エロい








■第2戦






フィーエル:あうー。

ディース :じゃあ、行くぜ、第二戦!

G   M:第二戦。「どこで」の出目は3。「ディースの触れられる範囲で」

ディース :え、俺?

トゥエリ :他人の嫌がらせなのか本人の確信犯なのか、微妙デスね……。

フアナ  :(面子を考えると、ディースのエロ狙い……でも、それは諸刃の剣……。)

G   M:「どんな格好で」の出目は2。「今現在の格好で」

ディース :誰だよ。ぬるいこと書いてる奴は。

レイディア:偉そうに言ってるけど、さっきそのぬるいのに助けられたんじゃないの?

ディース :……記憶にございません。

レイディア:お前は政■家か!?

G   M:「誰と」の出目は6。「レイディアとフアナと」

フアナ  :……。

レイディア:げっ、誰の仕業よ!?

オルフ  :(もちろん、当の2人以外の誰かでしょうね。)

G   M:「何をした」の出目は5。一番まずいのが出ましたね。
      アシスタントが気まずそうに文字を示しています。共通語の読文なので
      参加者には全員わかりますが、表示上は「■■■■した。」ということで。

トゥエリ :……。

オルフ  :…………。

レイディア:しねーよ!!! なに気まずそうな顔しながら見てるんだよ!!?

フアナ  :……それ以前に……誰と……?

レイディア:誰とだろうと、しねーよ!!!

ディース :……お、俺よりやばいこと書く奴がいたとは……。

レイディア:そんなこと言って、どう考えてもお前だろ!!

ディース :違う! 俺じゃねーって!

フアナ  :……なら、自分が何て書いたか、言ってみて。

ディース :言えるかよ!

レイディア:やっぱりお前か!!

ディース :違うって!

フィーエル:■■■■……■■■■って、何だっけ?

レイディア:連呼するなよこのくそボケが!!!

フアナ  :……破廉恥……。

トゥエリ :まだ、肝心の誰がするか決まってませんヨ。

レイディア:だから、やらないって!!

フアナ  :……彼女の発言は……決して変な意味ではない……。

レイディア:変な補足つけるなよ腐れエルフが!!!

フアナ  :……腐っても、エルフ。

オルフ  :……収集がつかないので、サイコロを振ってください。

G   M:「誰が」の出目は4。「オルフが」でした。






・オルフが、ディースの触れられる範囲で、今現在の格好で、レイディアとフアナと、
■■■■した。






レイディア:誰の仕業よ!!? 説明しなさいよ!!

ディース :いきなり3人でか。しかも、服着たまま。わぁお、デンジャラスぅ〜。

レイディア:しないって言ってるでしょうが!!!

フアナ  :……危険な、アバンチュール……。

ディース :しかも、俺が触れられる範囲で繰り広げられるなんて。

トゥエリ :ディースさん、すごい顔になってますヨ。

フアナ  :……妄想だけなら……ロハ……。

トゥエリ :懐が深いデスね。

ディース :胸もでかいしな。

フアナ  :……大きいことは……いいことだ……。

オルフ  :まあ、現実にしたわけではないですし。

レイディア:当たり前だろ! なに心なしか嬉しそうな顔してんだよ! お前神官だろ!

オルフ  :神官も人間ですよ。

フアナ  :(即座に)ちなみにわたしはエルフ。

ディース :で、やんの? 俺は別に大丈夫だけど。

レイディア:できるわけないだろ!! 脱げばいいんだろ、脱げば!!

フアナ  :……わたしは……。

ディース :いや、最初の決定権は主語の人物にあるからよ。で、どう?

レイディア:やらないっつってんだろうが!!! 水車小屋でひき肉にされてーのか!!

トゥエリ :(完全に切れてますね。)

フィーエル:あうー。水車小屋、ひき肉、違う。

オルフ  :さて、不可抗力で実行できない場合、誰が脱ぐことになるんでしょうか?

ディース :拒否した人物全員。俺は拒否しねー。損ないし。むしろぐへへへ。

フアナ  :……鬼畜系……嫌いじゃないかも……。

トゥエリ :嫌いじゃないんデスかっ!!?

フアナ  :……でも……とりあえず拒否……。

ディース :レイディアは?

レイディア:嫌だって言ってんだろうが!!!

