第151話・車輪と天の国、けがれなき心の少女



みつばたちは、カデスの牢獄に捕らえられていた天使たちを、天使界に送り届けた。
天使たちは、天使界にいればいずれ回復するだろうという。
あとは、事の顛末と、イザヤールがはげしく裏切ったことをオムイに伝えなくてはいけない。

みつばは、さいごのカギで扉を開け、女神のゆびわとオリハルコンを手に入れた!

みつばは、天使界で情報を集める。



ラフェット
「……みつば。ねえ、イザヤールとあなた、何かあったの?
 あいつ、ちょっと前に、女神の果実を長老オムイ様に届けに来たんだけど……。
 その時にね、おかしなこと言ってたの。自分には、もう、みつばの師匠である資格なんかないんだ…って。
 もしケンカしたのなら、あなたから仲直りしてあげてね。あいつ、いっつもムダに悩んじゃうから。」



まあ、悩みすぎるのはよくないって言うよな。



天使
「イザヤールさんって、凄いよな。たったひとりで、7つの女神の果実を見つけ出してきたんだろ?」



自分の手柄にしてやがったか!



みつばは、長老オムイに全てを報告。



長老オムイ
「なんと……。……あの魔帝国ガナンが、人間界に蘇ったのか……。
 年若いお前は知らぬだろう。魔帝国ガナンとは、数百年前に滅びた邪悪なる帝国。
 人間界を征服するためのチカラを追い求めた挙句、自ら滅びたはずなのじゃ。
 ……みつばよ。先程お前はこう言ったな? 師であるイザヤールに裏切られ、女神の果実を奪われた…と。
 しかし。女神の果実はこの通り、天使界へと戻っておる。……そして。
 この女神の果実を届けたのは、他でもない、イザヤールなのじゃ。」



なんと、イザヤールはうそをついてはいたものの、確かに女神の果実を届けていたようなのだ。

さて、長老オムイは、これから言い伝えにしたがって天の箱舟で神の国に行き、
この事態を神になんとかしてもらうつもりだという。
オムイは、一足先に天の箱舟へと向かった。

戦歴画面を開くと……。



サンディ
「みつばは牢屋入りしてたんだって? へへっ、おつとめごくろうさんデス! ……なんてネ。」



そして、天の箱舟へ。



サンディ
「今度は神の国かー。水着持ってったほうがいいかなー。」



アギロと話していると、オムイが入ってきた。
オムイは、サンディの姿を見て、詰め寄る。



オムイ
「おお! あなたは、天の箱舟のキャンペーンガールのかたですな。」



オムイって一体……。

ともあれ、正式な運手士アギロの手により、天の箱舟は、神の国へと到着した。
進んでいくが、早々に扉に行く手を阻まれる。
扉には、こう書かれていた。



けがれなき心 もつ者にのみ とびらは 開かれる



みつばの胸が輝き、扉が開いた!



なんじ けがれなき心をもつ者よ 神のもとへ 進むがよい



みつばは、赤宝箱からせいきしの盾を手に入れた!
さらに赤宝箱からごうけつのうでわを手に入れた!

ひとのものを勝手に拝借するのは、けがれなき心なんだろうか……。
頭の片隅でそう考えつつも、みつばたちは進む。


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