セブンピ〜ス!









レイディア:マリア、とりあえず泊まらせて。帰りに狼とかと遭遇したら死ねるから。

マリア  :気安い奴じゃのう。まあよい。レイディアとエルフの娘は我の寝室で、
      男どもは下の部屋ででも休むがよい。

ディース :つーか、あからさまに待遇違うことね?

トゥエリ :仕方ないデスよ。

フィーエル:あう。

オルフ  :では、マリア君はレイディア君に任せて、我々は下へ行くとしましょう。

G   M:マリアの寝室に案内された女性陣は、マリアがベッドの下側から
      見たことのない宝石箱を出してくるのを見ます。

マリア  :(宝石箱を開けながら)これは見つけられなんだか。精進が足りんのう。

レイディア:ふん。悪かったわね。

フアナ  :……ガーン……。

G   M:中に宝石があります。鑑定の目標値は13です。

レイディア:(ころころ)今頃6ゾロが出た……。

フアナ  :……(ころころ)調子が悪い……合わせても、9。

G   M:レイディアにはわかります。魔晶石ですね。
      古代王国時代には通貨として使われていました。
      現代でも、魔法を使う際の精神力を魔晶石から使うことができます。
      1点のが5つ、2点のが4つです。

G   M:マリアは服を脱いで、自分の背中を触り始めます。

マリア  :まあ、見ておれ。こうやって一定の手順で背中を触ると……。

G   M:何の変哲もなかった背中に小さな空洞ができますね。
      元々は継ぎ目すら見えませんでしたから、とんでもない技術です。

フアナ  :……すごい……。

レイディア:で、何するの?

マリア  :(2点の魔晶石を4つ入れながら)我はこれで回復することができるのじゃ。

フアナ  :……物凄い、技術力……!

レイディア:マリア、凄いよ!

マリア  :下に研究資料があったであろう?

フアナ  :……確かにあったね……研究の全て、みたいなのが……読んだの?

マリア  :それについては明日話してやろうぞ。

レイディア:マリア……無理はしないのよ。

マリア  :今日は疲れた。レイディア、一緒に寝るぞ。エルフはその辺りで寝ておれ。

フアナ  :……何……この扱いの差……。

レイディア:あんた、この子にナイフ投げてたでしょうが。

マリア  :鎧は脱ぐがいい。抱き心地が硬いのは嫌いじゃ。

フアナ  :……やっぱり、モテるね……。

レイディア:まあ、この機会に、マリアの背中を開ける方法を学習しておくわ。

マリア  :(恥ずかしそうに)レイディアがベッドで我の体をもてあそぶのじゃ。

レイディア:人聞きの悪いこと言うなー! 私にそんな趣味はないっすよー。

フアナ  :……ダガーは、必要なさそう……床に転がって、皮鎧のまま無警戒で寝る。

マリア  :レイディアを抱いて寝るのじゃ。

レイディア:……仕方ないわね。マリアと抱き合って寝るわ。

G   M:どういうわけか、マリアの体は温かいですね。ゴーレムなのに。

レイディア:(まあ、その方が人間らしくて好きだけどね。……おやすみ)







G   M:そして、夜が明けました。

ディース :(扉をドンドン叩きながら。)おーい、起きろよー。こっちは揃ってるぞー。

レイディア:……うーん。マリアが脱ぎっぱなしだから、待ってー。

フアナ  :……これが500年前の下着……さすがにボロだね……。

マリア  :誰の下着がボロだと?

レイディア:まあまあ。私の下着で洗ってるのあるから、とりあえず着といてよ。

マリア  :ふん、我に使い古しの下着か……レイディアのなら、よいぞ。

フアナ  :……サイズ、あんまり違わないし……。

レイディア:…………………………。←言葉にできない

フアナ  :マリア、何歳?

