第4話・第31節・タイトル未定





G   M:どこかにある、窓のない部屋で。

あずさ  :レオ様、ご覧の通り、十二神将の1人が敗れました。

レオ   :わかってるっつーの。

あずさ  :しかし、奴は我ら十二神将の中でも最弱。十二神将の面汚しですからね。

レオ   :アレでも一応最弱じゃねぇし、オレらは十二神将ですらねぇだろ。またマンガのセリフか?
      アレがカスなのには同意だがよぉ。

あずさ  :はい。しかし、当面は、ちょうどいい駒がありませんね……。

レオ   :元からちょうどよくはねぇだろーが。あやうく殺しちまうとこだったしよぉ。

あずさ  :ですねぇ。中々うまくいかないものです。

レオ   :ああ、まったくだ。

あずさ  :(目を閉じて)……ただ、のぞみが彼らを見つける望みがないわけではありませんが。

レオ   :あずにゃんって、結構そういうギャグ好きなんだな。

あずさ  :違います。癖のようなものです。あと、あずにゃんではありません。

レオ   :そう毛嫌いすんなって。テメェのお気に入りがつけてくれた名前だろーがよ。

あずさ  :お気に入り、ですか? そういう言い方をするのならそうなのですが……。
      これからもここで2人っきりなのですから、あまりからかわないようにお願いします。

レオ   :へいへい。わぁったよ。

あずさ  :で、そのアシュラといえば……。

レオ   :あぁ、そっちは見てなかったわ。どうかしたか?

あずさ  :……いえ。GEO−02(ジオ・ツー)の件を除けば、当面の問題は、執政官でしょう。

レオ   :……のぞみの駒をさくらが使える状況で、兄弟は負け犬共を制圧か……。

あずさ  :そして、おそらくですが……あのトリックスターたちのトリックが崩れます。

レオ   :まあ、そっちは時間の問題だったけどよぉ……。
      ふじとあじさいがにらみ合ってる今、バカ双子も金田も無しで、
      よりによってこのタイミングでかよ……。

あずさ  :世の中というのは、わからないものですね。

レオ   :……かなりのレアケースだが、ことによると……。

あずさ  :……十二神将を使わざるをえないでしょうね。最悪、一度に2人……。

レオ   :ザコ共で用が足りてくれたらいいんだがな……。ま、なるようになるだろ。
      とりあえずは、あやめのザコ2匹が無事に帰れるかだな。


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