第56話・不思議の海のオリガ



魔法戦士の悟りを開いたみつばは、戦士に転職した!
ミスでもギャグでもなく、この転職には意味がある。
まず、勇敢スキルに16ポイントまで割り振り、みつばはかばうを覚えた!
同時に、みつばの力が常時10アップ!
みつばは、小さな勇気、信じる勇気の称号を手に入れた。
力を増やすだけなら、魔法戦士スキルだと10ポイントで力が10上がるうえ、
ファイアフォースも覚えられてお得なように思えるかもしれない。
しかし、弱い仲間、特に転職直後の仲間を装備で強化できない以上、かばうは思った以上に有効。
さらに、このかばうというスキルは、パラディンの悟りを開くための試練に必要なのだ。


さらに、みつばは武闘家に転職!
素手スキルに7ポイントまで割り振り、石つぶてを覚えた!
さらに、素手時の攻撃力が10上がった!
みつばは求道者、修験者の称号を手に入れた。
素手限定プレイの場合、たった7のスキルポイントで、常時攻撃力が10も上がることになる。
魔法特化のひとはこそ素手には割り振っていないが、
素手限定プレイでは、転職でき次第、全員が割り振ってもいいくらいだ。
さて、戦歴画面を開いてみると……。



サンディ
「いーカンジに称号が集まってるね。
 今後も称号コレクターとしてガンガン集めていこうね!」



10個以上の称号を獲得していたみつばは、称号コレクターの称号を手に入れた。
そして、みつばは今度こそ魔法戦士に転職。
この魔法戦士、上級職だけあって、実は、身の守りを除いた全てのステータスが、
最大HPも含めて、レベル1同士なら戦士より高い。
とはいっても、さすがにレベル1、他の仲間よりは格段に弱い。
転職したばかりのみつばは、魔法使いのひとはと一緒に後列に下がる。

みつばたちは、かつて村のアイテムだけをあさってイベントを素通りしたツォの浜へ。
夜の村で、村人から新たなしぐさ『ヒラメキ』を教わった。

ピコーン!! 乱れ雪月花!!

なにも出なかった。

オリガという少女の家に行ったが、すごく疲れていて眠りたいとのことで、収穫はなし。
さて、村人たちが、朝になれば面白いものが見られるといっていたので、宿に泊まる。
そして、朝。
村人たちは、ぬしさまのお陰で漁に出なくてよくなったと話していた。
そして、今から、オリガがぬしさまを呼び出すという。



オリガ
「……ぬしさま。海の底よりおいでください。
 どうか、あたしたちにお力を。
 ツォの浜のため、海のめぐみをお授けください。」



すると、地面が揺れ始めた。



サンディ
「なになに? ねえ、なんなのよ?」



待っていると、巨大な鯨が出現!
みつばたちに波をかけて、去っていった。
後には、打ち上げられた魚が残り、村人たちが歓喜する。



サンディ
「ちょっ……冷た……ほんっと、サイアクなんですケド!
 なんなの? 今のでっかいの?
 あの子が呼んだってワケ?



なお、この浜には、鳥たちがとまっている。




「ピピッ、チュン!」



さて、オリガに話を聞こうとすると、
聞いてみたいことがあるので、夜に家まで来てほしいと言われた。
薬草類拾いで時間を潰し、夜、オリガの家へと向かった。


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