第44話・



みつばは、なぜか復活していた天使界の宝箱から、
貴重なめざめの花や、命のきのみを手に入れた!

そして、みつばは世界樹に祈った。
やがて、みつばは眠りに落ちた……。

みつばは夢を見ているようだ……。



……人間たちは
この世界には ふさわしくない
己のことしか考えず ウソをつき
平気で 他者を おとしめる……。
そんな人間の なんと多いことか。
私は……人間たちを ほろぼすことにした




空から地上に向けて、ビームが放たれる!
しかし、地上に激突する寸前に、ビームに別のビームが当たり、打ち消す。



「お待ちください!!」



なぜ……止めるのだ



「私(わたくし)は、人間たちを信じます……。
 人間を滅ぼしてはいけません。どうか……!



ええい だまれ!!
……もう 決めたことだ
人間は……ほろぼさねばならぬ




「私は、人間たちを信じます……。
 この身にかえても、人間と、人間界を守りましょう……。」



どうやらみつばは夢を見ていたようだ。
世界樹に祈りを捧げたが、みつばの翼も頭の光輪も、戻らなかった……。
どこからともなく、不思議な声が聞こえてくる……。



……守護天使 みつばよ……
よくぞ もどってきました。
つばさと 光輪を なくしても なお
ここに もどって来られるとは
これも また運命なのかも知れません
……守護天使 みつばよ……
あなたに 道を 開きましょう……
私のチカラを宿せし 青い木が
あなたを あらたな旅へと
いざなうでしょう……
そして……もうひとつ
これまであなたが旅した地へと
もどる呪文をさずけましょう……




みつばはルーラの呪文を覚えた!



これで、各地のタンスやつぼを巡ってやくそうを集めるのが、一気に楽になる!



守護天使みつばよ……
ふたたび 地上へ もどりなさい
天の箱舟で 人間界へ行き
散らばった 女神の果実を
あつめるのです
そして 人間たちを……
世界を……救ってください……




オムイがやってきたので、夢のことを知らせる。
ついでに、世界樹に祈ったのに、光輪と翼が元に戻らなかったことも。
オムイによると、女神の果実には世界樹の力が宿っているので、
女神の果実を集めれば、色々とどうにかなるかもしれないとのこと。
人間界に落ちた女神の果実を集め、天使界へ持ち帰るように言われた。
なお、女神の果実は7個あるという。



それって、ドラゴンボ……。



ともあれ、さっそく天の箱舟に戻る。



サンディ
「なんであのオヤジいないかなー。
 ここまできたら、フツー、顔ぐらい見せるでしょ。
 もしかして、箱舟が落ちたとき、人間界のどこかに落ちちゃった?
 ……探すの、超ダルいんですケド。
 でも、テンチョーいないと、バイト代もらえないし……。」



お前、バイトだったのか……。



サンディ
「! あれっ。もしかして、みつば?
 じつはアタシ、こまってんだよね。
 ちょっと、人探しで、人間界戻らなきゃなんなくて。
 ! ちょ、マジ!? あんたも天の箱舟で人間界行きたいワケ!?
 それ、いい! 協力するする! よし! いっしょに行こー!」



サンディが仲間に加わった!



サンディ
「じゃあ、さっそくレッツゴー!
 ……でも、天の箱舟ちゃん、こわれてるんですケド。
 また人間界、行けるのかなー?
 あれ? なに、あの青い木。箱舟ちゃんで降りれるっぽい?
 ……よくわかんないけど、とりあえず行くしかないっしょ。
 じゃあ、あらためて……。
 人間界、行ってみよー!」



天の箱舟は天を駆け、再び下界へと……。

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