第3話・第11節・タイトル未定





ゆうすけ :攻めるのは、あやめ幼稚園だ!

ケン   :さすがアニキっす! でも、のぞみに攻められてるさくらの領土を通って、
      ビビリのれいめいを攻めるってのはナシなんすか?

はるひ  :いしけんのくせに、ゆうさまの作戦にケチをつけますの?

アキラ  :……。

ふう   :……さすがに、逃げてる相手には強気だね……。

ケン   :へっ、任せといてくださいっす!

ゆうすけ :いや、褒めてないと思うが……その作戦は一応俺も考えた。

はるひ  :さすがゆうさま、ようしゃないですわ。(はぁと)

ふう   :……端っこは、挟み撃ちされないから……。

ゆうすけ :リーダーとしては、逃げる奴を狙わないとか、甘いことは言ってられない。
      ただ、戦いたくない相手となら、比較的同盟はしやすいと思う。
      けど、食糧を持ってないこっちは、足元を見られる可能性がある。

ケン   :いっそ、やっちまいましょうよ。

はるひ  :話し合いなんか、めんどうですわ。←えっへん

ゆうすけ :こっちが勝っても飛び地になるから、戦力の分散が避けられなくなる。
      ルールを守る敵だけとは限らないしな。

ケン   :言われてみればそうっすね。

ゆうすけ :あとは、同盟してるふじとあじさいが、ふうの言った理由で、次にれいめいを狙いそうだからな。
      俺らがれいめいを併合したとしても、れいめいのコンビニを落とされたら終わりだ。

ふう   :……一理あるね……。

ゆうすけ :ゆりにしても同じだ。のぞみとさくらのどっちが勝っても飛び地になるから、
      普通に考えて、次はゆりが狙われる番だろ。

アキラ  :……なるほど。

はるひ  :さすがはゆうさま、頭いいですわ!

ゆうすけ :あとは、さっきうちとの対戦を希望してたのが決め手だ。
      そんなあやめとは、いずれ戦わなきゃいけないからな。

ケン   :さすがアニキっすね。

ラッパを持ったひよこ:では、申請しますね……。結果は……あやめ幼稚園は、みどり幼稚園との対戦を希望。

一同   :!!?

はるひ  :ちょ、ちょっと! さっきと違うじゃありませんの!?

アキラ  :どうなっている!?

ラッパを持ったひよこ:一巡目と同じ相手が残ってても、指名しなきゃいけないルールはありません。

ケン   :どこでもよかったってことか。なめやがって……。

ゆうすけ :思った以上に奥が深いな……。

ラッパを持ったひよこ:そして、みどり幼稚園はゆり幼稚園との対戦を希望。
           システム内部で三者のサイコロを振り……ひまわり幼稚園が勝利したので、
           ひまわり幼稚園とあやめ幼稚園の対戦が決定しました。

ケン   :へっ。アニキ、目にもの見せてくれやしょう!

はるひ  :立ちふさがる者は、ふみつぶすのみですわ!

アキラ  :……。←目を閉じて明後日の方向を向き、「当然だ」と言わんばかりの不敵な笑み。

まゆみ先生:みなさ〜ん、ケガに気をつけて、がんばってくださいね〜。

G   M:まゆみ先生も、心配そうな表情ながら、エールを送ります。

ゆうすけ :皆、よろしく頼むぞ!

はるひ  :おーっほっほっほっ。当たり前ですわ!

ケン   :任しといてくだせぇ、アニキ!

アキラ  :……。←「当然だ」と言わんばかりの表情。

ふう   :……勝つよ!

ゆうすけ :当然だ!!

ラッパを持ったひよこ:なお、ゆり幼稚園はどことの対戦も希望していないので、対戦希望側が優先され、
           みどり幼稚園とゆり幼稚園の対戦が決定します。
           明日の月曜日、午後1時から午後4時までの間にバトルを開始してください。


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