マリア  :気安く呼ぶな。古代種ゆえ、500は超えておるが……。

フアナ  :(ゴーレムもホムンクルスも古代種じゃないけどね。)

レイディア:体つきでいうと、12歳くらいっすかね。

フアナ  :……レイディアも、身長以外は……12歳ってこと……。

レイディア:……こ、この野郎……。(泣)

マリア  :そこのエルフ、レイディアをいじめるな。お揃いなのじゃ。

レイディア:お、おそろい……。じゃあ、マリアは12歳ね。

マリア  :我に年齢を偽れと……仕方ないのう。←ちょっと嬉しそう

ディース :下着着たよな。入るぞー。あれ? 何でレイディアのパンツなんだ?

マリア  :服など骨の従者に着替えさせるでな。
      下郎に見られようと、下着なら別に恥ずかしくもないぞ。

レイディア:…………何で私の下着知ってるわけ? 見せた覚えはないけど?

ディース :えーと、いや、寮で女子の階侵入は基本だろ、男として。な、お前。

トゥエリ :そんな恥知らずな基本は、我が部族には伝わってませんヨ。

フィーエル:そもそも、ディースさん、自宅生。

レイディア:まだ生命力は回復してないわよね。エネルギー・ボルト食らってみる?

ディース :いや、外に干してるの見つけただけだって。たまたま。たまたまだって。

フアナ  :……誰の下着かわかるほどには見てた……たまたま。

レイディア:ミノの件でちょっとはかっこいいかもって思ってたのに……許さん!

オルフ  :まあまあ。わたくしもそのくらいの歳にはやっていたかもしれませんし。

トゥエリ :(この人は本当に神官なんでしょうか?(汗))

レイディア:乙女の純情踏みにじりやがって! 股間蹴ってやる!

フアナ  :(レイディアが勝手に勘違いしてただけで、こいつは元々そういう男だよ。)

レイディア:クリティカル−1でディースを全力攻撃! (ころころ)平目で7。

ディース :(ころころ)出目だけで11。本職ファイターなめんな。へっ。

マリア  :ふむ。こやつの股間を蹴ればよいのか?

ディース :そ、それは当たるし、色んな意味で死ぬっ! かっ、回避専念っ!

オルフ  :女性にはわからない痛みですね。

トゥエリ :ご愁傷様デス。

フィーエル:あ、あうーっ。

ディース :(股間をガードしつつ)止めてくれー!! そーれーだーけーはー!

オルフ  :死地において笑っていたディース君すらこうなるとは……急所恐るべしですね。

フィーエル:あうー。あうー。(涙目)

レイディア:(少し考えて)それはさすがに死ぬからやめてあげて。

マリア  :……仕方ないのう。

ディース :お前ら、俺を殺す気かっ! もっと早く止めろよ!

レイディア:こんな奴ほっといて私たちも服着るわよ。衣裳部屋行こう?

G   M:では、衣裳部屋へ。

レイディア:鎧の下でも着られそうなの1着だけ選びなさい。
      他は高そうなの見積もって、持って帰って売るわよ。

マリア  :売ってしまうのか?

レイディア:冒険者は、自分のお金は自分で稼ぐのよ。

マリア  :わかったぞ。して、レイディアはどれが好きなのじゃ?

レイディア:うーん、これかこれかこれ?

マリア  :ならば、その中から父上が好きなフリフリのを選ぶぞ。

トゥエリ :(……父上って、一体……。)

レイディア:私も一着拝借して、鎧の下に着るわ。

トゥエリ :レイディアさん、いきなり脱がないでくださいよ。

レイディア:仲間うちなら気にしないわ。下着までならね。

ディース :だったら、たかが下着のことで瀕死の仲間を本気で攻撃するなよ!

レイディア:覗かれるのは気に入らないのよ。

フアナ  :……ディース……乙女心を読まないと……。

ディース :俺は男だ。そんなわけのわからんもんがわかるか!

フィーエル:ディースさん、男!

フアナ  :……残念……。

オルフ  :わからないと、意外なところで不利益を被ったりしますよ。

G   M:次に、マリアは最後の部屋の前に行こうとします。行きますか?

レイディア:もちろん。全員連れて行くわ。

G   M:すると、またイリュージョナリー・ビーストが現れるわけですが。

ディース :げっ。マリア、なんとかしてくれ!

