バトルのチュートリアル−19





ふう   :あの子たち、はるちゃんのこと知ってたっぽくない?

アキラ  :そうだ!

ゆうすけ :いや、同じところで育った双子は、同じこと言うこともけっこうあるらしい。

ケン   :だからなんだってんだよ?

ふう   :……もうちょっと肉がついてたほうが好みとか、言ってなかった?

ゆうすけ :かわいいってことは、ものすごいデブの可能性は少なくなる。ましてや、この年だ。

アキラ  :……どういうことだ……?

ゆうすけ :テキトーに話を合わせただけだと思う。俺らは寝てる間に何もされてないみたいだし。

ケン   :マジで知らないと思われると、オレらが相手せずにどっか行っちゃうからか。

ふう   :……。

ゆうすけ :で、同時に全く同じ嘘をついただけなんだ。

アキラ  :なるほど。

ケン   :つまり、さんぽだけに、たまたまぶらぶらしてただけってことか。

ゆうすけ :そっちの方向から離れろ!

ケン   :え? なに? なんのこと?

ふう   :……ゆうちゃんのスケベ……。

アキラ  :……みそこなったぞ。

ゆうすけ :(……今のは、俺が悪いのか?)

ケン   :ま、ぶらぶらっつっても、ブラはしてないけどな。

ゆうすけ :ぶらぶらさせてるやつがブラしてたらやばいだろ!

アキラ  :……けっきょく、はるひちゃんはどこだ?

ゆうすけ :100パーセントじゃないけど、あいつらは多分シロだ。
      まず、さくら幼稚園の方を確かめない手はない。

ふう   :……まずは……話し合い……。

ゆうすけ :そうだ。さくらやみどり以外の仕業だとしたら、いろいろ協力してもらわないといけないからな。

ケン   :……。

アキラ  :よし。場所がわかったら、はるひちゃんをたすけるぞ!

ゆうすけ :当然だ!



G   M:一方その頃、はるひは……。


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