オルフ  :ならば、戦術的に考えて、わたくしは拒否しないことにします。






結局、レイディアとフアナが3枚ずつ脱ぐことになります。
フアナは、本人の選択により、右手袋、左手袋、右靴を脱ぎます。
レイディアは、本人の選択により、右靴、左靴、右靴下を脱ぎます。






トゥエリ :こ、これはかなり素晴らしい絵じゃないデスか!?

レイディア:蹴る。(きっぱり)

トゥエリ :ぐ、ぐはっ。←にやけそうなのをこらえている!

レイディア:(何度も踏みながら)きもいんだよ、この変態!! 変態!!

オルフ  :蹴られるの、好きなんですね。

トゥエリ :蹴られるとは思ってましたが、別に蹴られるのが好きなわけでは。

ディース :もっとマシな言い訳ねーのかよ。

フィーエル:(辺りを見回しながら)あうー。すばらしい絵、どこ?

ディース :つーかさ、手袋片方で1枚って、せこくね?

フアナ  :……脱ぐ単位は……「枚」って聞いたけど?

ディース :……オーケー。しかし、いつの間に手袋なんか付けたんだ?

フアナ  :さあ?

ディース :まあいい。続行だ。






■第3戦






G   M:第三戦。「どこで」の出目は5。文章は「全裸のディースの前で」。

フアナ  :……こんなん……出ましたけど……。

レイディア:ぷっ……変態ね。

トゥエリ : ←無言でゾクゾクした表情に

ディース :待てよ!! ナシだろ! つーか、誰だよ!?

フアナ  :……「誰と」って言ってないから……かぶらない筈だけど?

ディース :お前の仕業か! どう考えてもナシだろ!!

レイディア:ぷくく……自業自得ね。……まあ、とりあえず進めるわよ。

G   M:「どんな格好で」の出目は4。文章は「女性の服を着て」。

オルフ  :最初と同じですね。

トゥエリ :構造上、何回も同じ目が出るのは不可避デスからね。

G   M:「誰と」の出目は5。文章は「レイディアさんと」。

レイディア:はぁ!?

フィーエル:あう! ぼくのだ!

レイディア:お前かよ!?

トゥエリ :言わないでいいんデスよ。

ディース :むしろ言うなよ。

フアナ  :……言わないと……ディースが疑われる……。

ディース :おお! やっぱ言ってくれてよかったぜ!

レイディア:よくないわっ! お前も、なんてことしてくれたんだ、この馬鹿!

フィーエル:あ、あうー!?

G   M:「何をした」の出目は5。文章は「■■■■した」。

レイディア:またかよ!!! これ書いた奴死ねよ!!!

ディース :俺じゃねーって!! こっち見んなよ!

フアナ  :……激しく……もっと激しく……。

G   M:「誰を」の出目は5。文章は「ディースが」。






・ディースが、全裸のディースの前で、女性の服を着て、レイディアさんと、
 ■■■■した。






レイディア:……!!!(←怒りで言葉にならない)

ディース :矛盾してね?

オルフ  :人的に重複した場合、1人と考えるのが妥当だと考えるのですが。

フアナ  :……そうだね……。

トゥエリ :まだ、全裸と服を着るというのが矛盾しますガ。

オルフ  :その場合は、本来の項目が優先ということで。

フアナ  :……そうだね……。

トゥエリ :つまり、「どんな格好で」の項目に矛盾する文言が消える、と。






→ディースが、女性の服を着て、レイディアさんと、■■■■した。






ディース :まいったな。そんな恥ずかしい格好するのかよ。

レイディア:行為につっこめよ!!!

フアナ  :……彼女の発言は……双方とも、決して変な意味ではない……。

レイディア:(服に手をかけながら)いらんこと言うなッつってんだろがッ!!!

ディース :おいおい。ここでかよ。

フアナ  :ひゅーひゅー。

レイディア:違うっ!!! 拒否するから脱いでんだよ!!






レイディアは、本人の選択により、左靴下、スカートの下の布、上着(1枚目)を脱ぎます。






ディース :何、その布? それはナシじゃね?

トゥエリ :下着が見えないように、いつも巻いてるんデスよ。

レイディア:余計なこと言うなよ!(蹴り)

トゥエリ :な、なんで私ガ。……外して蹴られたので、見えたんデスが。

レイディア:この変態!(殴り殴り殴り)

オルフ  :トゥエリ君は、レイディア君の攻撃はわざと避けてないですよね?

トゥエリ :(殴られながら)き、気のせいじゃないデスか?

