第８８話・行け！！　北国アイスビックル部



モザイオが墓石の下へと消えたエルシオン学院へとやってきたみつばたち。
これ以上待たせるわけにもいかないので、さっさと助けることにしよう。
まず、チャチャに話しかけて、まりょくの土といかずちのたまを交換する。
前に会ったときに、大量交換のために連打しすぎて、
間違ってイベントを受注したまま終わってしまっていたのだ。
用も終えたところで、みつばたちは、エルシオンを後にした。

マキナの屋敷のタンスから、おどりこの服とヘアバンドを手に入れた！
カルバドの集落の武器屋のタンスから、きぬのローブを手に入れた！
ダーマ神殿の青宝箱から、ひらめきのジュエルを手に入れた！
素材集めの途中、ナザムで、ダークホビット×３と遭遇！

１ターン目。
どうやら後列狙いのようで、１ターン目に２匹の集中攻撃を受けたひとはが倒される！
しかし、素早いふたばがどくがの粉で１ターンに１匹を麻痺させ、
３ターン目には全員を麻痺させる。
残り１匹になったところで麻痺が解けたダークホビットは、
素早く氷の息でパーティー全体にかなりのダメージを与えてきたが、
そのターンになんとか押し切り、勝利！

ナザムに撤退し、ひとはを復活させる。
その後、魔獣の洞窟の青宝箱から、金のロザリオを手に入れた！

その後、サンマロウでの花のみつ採取の途中、バブーン×１、ビッグフェイス×２に遭遇。

１ターン目。
ふたばは爆裂拳。みくの盗むは失敗。
みつばのヒャダルコとひとはのイオでビッグフェイスを倒した。
バブーンは普通の攻撃で、ひとはに最大ＨＰの半分以上のダメージ！

２ターン目にふたばの爆裂拳とみつばのヒャドで倒し、勝利。

エルマニオン雪原で、イオや打撃でダメージを与えてきたブラックベジター×２を倒し、
みつばはレベル２１に上がった！　みつばはべホイミを覚えた！
戦闘中の回復手段に、貴重な薬草類の他、べホイミが加わったのが大きい！
さらに、このレベルアップで得たスキルポイントを使えば、一気に有利になる。
ダーマ神殿に飛び、みつばは魔法戦士に転職。
フォーススキルに２２ポイントまで割り振り、アイスフォースと、常時みのまもり＋２０を覚えた！
これで、冷気を使ってきたり、冷気に弱いボスにも対応できるようになった。
もちろん、常時みのまもり＋２０は、とても強力だ！
みつばは氷の力の戦士と、気高き力の戦士の称号を手に入れた！
そして、この守備力＋２０の底上げにより、現在魔法戦士レベル９のみつばの守備力が５３に到達。
みくの６３、ふたばの６１に匹敵する数値だ。
ちなみに、ひとははわずか３７。今までの魔法戦士みつばは魔法使いのひとはより低かったと考えると、怖い。

アイスバリー海岸で、アイスビックル×１と遭遇。
みくはアイスビックルからうろこのよろいを盗んだ！
アイスビックルは、一撃でひとはやみつばに６０近いダメージを与えてきた。
しかし、魔法戦士みつばのマヌーサで幻に包み、ダメージを重ねていく。
何度もべホイミで回復されたが、みつばの火吹き芸、ひとはのメラ、
みくのかまいたち、ふたばの爆裂拳でダメージを重ね、出現数が１匹だったのが幸いし、何とか勝利。

ダダマルダ山で、力をためるなどして一撃で６０以上のを与えてきたビッグホーン×２を
どくがのこなで麻痺させるなどしてなんとか倒し、みつばはレベル１０に上がった！
みつばはボミエを覚えた！

先程手に入れたうろこのよろいの影響か、おしゃれカタログコンプ率が、ちょうど１０％になっていた。
みつばは、町のしゃれ者の称号を手に入れた。
服を買ったことがないのに、町のしゃれ者とか言われても。
全て、人様のたんすや宝箱やモンスターからかっぱらった品なのに……。

さて、 ここまでさんざん待たせてしまったが、どのみち、女神の果実は手に入れないといけない。
女神の果実を手に入れるには、問題を解決する必要があるのだから。
ここは、女神の果実のために、がんばるとしよう。



みつばたちは、グビアナ城へと飛んだ。

ひとまず、ダンスホールへ。
今は昼だが、ダンスは夜からのようだ。
ステージでは、老婆が若い女の子に踊りを教えていた。



老婆
「かぁっつ！　ダメじゃ、ダメじゃ！　そんなコシの動きじゃ、子供も納得せんぞ！
　ここのオーナーになる前はな、わしがこのステージの花形アイドルだったんじゃ。
　しかし、それはもう過ぎたこと。安心してベリーダンスを楽しんでいってくだされ。」



想像しちゃったじゃないか！



その後、踊りを教わっている女の子に話しかけてみると……。



女の子
「え〜と、こ…こうかな……。クネ、クネ。
　だめえっ、お姉さまたちみたいに、うまくコシがまわらなーい。」



……お姉さま？



続いて、控え室の踊り子に話しかけてみる。



踊り子
「ゴメンね。ステージは夜からなの。夜になったら、またきてねっ（はぁと）」



女同士なんだけど……。
この国、大丈夫か……？

一抹の不安を抱きつつ、みつばたちは、町の人から情報を集めるのだった。


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