第52話・



魔結界を張った状態で、メタルスライムを3匹倒すための秘策。
それは、先程のみつばの転職だった。

魔法使いに転職していたみつばは、温存していたスキルポイント10ポイントを、
8ポイントまで魔法スキルに割り振る。
みつばは魔結界を覚えた!
みつばは呪文の使い手の称号を手に入れた。
これで、魔結界の使い手が2人になり、確率が単純計算で2倍になった!


さて、ちょうど消耗していることだし、宿に泊まる。
見落としがちだが、ダーマ神殿の宿には、青フキダシのシスターがいるのだ。



シスター
「レベル15以上の魔法使いの方がこの宿に泊まると、
 夢の中に妖精が出てくるらしいのです」



シスター
「レベル15以上の魔法使いのようですね。
 それでもよろしければ、宿代はいりませんので、泊まっていかれますか?」
みつば
「いいえ」
シスター
「さようなら、旅の人。またお立ち寄りください。」



結局、泊まることに。
夢の中に、妖精が出てきた。



妖精
「あたしは、杖の妖精、メレ。」
妖精
「あたしは、杖の妖精、ミリ。」
メレ
「ねえ、あなたに、いいモノあげる。」
ミリ
「でも、タダじゃあげない。」
メレ
「あたしたちを杖からだして。」
ミリ
「あたしたち、自由になりたいの。」
メレ
「でも、魔力がないとでられない。」
ミリ
「あたしたち、魔力がほしいの。」
メレ
「方法は、かんたん。
 あたしたちの杖を装備して、メラで魔物10匹にとどめをさすだけ。」



不可能です!!



メレ&ミリ
「さあ、どうする?」
みつば
「やめる」
メレ
「あなた、つめたい人。」
ミリ
「とっても、はくじょうな人。」
メレ&ミリ
「あたしたちの世界から、出てって。」



そして、夢が終わる。
ちゃんと回復できたので、タダで泊まれたと思えばおいしい。
そして、戦歴画面を開くと……。



サンディ
「たまにはタッチペン使ってみたら?
 言っときますケド、それでアタシをつっついたら、ショーチしないからね!」



タッチペンでサンディをつついてみると、攻撃をミスしたときの音がして、
サンディは素早く身をかわした!
こいつ、あなどれない……。


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