トゥエリ :倒してもまた出てくるとは、大した技術デスね。

マリア  :ぬしらにはガーディアンが見えておるのか。仕方ないのう。

G   M:マリアが何事かを唱えると、怪物は姿を消します。

マリア  :我はすごいであろう?

レイディア:マリア、凄いわ!

フィーエル:マリア、すごい!

フアナ  :……まあ、わかってたけど。それができないと、客人すら呼べないし……。

マリア  :(扉を開けながら)これが、我の部屋じゃ。

G   M:部屋の隅に鏡台があります。おそらくは、例の手鏡と連動していた
      のでしょう。部屋の壁には3体のボーン・サーバントが並んでいます。

レイディア:これを連れて帰るのはまずいっすね。

トゥエリ :鏡台は持って帰れませんしネ。

マリア  :これが我の暇つぶしのひとつじゃ。

G   M:マリアが指したのは、部屋の片隅にある一群の本です。
      もちろん、全て下位古代語で書かれています。
      ほとんどは、歴史書などのありふれた古文書ですね。
      重要な部分に妙な落書きがされているものもありますが、
      売り物になりそうなのもいくつかあります。

レイディア:落書きって、どんなの?

G   M:ペンで描かれたいびつな幾何学模様です。明らかに後から書かれてますね。

マリア  :我も退屈であったからのう。まずかったか?

レイディア:いいのよ。元々マリアのなんだしね。

トゥエリ :なるほど。描く場所が他になかったんデスね。

レイディア:それは、持てるだけ持って帰って売るわ。マリア、いい?

マリア  :(何かを懐に入れながら)レイディアならよいぞ。もう読み飽きたしのう。

レイディア:マリア。さっきも言ったけど、自分が使う分は自分で稼ぐのよ。

マリア  :我とて馬鹿ではない。骨董品が好事家に売れることくらいはわかるぞ。

レイディア:(頭をなでながら)さすがね。偉いわ、マリア。

マリア  :えへへ♪……(正気に返って)き、気安くなでるでない!

フアナ  :……レイディア……宝物庫のこと、聞いて……。

レイディア:そうだった。宝物庫に、何か隠れたいい品みたいなのない?

マリア  :父上の作った槍は持っておるか?

フアナ  :……それだ……。

マリア  :蛮族はセンス・マジックごときも使えぬのか?

フアナ  :……使えるけど……温存の必要があったから。

マリア  :では、宝物庫に行こうぞ。……これじゃ。

G   M:マリアはほこりをかぶった槍を差し出します。全員、宝物鑑定を。
      レイディア11、フアナ16、トゥエリ7、オルフ10、ディース14、
      フィーエル9ですね。フアナだけわかります。

ディース :俺の14でわかんねーのかよ!? こりゃ相当な品だぜ!

G   M:このような品です。いわゆる突撃隊の槍ですね。



(※捜索の目標値:14)
名称:ストーミング・パーティー
宝物鑑定の目標値:15
魔力付与者:「人形使い」ハルシュタット
形状:槍
必要筋力10。+2の魔法の槍です。移動攻撃(大抵は最初の一撃でしょう)に関しては、
攻撃力と追加ダメージがさらに+1されます。
取引価格:9万3千ガメル



レイディア:ぷ、ぷらす2……。

フアナ  :……強いね……。

トゥエリ :特殊効果付きの+2アイテムデスよ!

オルフ  :な、なんという……。

フィーエル:わかる。凄い!

ディース :筋力10だと俺かお前だな。お前ぴったりだし、やるよ。いいよな?

トゥエリ :こ、こんないい物を!?

ディース :魔法戦士っつったら剣だろ剣。でも、売るなよ。

レイディア:こんないいもん売らすか! トゥエリが持つのには大賛成よ。

ディース :やっぱ剣だよなー。槍は違うよなー。

レイディア:お前、武器杖だろうが。

ディース :金があったら発動体の剣買うっつーの!

