第14話・タイトル未定



天の箱舟で天使界に戻るべく、サンディに天使だと認められないといけないみつば。
そのためには、幽霊のリベルトを成仏させないといけないようだ。
本人に心当たりを尋ねたところ、宿屋の裏の高台に何か埋めたらしい。
さっそく高台の茂みの中を調べると、宿王のトロフィーを手に入れた!

みつばは、宿王のトロフィーをリッカに渡す。
トロフィーを見たリッカは、父親が宿王だったことを信じたようだ。
同時に、セントシュタインで宿王になった父親が、なぜウォルロ村に来たのか疑問を抱くリッカ。
しかし、リッカの祖父の、病弱だったリッカをウォルロの名水で助けるためだという説明を聞き、
リッカはセントシュタイン行きを決意するのだった。



リッカ
「ねえ、みつば。私、セントシュタインに行くことにするわ。
 私に何ができるかわからないけど、ルイーダさんの申し出を引き受けてみるよ!」



そして、リッカが自分の夢を継ごうとしていると知ったリベルトは、
思い残すところがなくなったのか、成仏していった。



サンディ
「なかなかやるじゃん!
 こりゃ、あんたのこと天使だって認めないわけにはいかないか。
 約束どおり、天の箱舟に乗せて天使界まで送ってあげるわ。
 カンシャしなさいよ〜。」



絶対やな? 絶対送ってくれるんやな?



サンディ
「ところでさ。あんた、天使だったら星のオーラを回収しなくていいの?
 そこに転がってるんでえすケド……。」



しかし、みつばには、星のオーラは見えなかった……。



数日後……
土砂崩れは取り除かれ、峠の道は開通した。
そして、リッカがセントシュタインへと旅立つ日が来た。



リッカ
「ねえ、ニード! ちょっといいかな?」
ニード
「な……何だよ? 村を出てくヤツが、オレに何の用だってんだ?」
リッカ
「この村の宿屋……ニードが引き継いでくれるんでしょ?
 勝手な話だけど、私、あの宿屋を閉じたくなかったから……
 ありがとう。カンシャしてる!」
ニード
「親父が働け働けってうるさいからな。
 別にお前のためじゃねーよ!
 ……まあ、オレがやるからには、セントシュタインのなんかより
 ビッグな宿屋にしてやるけどな!」



絶対やな? 絶対やな?



リッカ
「うん、期待してる。
 でも、私だって負けないんだから!」
ニード
「おうよ! 受けて立ってやんぜ。」



リッカはみつばへと向き直る。



リッカ
「みつば……あなたにはすっごくお世話になっちゃったわね。本当にありがとう。
 でも、父さんが隠していたトロフィーをどこからか見つけてきちゃうなんて、凄いよね。
 みつばって不思議な人。もしかして、本当に天使さまだったりして……
 ……な〜んてね。あなたもこの村を出て、自分の故郷に帰るんだよね?
 もし、途中セントシュタインに立ち寄ることがあったら、ぜったい宿屋に泊まっていってね!
 それじゃ、行ってきます! みんな、今までありがとう!」



リッカは、ルイーダと共に去っていった。
都合のいいときだけニードを使うとは、ただの宿屋の娘のビアンかと思ってたら
たいした悪女だなオイ。



サンディ
「さあ、アタシたちも出発ね。
 天の箱舟のある場所、モチ覚えてんでしょ?」
みつば
「いいえ」
サンディ
「なんで忘れるかな〜?
 箱舟があるのは、とうげの道よ。と・う・げ・の・み・ち!」



こうして、次の目的地が決まった。


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