フィーエル:あうー。痛そう。

ディース :ま、いつも着けてんなら仕方ねーか。

フアナ  :……見られるの嫌なら……スカートはくな……。

レイディア:(無視して)……次負けたら、マジで人生終わる……。

トゥエリ :次脱いだら、どうやっても、下着は見えますからネ。

レイディア:お前、わざと言ってるだろ!!(蹴り蹴り蹴り)

オルフ  :(蹴れば見えるのでは?)

フアナ  :……実質、がけっぷち。

レイディア:さっきから5出すぎだろ! サイコロ変えろよ!

ディース :わかった。安物はどけて、俺んち秘蔵の、このミスリル製サイコロを使うぜ!

レイディア:そんなんあるんだったら、最初からそれ使えよ!

オルフ  :イカサマの確認は?

レイディア:するに決まってんでしょ!

G   M:はい。レイディアは、出目がかたよらないことを入念に確認しました。






■第4戦






G   M:第4戦。「どこで」の出目は6。文章は「自分の胸の中で」。

ディース :盛り下がるだろ! 意味ねーから振りなおし。

レイディア:待ちなさい! フィーエルはできないから、意味なくはないわ。

トゥエリ :さっさと別の人の服をゼロにする魂胆デスね。

ディース :自分のために仲間を犠牲にする気か。

レイディア:ふん。なんとでも言うがいいわ。さあ、続けるわよ。

G   M:「どんな格好で」の出目は6。文章は「鼻眼鏡を装着して」。

フィーエル:あうー。めがね?

トゥエリ :古代王国の遺跡でたまに見つかるアイテムデスよ。

レイディア:エタニカが着けてるアレよ。

フィーエル:ジャ■ニカ?

ディース :そうそう、表紙を水に濡らしたりなんかするんだよな。

トゥエリ :この世界にそんなものないデスよ。

レイディア:馬鹿が人の名前覚えてるわけないわね。私が馬鹿だったわ。

フィーエル:あう。レイディアさん、ばかー。

レイディア:……。(むかつくけど、今回はそのツラに免じて許してやるわ。)

ディース :眼鏡はともかく、はな眼鏡って?

オルフ  :(懐から取り出しながら)これのことです。

ディース :おーっと、おもむろに変なのを出しやがったぞ。

フィーエル:はな、ひげ、めがねー。

トゥエリ :……。(この人、何考えて生きてるんですか?)

オルフ  :人生楽しく行きましょう。

レイディア:そんなんつけて楽しくなる人生、嫌すぎるし。

フアナ  :……でも……今までのより……まともな部類……。

レイディア:そ、それもそうね。とりあえず続けるわよ。

G   M:「誰と」の出目は4。「全項目が決定した後にトゥエリ氏が指定した人と」。

フアナ  :……卑怯……。

レイディア:まったくだわ。最っ低ね。

トゥエリ :私じゃないデスよ?

レイディア:どう考えてもお前の仕業だろ!

ディース :これ、却下な。今回は1人で、次からは振りなおしで。

レイディア:当然ね。

トゥエリ :とほほ。

G   M:「何をした」の出目は4。「下着を脱いでその所有権を放棄した」。

レイディア:何これ?

トゥエリ :ディースさんデスね?

ディース :俺じゃねーよ! 俺だったらディースにプレゼントしたって書くし!

オルフ  :ほほう。つまり、欲しいというわけですか。

レイディア:……これってさ、何が狙いなわけ? まあ、当たっても脱がないけどさ。

トゥエリ :話がややこしくなるだけなので、進めましょうかネ。

レイディア:知ってるんなら教えなさいよ!

オルフ  :ひとまず進めましょう。

G   M:「誰を」の出目は6。「フィーエルが」。






・フィーエルが、自分の胸の中で、鼻眼鏡を装着して、
下着を脱いでその所有権を放棄した。






レイディア:ふふん。ラッキーね。そこの馬鹿、3枚脱ぎなさい。

フィーエル:え? 胸の中、やったよ?

レイディア:へ?

トゥエリ :フィーエルは、学習能力はありますからネ。時間かけたら思い出せますし。

レイディア:しまったあぁぁぁ!

ディース :レイディアってさ、前はあいつと同レベルの魔法使いだったって、忘れてね?

レイディア:あれは手加減してただけに決まってるでしょっ!!

