成功判定のチュートリアル−3



G   M:部屋の中央の高いところには、天井からひもで吊るされた一房のバナナ。
      部屋の隅にはわりと大きな木箱。そして、バナナの下には棒切れが。
      木箱を引っ張ろうとしたものの、非力な2人ではびくともしませんでした。
      そして、ハジメが何か思いついたようですが……。

ハジメ  :キシシシ。女王様、体重は何キロですか? ←メガネの位置を直しながら

はるひ  :……アメはじいてぶつけますわ。

G   M:不意打ちで相手が避けようとしてませんし、成功判定は不要です。

ハジメ  :痛い! すみません! 女王様、失礼しました!

はるひ  :わかればいいんですわ。←えっへん

ハジメ  :僕としたことが、桁を間違っていました。女王様、体重は何十キロですか? ←メガネの位置を直しながら

はるひ  :……こいつのあしもとに、トロピカルキャンディをおとしましてよ。

ハジメ  :おお! これは珍しい! ありがとうございます、女王様。

G   M:ハジメはかがんで、珍しいアメを拾います。

はるひ  :近づいて、足をふり上げてかかとおとしのたいせいに入りますわ。レディに……

ハジメ  :……へ?

はるひ  :……体重を聞くなんてありえませんわっ!!

ハジメ  :……うわあぁぁぁっ!?

G   M:勢いをもって落とされたかかとが、ハジメの頭をとらえました。
      ハジメはのたうちまわっています。

ハジメ  :……うぐるぉおおおぅ……うれらうーっ!!

はるひ  :ふん。いいきみですわ。

ハジメ  :…………そ、それでこそ女王様……です……。

はるひ  :あなたはどうなってもいいから、さっさとやり方をおしえなさいな。 

ハジメ  :……そ、そんなところも、さすが、です……。

G   M:ハジメは、なんとか立ち上がり、説明を始めます。

ハジメ  :……つまりですね、あの大きい箱の縁に2人で手をかけて、
      体重をかけるわけですよ。体重をかけるときに少ししゃがんで……。
      そうすると、箱が転がるわけです。←メガネの位置を直しながら

G   M:たしかに、今の位置から縦に2面、横に2面転がせば、
      ちょうど箱がバナナの下にいきそうですね。

はるひ  :そんなこと、本当にできますの?

ハジメ  :僕らの体重を合わせれば……。

はるひ  :……そうですの。かかとおとしじゃ足りませんでしたのね。

ハジメ  :いや、違うんですよ! 女王様は大変お美しくていらっしゃる!

はるひ  :……。

ハジメ  :さすがは女王様、美しすぎる完璧なプロモーションです!!
      女王様の均整の取れたパーフェクトボディで、
      この哀れな働きアリめになんとかお力をお貸しください!

はるひ  :おーっほっほっほっほっ。あなた、話がわかりますわね! で、何をすればよろしいんですの?



かくして、2人の体重を利用して、箱を動かすという作戦でいくことになりました。
さて、はるひたちは無事にバナナを入手することができるんでしょうか!?


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