レイディア:先立つものはお金ね……。

マリア  :ぬしら、金がないのか。哀れな……。

トゥエリ :いきなり哀れまれてますヨ。

ディース :これもパーティーのためだ。主戦力の座はひとまずお前にゆずってやるぜ。

フアナ  :……ナイスチョイス……。

ディース :これで、当たってもダメージが通らないなんてことはねーよな。

トゥエリ :筋力は私のネックデスからね。

マリア  :それは父上が若い頃、戯れに作った品じゃ。

フアナ  :!!!

レイディア:こ、このレベルで戯れっすか!

マリア  :そうじゃ。……父上のゴーレムに関する資料を持っておるか?

レイディア:ここにあるわ。

マリア  :ゴーレムの作成方法を見るくらいは、どうということはない。気にするな。

オルフ  :そこまでは大丈夫、なんですね。

マリア  :下りて、見たことがあるしのう。

オルフ  :まあ、それはそうでしょうね。長年暮らしているわけですから。

トゥエリ :全てを明かす研究資料が埋もれていたのも、そういうわけデスね。

マリア  :そこに書いてあるゴーレムの真価がわかるか?

レイディア:わかったわ。人間にしか見えない滑らかな動きね。

フアナ  :……もしかして、愛情……とかいう……?

フィーエル:???

マリア  :違うな。答えは精神結合じゃ。我の一族は、元々は精神の一門なのじゃ。

トゥエリ :古代の魔術は、様々な系統に特化されてましたからネ。

マリア  :魂がとうに天に召された肉体に魔力を付与し、ゴーレムにする。
      同時に、元の魂があった場所に全く別の生物の魂を結びつける。
      結び付けられた魂と精神が命令を発し、ゴーレムを動かす。

オルフ  :その魂のところは、通常なら神の力なくしては実現不可能なことですね。

マリア  :「人形使い」として恐れられた父上の研究の真価は、なんのことはない。
      実は無生物への精神の移し替えでした、という性質の悪いペテンじゃ。

トゥエリ :知能が高いから、複雑な命令もこなせるというわけデスね。

ディース :思いついてもできねーだろ、普通。

マリア  :じゃが、その研究も、見方を変えれば案外まっとうな終着点に行き着く。

レイディア:無生物への精神移替えのメリットっすね。

フアナ  :……おそらくは……不死の研究……。

トゥエリ :それはわかりますネ。何となくデスが。

マリア  :そう、その研究は狙われておったのじゃ。そういえば、どこぞの小賢しい
      女魔術師も、結果としては似たような研究をしておったらしいがのう。

オルフ  :いつの時代にも、努力しないで結果だけを欲しがる人間はいますからね。

ディース :似たような研究……「灰色の魔女」の伝説か。ああいうのが実在したんだな。
      アイテムに自らの精神を移し替えて、付けた人間を乗っ取るってアレだな。

マリア  :はっはっはっ、何色かは知らぬが、やつも有名になったものよのぅ。(ニヤリ)
      さて、その研究者はその研究所を廃棄・隠匿し、別の場所で研究を続けた。
      さらに、元の研究所の隠匿がかい潜られる危険を見越し、
      研究資料をあえて入り口近くに残した。最小限の番人を残して。

フアナ  :……その人には……ゴーレムこそが大事だったから……。

マリア  :…………正解じゃ。鏡でそのゴーレムとやらと連絡を取り合いながら、
      研究者は別の場所でダミーの研究に移る。
      ゴーレムは周囲のマナで無限に活動できるしのう。

ディース :引越しの後に一番いい物が残ってるなんて、侵入者は考えねーからな。

フィーエル:あう。引越し前、住所、わかんないしね。

レイディア:太守の館に挑戦してくるような奴相手に、力押しも難しそうだしね。

マリア  :その後、研究者とゴーレムの連絡が途絶え、さらにしばらく後、
      ゴーレムは鏡が別の者の持つところとなったと知る。

レイディア:異変が起こったのね。

フアナ  :……おそらくは……古代王国の滅亡……。

マリア  :その話は、我も昨日聞いて驚いたぞ。

ディース :そっか。音が伝わらねーんなら、知る手段ねーもんな。

トゥエリ :そもそも、ほとんどの人とは言葉が通じませんヨ。

マリア  :例えば500年を経たとすれば、滅亡も信じるほかあるまい。

レイディア:マリア………………。

マリア  :その古代王国の魔術師にとって、ホムンクルスとは何じゃ?

