリア  :女同士じゃ。気にすることもあるまい。

レイディア:気にするわよ!

マリア  :スキンシップじゃ。

レイディア:そこはスキンシップじゃないでしょっ!!

マリア  :エルフの娘には見せたのにか?

レイディア:……あ、あのくそエルフ……いつの間に……。

マリア  :女相手に恥じらいながら脱ぐさまは、どうみても誘っておると……。

レイディア:誘ってないから! 罰ゲームだから!

マリア  :……ゲームで脱ぐとは、蛮族も乱れておるのう……。

レイディア:別に好きじゃないし、数に入らないの!

マリア  :むぅ……理屈はわからぬが、我にもよく見せるがよい。

レイディア:

マリア  :同じ仲間であるのに、我だけが見てないというのは嫌じゃ。

レイディア:男には見せてねぇよ!!!

マリア  :そうであったのか。安心したぞ。

レイディア:私を何だと思ってるのよ……どうせフアナの差し金だろうけどさ……。

マリア  :では、他の男共とは何もないのじゃな?

レイディア:……何もないわ。

マリア  :即答せんところが怪しいのう。

レイディア:何もないからっ!!!

マリア  :まあよい。男など、我の指で忘れさせてやろうぞ。

レイディア:あんたねぇ、そういう誤解を招く発言は……。

マリア  :誤解ではない。我はレイディアが好きじゃ。愛しておる。

レイディア:…………好きでいてくれるのは嬉しいけどさ、お、女同士っていうのは……。

マリア  :もとより、蛮族と子を作る気などない。

レイディア:……そっか……そうだよね…………。

マリア  :……同情するなら……体をくれ……。

G   M:そういえば、似たような台詞を、フアナが言ったことがあった気がします。

レイディア:あ、あのくそ女の差し金かっ……いつか絶対泣かす!!

マリア  :我の体は自由に使ってよいぞ。なんなら、遊びでも構わぬ。

レイディア:遊びでそんなことしないからっ!!!

マリア  :そうなのか?

レイディア:そうなのよっ!!!

マリア  :まあよい。いつか必ずふり向かせてやろうぞ。

レイディア:マリアの気持ちには応えられないけど……ありがとね。

マリア  :うむ。

レイディア:べっ、別にそういう意味じゃないんだからねっ!!

マリア  :わかっておる。今はそれで充分じゃ。





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