第3話・第5節
G M:ひと波乱(?)あった夕食も終わり、いつの間にか時刻は午後7時半。もうすぐ寝る時間です。
さて、ゆうすけの方針に従って、ひまわり幼稚園は、世界の正常化のために動くことになりました。
まず第一の目標は、コンビニを支配下に置く幼稚園を倒して、食糧を確保することです。
ゆうすけ :まずはコンビニだな。地図は……。
ケン :おい、オマエら、地図探して来い!
まゆみ先生:……あ、あの〜……。
はるひ :ゆうさま。わたしが心をこめてあっためたキャンディーをめしあがってくださいな♪
アキラ :……。
G M:はるひは、服の首のところから手を突っ込んで、キャディーを取り出そうと……。
ゆうすけ :目をそらすっ!
はるひ :ゆうさま。どうかしましたの?
ふう :……ゆうちゃん……子供はほっといて、バナナ食べよ?
ケン :あ、あねさん、バナナってひょっとして……アニキの?
はるひ :ゆうさま、きのうのおやつのバナナをとってらしたんですの?
ゆうすけ :お前、シモネタやめろ! なんとなくだけど、凄く偉い人に怒られそうな気がするっ!
G M:ふうはケンたちを無視して、布団の中からバナナを取り出します。
装備した布団の中で揺られて色々圧迫されたのか、リアルに皮が黒ずんでいます。
昼間の特訓で、拳銃代わりに使ったシールつきのバナナですね。
はるひ :しばはらふう、またしてもわたしのじゃまをしますのね!?
ふう :……このバナナ、凄く甘くなってると思う……。
はるひ :わたしのキャンディをさんざんあせキャンディよばわりしたくせに……
じゃあ、あなたのは、あせバナナじゃありませんの!?
ふう :……皮があるから、大丈夫……。
ケン :アニキ、意味深な発言出ましたよ!
ゆうすけ :どう考えてもそのままの意味だろ! お前は思春期の少年か!?
ふう :……このバナナの甘さに……勝てるの?
はるひ :あたりまえですわ! どこのせかいに、キャンディよりあまいバナナがあるんですの!?
ふう :……だって? ゆうちゃん、普通、甘くない方から食べるよね?
はるひ :そんなこと言って、そのふとんでおねしょしてるんじゃありませんの?
ふう :……記憶にございません……。 ←目をそらす
ゆうすけ :お前は政治家か! 否定しろよ! ていうか、そんな布団に食べ物をしまうなっ!
ケン :……アニキ、業界によってはごほうびっすよ!
ゆうすけ :どんな業界だよっ!? しかも、その食べ物を人に食べさそうとするなっ! 一息で突っ込みきれん!
はるひ :ゆうさま、あせくさいかちくはほうっておいて、おきがえしますわよ。
ふう :……。 ←不満そう
ゆうすけ :わかった! 両方食べるからそんな顔するなって!
ケン :『アニキが後でおいしくいただきました』ってテロップが出るんすね!
ゆうすけ :出るか! ていうか、そのテロップ、本当は食べてないっぽいやつだろ!
ケン :なんだかんだ言って食べたいんすね。ついに、アニキはあねさんのアレの味を知っちゃうわけっすね!
ゆうすけ :変な言い方やめろ!! アレっていうか、皮つきのバナナだからな!
ケン :はるひさん、対抗するにはもう、パンツの中でアメあっためるしか……。
はるひ :そっ、そんなことしませんわ!!! ……アキラくん、おしおきですわよ!
アキラ :……うん。
G M:アキラのミョルニルが、ケンの股間を狙います!
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