一同   :……………………。

フィーエル:わかんない!

ディース :……実験動物、か?

マリア  :(自嘲気味に笑いながら)大正解、じゃ。

レイディア:こら、ディースっ!!

マリア  :よいのじゃ。

レイディア:でも……。

マリア  :(突如苦痛に呻きながら。)我は父上を恨んでおらぬ。
      むしろ、実験動物の我を永遠に生きられる貴族の娘にしてくれた父上には、
      感謝しておる。

レイディア:無理しないで! も、もし仮に、『そのゴーレムが』壊れたらどうなるの!?

オルフ  :ギアスに逆らうのは禁物ですよ。それにしても…………感謝……ですか……。

マリア  :(平静に戻って)……ホムンクルスにも個性はあるということじゃ。
      ゴーレムが壊れたらどうなるかは、教えてやらぬ。(ニヤリ)

レイディア:……そのホムンクルスは、それで幸せなのかしら?

マリア  :我は太守の娘。ホムンクルスなどといった下賤のものには興味を持たん。

フアナ  :……まあ、無理もないね……。

マリア  :だが、もし我がその生物であったならば、ぬしらに礼を言うだろうな。
      ……「連れ出してくれてありがとう」と。

レイディア:……そ、その子は、これから幸せになれるかな?

マリア  :他人のことはわからんのう。ただ、どう転ぼうとも、独りぼっちで、
      怪物として破壊されるのを待つのよりはマシなのではないか?

レイディア:……。(泣)

マリア  :……ぬぅ。いちいち他人のことで泣いておっては身が持たぬぞ。

フィーエル:他人じゃない、仲間!

トゥエリ :それにしても、業の深い研究者もいたものデスね。

マリア  :ふふふ……その研究者がホムンクルスに与えてくれたご褒美がひとつある。

フアナ  :……愛を注いでくれたとか、そんなの?

レイディア:……何? 永遠の生命?

フィーエル:槍?

マリア  :どれも違うのう。

ディース :仲間と冒険する機会だ!

トゥエリ :その再生能力のことデスか?

オルフ  :時間、ですか?

マリア  :全て不正解じゃ。ぬしらもまだまだじゃのう。

レイディア:お願いだから教えて!

マリア  :仕方ないのう。研究者の研究に関するものじゃ。
      あとは自分で考えるがよい。そんなことより、はよう我を外の世界へ。

レイディア:(そんなこと?)

フアナ  :(あんまり重要じゃないのかな?)

レイディア:最後に質問。この研究書はどうしたい?

マリア  :残しておけば、この時代でも似たようなのが作られるのじゃな。

トゥエリ :そうデスね。技術的には難しいでしょうけど。

マリア  :我を放っておいた罰じゃ。燃やしてしまえ。

レイディア:燃やすわ。ティンダー。(ボッ!)

フアナ  :……マリアの意思優先……止めない。

オルフ  :むしろ燃えてください。

トゥエリ :反対する理由がないデスね。

フィーエル:(こくん)

ディース :せっかくの大発見が、もったいねーな。くしししし。(笑)

マリア  :遺跡荒らしには悪いことをしたかのぅ。……今後ともよろしく頼むぞ。

レイディア:では、マリアを新しくパーティーに迎えます。この決定に異議のある人!?

トゥエリ :異議なしデス。

ディース :あるわけねーだろ!

フィーエル:あうー、ない!!

フアナ  :……ない……。

オルフ  :ありません。

マリア  :仕方のないやつらじゃ。ついていってやるかのう。






こうして、フレッシュ・ゴーレムのマリアが仲間になったのでした。





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