ディース :うおっ!? そ、そんなムキになるなよ。

G   M:ともあれ、初めて誰も脱ぎませんでした。






■第5戦






レイディア:(さっきから6と4ばっかだけど、不利じゃなさそうだし黙っとこ。)

トゥエリ :また目が偏ってますヨ。

レイディア:余計なこと言うなよ!(蹴り)

トゥエリ :ぐはっ。

ディース :よし、別のミスリルサイコロに変えるぜ。

G   M:サイコロの公正さが確認され、ゲーム再開です。






G   M:第5戦。「どこで」の出目は4。「裸の上にエプロンで」。

レイディア:な、何よこれっ!?

ディース :ぶははははははは!!!

フアナ  :(えっ? さっきのディースじゃなかった!?)

オルフ  :むう。書く場所を間違えていませんか?

トゥエリ :しかも、内容がえげつないデス。

レイディア:誰だよ、これ書いた奴!! あんた!?

オルフ  :いえいえ、思いついたら書いていましたが、違います。

トゥエリ :思いついたら書いてたんデスか!

フィーエル:あうー。書く場所、間違えたー。

レイディア:お前か! お前だったのか!!

フアナ  :!!!

レイディア:(馬鹿でも男は男か。今度から気をつけないと……。)

ディース :くしししししししし。……最高!!! 笑い死ぬ!!

フアナ  :……逝って……よし……。

レイディア:(……でも、こいつがこんなのって今だけよね?)

トゥエリ :しかし、まさかこう来るとは。

フアナ  :……発想が……おやじくさい……。

トゥエリ :フアナに言われたくはないと思いますガ。

オルフ  :とりあえず、先に進みましょう。

G   M:「どんな格好で」の出目は5。「白目をむきつつ全裸で」。

レイディア:またか!! お前らどんだけ全裸好きなんだよ!!?

トゥエリ :(普通そうなるでしょうけど。この人はそっち方面に疎いですからね。)

G   M:「誰と」の出目は3。「年齢が10代の誰かと」。

ディース :おっさんの仕業か。確かにアリだな。

オルフ  :はて? 何のことでしょうか?

レイディア:最悪だし!

フアナ  :……相手が選べるだけ……マシ……。

レイディア:そ、それもそうね。

トゥエリ :(でも、最悪の場合、相手に選ばれますけどね。)

G   M:「何をした」の出目は6。「土下座した」

ディース :ちっ。■■■■出ろよ。

レイディア:ていうかさぁ、マジ死んでほしいんだけど。

G   M:「誰が」の出目は5。「ディースが」






・ディースが、裸の上にエプロンで、白目をむきつつ全裸で、年齢が10代の誰かと、
 土下座した。






レイディア:あははははははは!!

ディース :くそっ!!

レイディア:あはははっ。人を呪わば穴二つよ。

フアナ  :……彼女の発言は……決して変な意味ではない……。

レイディア:え? …………って、あんた何言ってんのよっ!!!?

フアナ  :……なんで、慌ててるの?

レイディア:……えっ……なっ、なんでもないわよ!!!

オルフ  :……では、ルールに従って矛盾点を解消しましょう。






→ディースが、白目をむきつつ全裸で、年齢が10代の誰かと、土下座した。






レイディア:あはははは……って、あれ?

ディース :へっ、気付いたようだな。誰かの指名権は主語の俺にある。

レイディア:(土下座しながら)お願いします勘弁してください勘弁してさい。

トゥエリ :もう土下座してますネ。

ディース :聞こえんなー。せっかくだから俺はレイディアを選ぶぜ!

レイディア:(おもむろに立ち上がりながら)死ねばいいのに。

トゥエリ :しかし、格好は主語にかかるのが原則デスよね。

ディース :え、そうだっけ?

オルフ  :確かに、そう解釈するのが普通ですね。

レイディア:ふん。私はもう土下座したからね。

トゥエリ :それ以前に、何のためらいもなく土下座するのやめましょうヨ。

レイディア:あいつらに見られなきゃいいのよ!

オルフ  :では、ディース君が、白目を剥きつつ全裸で土下座するわけですか。

ディース :へっ、全裸くらい楽勝……って、3枚脱ぐ方がマシに決まってんだろ!

トゥエリ :この人、今ノリツッコミしましたヨ……。






ディースは、本人の選択により、マント、上着、上着を脱ぎます。






トゥエリ :3枚脱いでも、まだ余裕がありそうデスね。

レイディア:なんでそんな着込んでんだよ! お前きたねーぞ!

ディース :実はさー、俺って、冷え性なんだー。

トゥエリ :見え透いた嘘はやめましょうヨ。

レイディア:(こいつ泣かす。いつか絶対泣かす……。)





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