第2話・タイトル未定
さて、リセットしたはいいが、ドルイドがそこそこ近い状態で
セーブしてしまっているため、逃げるのが大変だ。
最弱クラスの敵相手に逃げ惑うという失態を演じつつ、
命からがら村へと逃げ込んだ。
村で、森、『生の躍動』、『ラジャンの精』、『命の川』を購入。
ついでに、報酬が白いマナストーンのお使いクエストを受ける。
村では、ランダムでこのようなクエストが受けられる。
基本的には無視していいが、報酬や達成難度次第では、ぜひ受けるべきだ。
特に、ライフの初期値が上昇するマナ・リンクを得られるクエストは
とても重要なので、ぜひ達成したいところだ。
村を出ると、エルヴィッシュ・マギに追いかけられる。
ドルイドより数段強い敵なので必死に逃げるが、追いつかれてしまった。
敵は、『エルフの射手』を召喚。
2/1で先制攻撃を持つクリーチャーだ。
先制攻撃のダメージは、通常より先に与えられる。
例えば、2/1のクリーチャー同士で戦闘になると、ダメージが同時に与えられて双方が死亡する。
ところが、片方だけ先制攻撃を持っていると、そちらが無傷で生き残ることになる。
(ちなみに、両方が先制攻撃を持っていても同時解決になるので、双方が死亡する。)
極端な話、先制攻撃を持たない10/1の敵にも無傷で勝てるので、
先制攻撃はかなり強力な特殊能力だ。
しかし、例えば2/1の先制攻撃持ちでも、2/3のクリーチャーには勝てない。
いくら先に攻撃したところで、倒しきれないからだ。
そして、こちらはちょうどその2/3の『ハールーン・ミノタウロス』の召喚に成功!
しかし、相手は2/4で、飛行を持つクリーチャーをブロックできる『大蜘蛛』を召喚。
同時に攻撃してくれば、『ハールーン・ミノタウロス』ならどちらか1匹は止められる。
とはいえ、最強モードの敵はなかなか頭が良く、エルフの射手と大蜘蛛で
同時攻撃して、エルフの射手を倒されるという強引な手は使わない。
さらに、こちらがモタモタしている間に、2匹目の大蜘蛛が出現。
2匹でアタックしてくる『大蜘蛛』を止められず、死亡……。リセット……。
村に逃げ込み、沼と『麻痺』を購入。
さらに、遺跡で『火山島』をゲットした!
この火山島は、山であり島でもあるという、いわゆる『デュアルランド』
の一種である。赤マナか青マナ、どちらを出すかが選択できる。
「別に山とか島でいいじゃないか」と思うかもしれないが、
両方のマナを必要とするデッキには、必須ともいえる土地なのだ。
バランスブレイカーなので一般のトーナメントでは使えないが、
依然として高値で取引されているという恐ろしいカードだ。
なお、この制限プレイの序盤では、とりあえずぶち込んでおいて
デッキバランスの悪さをごまかすだけのカードに変貌する。
その後も敵から逃げまくり、沼、『恐怖』、『憂鬱』を購入。
さらに、色々な村でカードを買った成果で、デッキが60枚オーバーに!
これでようやく『イシュトバーンおじ』と『アムロー・キスキン』とおさらばできる。
さらに、遺跡で『力場発生器』を入手!
本来なら、強敵がひしめくダンジョンでしか手に入らないレアカードだ!
この力場発生器は、1マナ支払うだけで、ブロックされなかったクリーチャー
からのダメージが1点に減少するという優れモノだ。
たとえば、1マナさえ残しておけば、9/9の『サルディアの巨像』の
アタックを素通ししても、1点のダメージで済んでしまう。
とはいえ、クリーチャーの群れを前にすると分が悪いので、
反撃の手を引き当てるまでの時間稼ぎにしかならないが……。
さて、最初に受けたお使いクエストを何とかこなし、
白いマナストーンを入手。さらに、この村ではプリズマットというドラゴンの
討伐を依頼されたが、敵が強いのはわかっているので受けない。
ドラゴンはギルド・ロードに次ぐクラスの強さを持っていて、
最弱クラスのクリーチャーに負けている現状では、絶対に勝てないのだ。
なお、この村では、白のクリーチャー除去呪文である『剣を鋤に』
を購入することができた。白1マナで敵をゲームから取り除けるという、
極めて強力な除去呪文だ。ただし、取り除かれたクリーチャーの
オーナーは、そのパワー分のライフを得る。このカード、
味方に使うこともできるので、いざというときの非常手段にもなりうる。
普通は敵に使うのだが、このカードによる通称『農場送り』は
極めて強力で、多くの強力なモンスターを農場へと導いてきたのだ。
まあ、このデッキは平地が少ないので当面使う機会はなさそうだが、
一応取っておくことにする。
村を出たところで、クレリックと遭遇。
白の最弱クラスの敵だ。初勝利を目指して、戦いを挑む!
VS クレリック
クレリックは、低コストでバンド(ある種の連携能力。
単体では意味を持たないが、仲間と組んだ場合、
戦闘ダメージを仲間との間で自由に割り振れる。
ちなみに、バンド能力を持たない場合は、攻撃型が割り振る。
例えば、10/10のクリーチャーを5/5が2体でブロックした場合、
通常ならダメージを5ずつ割り振るので、3体全部が死ぬ。
しかし、共同ブロックした5/5のどちらかにバンド能力がある場合、
片方に10ダメージを集中させ、片方が無傷ということも可能なのだ。)
という能力持ちの、『ベナリアの勇士』(1/1)を召喚。
これを、装備型アーティファクトの『タウノスの武具』や、
単体強化の聖なる力で強化してくる。ある種の育成ワントップ型だ。
しかし、飛行などの能力を持たないワントップは、
壁や除去(ある種の一撃死)に弱いという弱点がある。
こちらはその弱点どおり、『塵の壁』を召喚してガード。
さらに、念のために買っておいた白対策呪文の
白の呪文コストが増える『憂鬱』で相手を遅らせ、均衡を保つ。
そして、ついに引き当てた『恐怖』で、ベナリアの騎士を葬る。
あとは、『灰色熊』を召喚し、力押しで初勝利を収めた!
そして、アンティで、なぜか『対抗呪文』を入手。
この時代の『対抗呪文』は、性能は5版と全く同じものの、
なぜかコモンではなくアンコモンだ。
この世界では、なかなか高く売れるので嬉しい。
その後、遺跡で『象牙の塔』とデュアルランドの『バイユー』を入手。
禁止カードの『象牙の塔』は、売って資金にするしかない。
そして、町でこれらのカードを売り払い、運良くワールドマジックの
売り場だったようで、『魔術師の決断』を購入。
ワールドマジックは、フィールド上でなんらかの特殊能力が付加される。
特定のマナストーンを消費するものもあり、使える能力と
使えない能力とがはっきりしすぎている。
この『魔術師の決断』は使えないが、とりあえず持っておくことにする。
さらに、遺跡で『アラジンのランプ』を入手。
使い勝手が悪いので、売ってしまうことにしよう。
さらに、遺跡でマナストーンを各色1個ずつ入手!
低確率だが、こういうイベントがあると嬉しい。
そして、歩いていると、アンデッド・ナイトと遭遇した!
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