成功判定のチュートリアル−6





G   M:平均判定については前回お話した通りですが、
      同じ能力を複数回使う平均判定もあります。

はるひ  :どういうことですの?

G   M:つまりですね、50メートル走だと、平均判定の必要もなく、単純にすばやさでの判定になります。
      うまくスタートダッシュできるかや途中で転ばないかなどの要素がありますので、
      競争する場合は判定が必要ですが。

はるひ  :わたしは、すばやさが8もありますわ! ←えっへん

ケン   :オレだって7っすよ!

G   M:ところが、園児の体力で10キロマラソンとなると、短距離での速さは全く意味を持ちません。
      完全な体力勝負になってきます。こうなると、単純にしぶとさでの判定になります。

はるひ  :わたしは3しかないですわね……。

ケン   :オレは9、最高っす!

G   M:問題は、それらの中間の場合ですね。
      例えば、400メートル走の勝ち負けを1回で判定する場合、
      すばやさ、すばやさ、しぶとさでの平均判定が妥当でしょう。

はるひ  :……つまり、どういうことですの?

G   M:しぶとさよりもすばやさの重要度が高いことを表すために、
      すばやさに2倍の価値を認めて、2回足すわけですね。
      つまり、はるひちゃんの場合は、(8+8+3)÷3=6が基準になります。

ケン   :オレだと、(7+7+9)÷3で、7っすね。

G   M:そういうことです。
      距離が長くなってくると、瞬発力だけでは勝てなくなってくるわけですね。
      とはいえ、競技のレースだとすばやさだけでの判定を繰り返して進むものが多いですので、
      すばやさが高いと有利なことには変わりありませんが。

はるひ  :かけっこなら負けませんわ。

G   M:で、1キロ走るとかになってくると、やはりタフさが必要になってきます。
      かといって、いくら体力があろうと、あまりにも遅いと順位には結びつきません。
      したがって、この場合は、すばやさ、しぶとさ、しぶとさでの平均判定が妥当でしょう。

はるひ  :なんとなくわかりましたわ。で、いくらになるんですの?

G   M:はるひちゃんは、(8+3+3)÷3=4が基準になります。
      つまり、距離が長くなるごとに、8→6→4→3と、苦手になってくるんですね。

はるひ  :体力を使うのはにがてですわ……。

ケン   :オレは、(7+9+9)÷3で、8っすね。
      7、7、8、9で、あんま変わらねーっす。

G   M:平均判定に使う能力が全部高い人の強みですね。
      つまり、ケンは、あらゆる距離のレースで走ることが得意だといえます。

ケン   :へっへっ、任せてくださいよ!

はるひ  :しんどいことはまかせますわ。

G   M:平均判定については、以上です。


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