第32話・



錬金釜を手に入れたみつばたち。
セントシュタインの城下町で、学者風の男に声をかけてみる。



ジーベル
「キミッ! 旅の人だね? ぼくはジーベル。
 身体のいろんな病気を治すというばんのうぐすりを求めて
 セントシュタインに来たんだ。
 そうだ! キミ、ばんのうぐすりを錬金してみないかい?
 もしできたら、グビアナぎんかと交換するよ!」
みつば
「いいえ」
ジーベル
「うーん、そうかあ。仕方ない。やっぱり、お城の人にあたってみようかなあ……。」



結局、受けてみることに。
ジーベルはレシピブックにばんのうぐすりのレシピを書いてくれた。
ばんのうぐすりの材料は、特やくそう、いやしそう、まんげつそうが1個ずつ。
さっそく錬金釜で錬金し、ジーベルのところに行く。
なお、ばんのうぐすりは、HPを90〜回復し、毒と麻痺を治す。
能力不明のボスや、状態異常を使いこなすボスには有用だが、
材料にやくそう7個も必要なので、今回の制限プレイでは、回復に使うことはなさそうだ。



ジーベル
「あっ! キミの持ってるそれは、まさしくぼくの求めていたばんのうぐすりじゃないか!
 そうか! ついに作れたんだね! 約束通り、グビアナぎんかと交換してもらえるかい?」
みつば
「いいえ」
ジーベル
「そ、そうか……。惜しくなることってあるもんな。それなら仕方ないよ。」



結局、ばんのうぐすりを渡して、グビアナぎんかを手に入れた!



ジーベル
「これだけじゃお礼にならないかな。
 よし! ぼくの知っているレシピをさらに教えてあげよう。」



ジーベルは、おしゃれなアクセサリーという本を見せてくれた。
ちからのゆびわ、スライムピアス、ちょうネクタイ、はやてのリング、
いのりのゆびわ、命のゆびわのレシピを覚えた。
クエスト004『ばんのうぐすりを求めて』クリア!

宿に戻ったみつばは、きんのゆびわ×1、とうこんエキス×1を材料に、ちからのゆびわを錬金。
銀行にお金を預け、峠へと向かった。そして、天の箱舟の前に到着。



サンディ
「あれ? あれ、あれ、あれ?
 ちょっと、どゆコト? 天の箱舟ってば、なーんにも変わってないじゃん。
 神様がアタシらを見つけてくれたなら、箱舟が光って動き出しそうなもんなのに……。
 も…もしかして、アタシの予想、ハズれたっ!?
 そ…そんなワケないヨ! 中に入ったら、きっと動き出すって!
 ホラ、早く中に入るヨッ!」



めんどかったので、無視して関所に向かう。
すると、関所の扉の前で、サンディが出てきた!



サンディ
「ちょっと、みつば! 天の箱舟があるのはこっちじゃないヨ!」



知ってるよ。さっき天の箱舟の前にいただろ。



サンディ
「え! なに、その顔? リアルに道に迷ってんの? 超うける!」



てめぇ……。



サンディ
「天の箱舟がある峠の道は、お城から西の方なんですケド!
 ホラ! さっさと行くヨー!」



結局、戻る。



サンディ
「……マ、マジすか……。中も、なんも変わってない……。
 アタシら、神様に見捨てられちゃった……?」



みつばが入ろうとすると、衝撃が!



サンディ
「わっ、わわ……!
 ちょっと、どゆコト? 今、一瞬揺れたよね!?
 あんたが入ってきたとき……。
 ! あんたが入ってきたとき!?
 そうか! それヨ! みつば!
 黒騎士事件を解決したときに出た星のオーラのチカラで、
 あんたに天使のチカラが戻ったのよ!
 天使が乗れば箱舟が動くっていうアタシの最初の予想、やっぱ当たってたんですケド!
 だったら、話は早くネ? みつばがもっともーっと人助けをして……
 いっぱい天使のチカラを取り戻せば、今度こそ箱舟は動いちゃうんですケド!
 それじゃ、お城の東にある関所を越えて、新しい町に行ってみよーヨ!
 誰か困ってるかもしんないしネ!」



だから、最初からそっち行きたいって言ってるだろ!



サンディ
「よーっし! なんか希望が見えてきた!
 人助けの旅に、出発シンコー!!」



みつばたちは、関所を目指す。


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