もみ×もみ
■第6戦
G M:第6戦。「どこで」の出目は4。「裸の上にエプロンで」。
レイディア:……。
トゥエリ :どうせ矛盾して打ち消されるから、進めましょう。
G M:「どんな格好で」の出目は2。「今現在の格好で」
ディース :ちっ、チキンが……。
フィーエル:あうー。とりにく?
レイディア:むっつりスケベは黙ってなさい。
G M:「誰と」の出目は2。「ディースと」
ディース :げっ!
レイディア:日頃の行いの差ね。
ディース :お前のが追い詰められてるだろ!!
G M:「何をした」の出目は1。「肩をもんだ」
オルフ :微妙ですね。
G M:「誰を」の出目は5。「ディースが」
・ディースが、裸の上にエプロンで、今現在の格好で、ディースと、肩をもんだ。
オルフ :修正が必要ですね。
→ディースが、今現在の格好で、肩をもんだ。
レイディア:微妙ね。
トゥエリ :しかし、指定されてない部分は任意デスからね。
オルフ :誰の肩をもみたいかという話になりますと。
フアナ :……もみしだかれる……。
レイディア:お前が言ったら変なニュアンスが混ざるんだよ!!
フアナ :……気のせい……。
ディース :(女性2人を見比べて)フアナ!(即決)
トゥエリ :今、女性しか見ませんでしたネ。
オルフ :しかも、視線が絶妙に下向きだったように感じましたが。
レイディア:最っ低ね!!
ディース :(にやけながら)本当はこんなことしたくねーんだが、仕方ねーよな。
フアナ :……ナイフ、出す。
G M:フアナの手の中に、どこからともなく3本のナイフが表れます。
フィーエル:あう。あぽーと!
レイディア:呪文詠唱してないでしょ。手品よ。
フアナ :……変なとこ触ったら……■■■そぎ落とす……。
ディース :ひいぃぃぃっ! ……よ、読まれてたのかっ!?
トゥエリ :触る気まんまんだったんデスね。
ディース :「ひと揉みだけなら、誤射かもしれない。」っていうしな。
レイディア:言わねーよ! ……まったく。油断も隙もあったもんじゃないわね。
オルフ :変なところ以外は触れるということは、するということですか?
フアナ :(顔を赤らめながら)……ディースと、2人っきりがいい……。
ディース :お、おう……俺ここ泊まってるから、その部屋でいいか?
レイディア:ふん。そこはロマンチックに「部屋を取ってあるんだ」でしょ。
トゥエリ :肩くらいここで揉めませんかネ?
ディース :……へ、部屋を取ってあるんだ。
フアナ :……知ってる。 (上目遣いで)……行こ?
ディース :お、お、おう。
レイディア:ごゆっくり〜。
トゥエリ :(小声で)あの人、自分で言う分には構わないんデスよ。
オルフ :なるほど。(レイディア君も難儀な人ですね。)
G M:10分後。ディースの泊まっている部屋に行った2人が、戻ってきました。
レイディア:遅いし!
ディース :……生きてるって、素晴らしいよな。
トゥエリ :なぜか満ち足りた表情の人がいますネ。
フアナ :……。
レイディア:なんでわざわざ個室でやるんだよ!?
フアナ :……ジェラシー?
レイディア:んなわけあるかっ!!
フアナ :……レイディアが考えてるようなことは……なかった……。
レイディア:変なことなんて考えてないからっ!!
フアナ :……変なことだなんて……一言も言ってない……。
レイディア:……っ!!?
オルフ :とりあえず、進めましょう。
■第7戦
G M:第7戦。「どこで」の出目は2。「レイディアの部屋で」
レイディア:まったく。迷惑だわ。
ディース :お前だろ!
トゥエリ :負けたら、ダッシュで帰ってやるつもりデスね。
レイディア:余計なこと言うなよ!
フアナ :……わたしのが速い……だいじょう……ぶい……。
トゥエリ :……ぶ、ぶい?
フィーエル:ぶいー。
レイディア:(あのエルフ、敵に回したら一番まずいわね。寒いけど。)
G M:「どんな格好で」の出目は6。「鼻眼鏡を装着して」。
ディース :またかよ。
G M:「誰と」の出目は6。「レイディアとフアナと」
レイディア:待てやコラ!
G M:「何をした」の出目は6。「土下座した」
フィーエル:あう。どげざ。
G M:「誰が」の出目は6。「フィーエルが」
・フィーエルが、レイディアの部屋で、鼻眼鏡を装着して、レイディアとフアナと、
土下座した。
レイディア:……。←無言で土下座。
トゥエリ :だから、ちょっとはためらいましょうヨ。
ディース :あと、指示はレイディアの部屋だから、ここでやってもノーカンな。
フアナ :……手袋……脱ぐ。
ディース :いつの間に着けたんだ? ……って、お前、それさっき脱いでただろ!
