はじめて同士
G M:一方その頃、オーファンの街のラーダ神殿では……。
オルフ :今日も雑務に追われる日々が終わりました。
神官A :ああ、ご苦労さん。
信者A :お疲れ様でした、オルフ神官。
G M:オルフは、街の片隅にある神殿で、住み込みで雑務に励む壮年の男です。
神官は、神の実在するこの世界で、神の声が聞けるという貴重な存在です。
神の力を借りて、古代語魔法とは違う奇跡を行使することができます。
実は、彼は元は魔術師でしたが、昔色々とやらかした結果、別の街の学院を
追放されてしまい、紆余曲折の末、ラーダ神殿に拾われて今に至っています。
オルフ :毎日お勤め。魔法はほとんどトランスファー。
……このまま雑務に励む毎日でいいのでしょうか?
G M:オルフは1日の終わりのお祈りでディビネーション(啓示)の能力を行使し、
ラーダ神の導きを求めました。普段はそうそう答えは返ってこないのですが。
神の声 :……神殿を出て彼らを助け、導きなさい……。
オルフ :神の声が聞こえました! これもラーダのお導きですね!
G M:オルフは確かに神の声を聞きました。
オルフ :彼らとは誰でしょうね? わたくしごときの助けが必要なほど困窮しているの
でしょうか……。いずれにせよ、明日は街をぶらついてみましょうか。
G M:こうして、オルフは神殿の外で、困っていそうな連中を探して歩き回ることになりました。
かくして、物語は始まります。
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