第96話・



結局、みつばたちは、グビアナのダンスホールで、メイジキメラのはねを求める青年の依頼を受ける。
これで、受注中の砂漠関連クエストは、028『デザートクラブ』、029『ゴールドメッキマン』、
031『ボクのアイドル』、106『導かれし精霊たち』。
デザートランナーかゴールドマンかメイジキメラと戦いながら、かばうを使うのが効率がよさそうだ。
どうせなら夜に戦って、ミイラ系の敵が持つよごれたほうたいも狙いたい。
ただ、装備が無いので、敵が少なくならなければかばうのは危険で、意外と難しい。

みつばが仲間をかばいながらデザートランナーを倒し、サンドフルーツを手に入れていく。
途中、デザートランナーたちを倒し、みくはレベル24に上がった!
お宝スキルに32ポイントまで割り振り、みくの最大HPが20上がった!

夜になったので、名物のベリーダンスを見に、ダンスホールへ。
案の定、客のほとんどは男だった。



学者
「ふむふむッ! そうか、なるほどッ!
 コシの振動1回あたりに、踊り子から発生した熱が空気中に分散し、観客の熱気とあいまって、対流ッ!
 このとき、コシの振動をA! 気温をBとすると、そのふたつは、まさしく正比例の関係ッ!
 踊り子がコシを振れば振るほど気温は上昇ッ! ……と。よし、しっかりメモしておいたぞ!
 ! あっ、すいません! 藪から棒に。
 わたくし、北のエルシオン学院から、温暖化の研究でやってきた者です。
 エルシオン学院とは、雪山の中にある文武両道の有名校。しっかりメモしといてくださいね!」



はいはい。エロシオンね。



学者
「むっ、よく見たら、振動しているのはコシだけではないではないかッ! しっかりメモしておこう!」



女の人
「ちょっ、オヤジども、がっつきすぎ!
 座って見ろっつーの! ダンスが見えないじゃんかー!」



いや、肌もあらわな女の子のダンスですから、女の子が見るものでは……。

気を取り直して、ステージに上ってみる。



踊り子
「ガマンできずに、とうとうステージまで来ちゃったのね……。わかるわ、その気持ち。
 でも、おさわりはノーグッド! その最後の砦だけは、自分でしっかり守るのよっ。」



女同士なんですが……。



そして、舞台裏では……。



ククリ
「私、まだ見習いですから、こうしてタオルを用意して、お姉さまたちを待っているんです。
 踊り狂った後に、噴き出した汗をていねいにふき取るのが、私の仕事なんです。」



自分でふけよっ!

やっぱり、百合の国だ……。



再び砂漠へ。
サンドシャーク×2と初めて遭遇。
1ターン目にスクルトで守備力を上げてきたが、すでにふたばがかまいたちでダメージを与えた後。
攻撃されたみつばがダメージを受けたが、ひとはのヒャダルコで倒し、勝利。

その後、ゴールドマン×1、サンドシャーク×1と遭遇。ゴールドマンは初めての遭遇だ。

1ターン目。
みくはゴールドマンのアイテムを盗もうとしたが、盗めなかった!
ふたばは爆裂拳、ひとははイオでで全体にダメージ。
サンドシャークはみくを攻撃。ゴールドマンは力をため、テンションが上がった!

2ターン目。
みくはゴールドマンのアイテムを盗もうとしたが、失敗。
ふたばは爆裂拳で全体にダメージを与え、ひとはのヒャドでサンドシャークを倒す。
テンションが上がったゴールドマンはみくを攻撃し、一気に70のダメージ!

3ターン目。
みくの盗むは失敗。ふたばの爆裂拳でダメージを与え、ひとはのヒャドでゴールドマンを倒した!

ウパパロンとの戦いで、みくはてつかぶとを盗んだ!
その後、デザートフルーツを10個集め、昼のグビアナ城下町で、
ダンスホールの控え室にいた踊り子に話しかける。



踊り子
「あら? あなたが持っているのは、サンドフルーツじゃなくて?
 全部、ワタシにくれるの?」
みつば
「いいえ」
踊り子
「プレゼントじゃなかったのね。残念。
 ワタシ、昔からサンドフルーツが大好物なのよ。」



結局、あげる。



踊り子
「ステキなプレゼントだわ!
 コレを持ってきてくれる人なんて、本当に久しぶり……!
 ……! あなた、立て札にあったデザートクラブの依頼を受けて、ここまできたのね!
 デザートクラブ会長の、グビアナの美女はこのワタシ。本当の名前はキヨっていうの。
 これを食べ続けると、つるつるのおハダを保てるのよ。どんなに歳をとってもね。
 そうそう、ヒミツのお礼よね。これを あ げ る!」



みつばは、プラチナこうせきを手に入れた!



キヨ
「それにしても、あなたも凄いわね。
 まさか、50年も前の依頼をこなしてくれる人がいるなんて、驚いたわ!」



あんた50超えてんのか!!?

クエスト028『デザートクラブ』クリア!



キヨ
「あなたのお陰で、私はまだまだ若いままでいられるわね。」



若すぎるだろ!
釈然としないものを感じつつ、みつばたちは、砂漠での狩りを続ける。


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