フアナ :……脱いだの、着たらいけないって……言われてない……。
レイディア:!!!
ディース :わかった!!! 今回のフアナだけ認める。ただし今後一切禁止!!!
レイディア:うを……いたっ! ←慌てて靴下履こうとして、こけた
ディース :よっしゃ、ぎりぎりセーフ! お前もうアウトな。
トゥエリ :どっちデスか。
レイディア:お前、変なときだけ頭の回転速すぎるんだよ!
フィーエル:あうー。頭、回るの?
オルフ :フィーエル君、それは比喩ですよ。比喩。
フィーエル:ひゅーって、回るの?
オルフ :……。
トゥエリ :レイディアさんは不器用だから、着替えが遅いデスからね。
レイディア:余計なこと言うなよ!
ディース :……え? ……見たことあんの?
レイディア:導師も同じだし、家族みたいなもんでしょうが!
トゥエリ :たまに泊り込みで宿題やらされますしネ。
オルフ :……ファンの学院は、そこまでアットホームなのですか?
ディース :それは仲よすぎだろ。でも、それはそれでうらやましーなー。
フアナ :……愛の巣……。
レイディア:え? 「弟」弟子っていうくらいだし。……もしかして、普通じゃないの?
フアナ :……あたぼうよ……。
トゥエリ :……はい。
レイディア:え!?
ディース :いや、「え!?」じゃなくて。
フアナ :ヒューヒュー。
レイディア:だから、そんなんじゃないって!!
フアナ :……お泊りは週何回? ……変な意味でなく……?
レイディア:…………頼む……お前もうしゃべるな……。
トゥエリ :とにかく、そういう関係ではないデス。(きっぱり)
レイディア:当たり前だろ!! お前も、わかってんなら教えろよ!!
トゥエリ :す、すみません。
フィーエル:あうー。
結局、レイディアとフィーエルは、レイディアの部屋まで行って土下座。
もちろん、フィーエルは鼻眼鏡を装着した状態です。
拒否したフアナは、本人の選択により、右手袋、左手袋、左靴を脱ぎます。
そして、レイディアとフィーエルも戻ってきました。フィーエルは、鼻眼鏡のままです。
フアナ :……脱がされた……。
レイディア:(このエルフ、妙なところでプライド高いのよね。)
ディース :盲点だったぜ。エルフおっぱいへの道が遠のいちまった。
オルフ :いやはや、残念なことです。
トゥエリ :(オルフという人がだんだんわかってきましたよ。)
レイディア:さっきから6ばっかりじゃないのよ! サイコロ代えなさいよ!
ディース :わかったよ。ミスリルサイコロはたくさんあるから。
G M:では、目の偏りが無いことが確認され、サイコロが入れ替わりました。
■第8戦
G M:「どこで」の出目は4。「裸の上にエプロンで」
レイディア:最っ低ね。
フィーエル:あうー。
G M:「どんな格好で」の出目は6。「鼻眼鏡を装着して」
フィーエル:(かけたままの鼻眼鏡を指差しながら)あう。
トゥエリ :指示が決まってから渡せばいいデスよ。
レイディア:外してないのかよ。
フィーエル:あう。
G M:「誰と」の出目は2。「ディースと」
ディース :くそっ!
レイディア:あらあら。大人気ね。
G M:「何をした」の出目は5。「■■■■した。」
レイディア:またかよ!
オルフ :進めましょう。
G M:「誰が」の出目は5。「ディースが」
ディース :ぬおおおおっ!?
オルフ :ディース君は、サイコロに好かれていますね。
・ディースが、裸の上にエプロンで、鼻眼鏡を装着して、ディースと、■■■■した。
ディース :ぶっ!
レイディア:あはははははは!
トゥエリ :しかも、裸の上にエプロンと鼻眼鏡は矛盾しませんヨ。
オルフ :つまるところ、こうなりますね。
→ディースが、裸の上にエプロンで、鼻眼鏡を装着して、■■■■した。
レイディア:待って! この場合、誰とするかは重要でしょ!!
トゥエリ :確かにそうデスね。
フアナ :……元に、戻さないと……。
オルフ :おっしゃる通りです。では……。
→ディースが、裸の上にエプロンで、鼻眼鏡を装着して、ディースと、■■■■した。
ディース :無理だ! 物理的に無理だ!
フアナ :……一人で、やれ……。
レイディア:見ててあげるから、やりなさいよ。ほらほら!
オルフ :(なるほど。自分に危害が及ばなければ許容範囲ということですか。)
ディース :……くすん。もうお嫁に行けない。
トゥエリ :ボケでごまかそうとしても無駄デスよ。
フィーエル:あうー。もともと、行けない。
ディース :脱ぎゃいいんだろ、脱ぎゃ! 後で覚えてやがれ……。
ディースは、自らの選択により、上着、肌着、右靴を脱ぎます。
これにより、上半身が裸になりました。
フアナ :……うほっ……いい男……。
ディース :よせやい、照れるぜ。
レイディア:な、何脱いでんのよ!? 靴が残ってるでしょ!
ディース :この方が気合入るだろ。
レイディア:ふん。その格好で街角で何かやらされるといいわ。
ディース :…………しまったあぁぁぁっ!!
トゥエリ :レイディアさんの部屋に行くときにも、困りますネ。
レイディア:嫌よ、こんなカッコの奴入れるなんて!
ディース :つーかさ、3階の女子に見つかったら殺されそうなんだけど。
レイディア:それは自業自得よ。
オルフ :しかし、先程の反応は凄かったのに、今回は思ったより動じないんですね。
トゥエリ :弟がいますから、男性の裸見るくらいは平気デスよ。
レイディア:余計なこと言うなよ!
フアナ :……男の体なんて……しょっちゅう見てるし……。
レイディア:たまにしか見てねーよ!!
フアナ :……わたしの話だけど?
レイディア:……くっ!
■第9戦
G M:「どこで」の出目は3。「ディースの触れられる範囲で」
ディース :よし。こっからが重要だ。
フアナ :……やっぱり、お前か。
G M:「どんな格好で」の出目は3。「ここではないどこかで」
レイディア:なるほど、この馬鹿が、互い違いに間違えたわけね。
フィーエル:あうー。
オルフ :なんとも詩的な表現ですね。
G M:「誰と」の出目は3。「年齢が10代の誰かと」
レイディア:よく考えたら、この項目私にめちゃめちゃ不利じゃない?
フィーエル:あうー?
G M:「何をした」の出目は6。「土下座した」
レイディア:ほっ。
トゥエリ :何安心しきってるんデスか。
ディース :日常的にやってんだろ。
G M:「誰が」の出目は1。「レイディアが」
レイディア:ふん。
・レイディアが、ディースの触れられる範囲で、ここではないどこかで、
年齢が10代の誰かと、土下座した。
レイディア:あはは。ディース、一緒に土下座よ。
ディース :俺の触れられる範囲っていうのと矛盾するから、ナシな。
オルフ :なるほど。任意である以上は他を選べ、というわけですか。
トゥエリ :オルフ、自分は関係ないと思って。
オルフ :はっはっはっ。
レイディア:なら、私はトゥエリを選ぶけど、土下座なんてできないわよね?
トゥエリ :え、私は別に……。
オルフ :自分より先にトゥエリ君をアウトにする気、ということでしょう。
フアナ :……それだと……レイディアの身代わりで、トゥエリが全裸……。
ディース :うわ、最悪だこいつ。
トゥエリ :…………。
レイディア:ここで土下座するような情けない男とは、1ヶ月間口利かないから。
トゥエリ :……それはそれで悪くない気もしますネ。
ディース :Mだ! 気持ち悪っ!
フアナ :……生粋の……変態……。
レイディア:……やば……土下座しなかったら、後で思いっきり踏んであげるから!
トゥエリ :仕方ないデスね。脱ぎますヨ。
フアナ :……そんなに、踏まれたいの……?
ディース :よけい気持ち悪っ!
レイディア:こうなったら仕方ないわ。ディース、私の部屋来なさい。
トゥエリ :さすがに、人前でディースさんにひざまずくのは抵抗あるんデスかね。
レイディアは、自室にディースを連れて行き、寝転ぶディースの前で土下座。
トゥエリは、自身の判断で右靴、左靴、右靴下を脱ぎました。
オルフ :そういえば、先程から裸足で往復して、大丈夫なのでしょうか?
トゥエリ :小さい頃は森を駆け回ってたでしょうから、多分大丈夫デスよ。
フアナ :……レイレイ……狩人の娘だから……。
オルフ :ほほう。それは珍しい。特待生というのは聞いていましたが。
フィーエル:あう。ただいま。
レイディア:それを言うなら「お帰り」よ!
トゥエリ :どうでしたカ?
ディース :なんか凄かった。俺、変な方向に目覚めそう。
レイディア:お前ら、覚えとけよ……。
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