第129話・



星空の首かざりを手に入れたみつばたちは、敵を倒しつつ、願いの泉を目指す。
途中、ダークホビットを倒し、みつばはレベル9に上がった!
ライノキングたちを倒し、みつばはレベル10に上がった!
同時に、みくはレベル29に上がった!
みくは素手スキルに42ポイントまで割り振り、爆裂拳を覚えた!
レッドサイクロンの暴走バギマなどを受けたみつばが倒されそうになったが、なんとか勝利。
この戦いで、みつばはレベル11に上がった!
この戦いで、スーパーテンツクの落とした宝箱から、みかわしの服を手に入れた!

そして、願いの泉に到着。ラテーナに話しかける。



ラテーナ
「私のお願いした物、見つかったみたいね。」



選択肢が出ないまま、首かざりを差し出すみつば。



ラテーナ
「それは、あの人が私にくれた、大切な首かざり。
 天使が近くにいると光を放つって、あの人が言ってた……。
 まさかと思ったけど、あなたも、あの人と同じ天使なのね……。
 でも、私にとって、天使はあの人だけ。その首飾りをくれた、あの人だけ。」



どういう理屈だよ。



ラテーナ
「さあ、私に返して。」



選択肢が出ないまま、みつばは星空の首かざりをラテーナに渡した。



ラテーナ
「ああ……。見える……あの人が……。」



そして、回想が始まる。
ある日、水辺で行き倒れていた天使を見つけたラテーナ。



ラテーナ
「あの……だいじょうぶ、ですか?」



この世界の天使には、水辺で行き倒れる決まりでもあるのだろうか。



ラテーナ
「えっ、これって、翼……? この人は、いったい……。」



場面は移り変わり、ベッドに座る天使と話すラテーナ。



ラテーナ
「それじゃ、あなたは本当に天使なの?」



うなずく天使。



ラテーナ
「あんな大ケガをしても生きてるなんて、普通の人間じゃないとは思ったけど。背中の翼も、本物なのね。
 このナザム村は、エルギオスという守護天使様に守られてるって、小さい頃から聞かされてきたの。
 まさか、本当に天使がいて、しかも、こうして会えるなんて!」



場面は移り変わり、村に、兵士たちが押し寄せた場面。



老人
「なんじゃ、お前さんがたは。この村にめぼしいものなどない。すぐに出て行ってくれ。」
兵士
「そうはいかぬ。この世の全ては、我がガナン帝国のもの。
 たとえ、こんなちっぽけで、ゴミためのような村でもな!」
老人
「われわれには、差し出せるようなものなど、何もないわい。」
兵士
「フン……そうかな?
 モノとは限らぬ。あの娘は、なかなか器量が良さそうではないか。」
老人
「娘を差し出せというのか!?」
兵士
「クククク……。」



そのとき、部屋の中にいた天使は何かに気付き、外に飛び出す。
兵士は、ラテーナを連れて行こうとしていた。



ラテーナ
「いやです! 放してっ。」
兵士
「来るのだ。さもなくば、この村がどうなるかわからんぞ?」
老人
「や、やめるんじゃ。ラテーナを返せっ。」
別の兵士
「爺さんは引っ込んでな!」



爺さんが殴られそうになったそのとき、天使が電撃を放ち、兵士たちを倒していく。



兵士
「うぎゃあああっ! こ……このチカラ? キサマは、まさか……。
 ガナン帝国に逆らおうなど! それがどれだけ愚かなことか、後で思い知らせてくれる……。
 退却だ! 退却しろーっ。」



そして、回想が終わる。



ラテーナ
「私のせいで、あの人は……。だから私は、あの人を探し続けなければならない……。
 首かざりを見つけてくれたお礼に、あなたの願いを聞くわ。私にできることならなんでも。」



そこに、サンディが出てくる。
心なしか、こいつでかくなってね?



サンディ
「あんたサ。村の人だったんなら、魔獣の洞窟……だっけ? そこの入り方とか、知らない?」
ラテーナ
「まあ、かわいい。妖精さん?」
サンディ
「かわいいなんて、そんな当たり前のこと言われましても。それに、アタシは妖精じゃ……」



妖精でもないのかよっ!?



サンディ
「いやいや、そんなことよりも、魔獣の洞窟の入り方を知ってるのか、ハッキリしなさいヨ!」
ラテーナ
「魔獣の洞窟の入り口の封印を解く方法なら、知っているわ。
 それじゃ、私は先に魔獣の洞窟に向かっているから……。」
サンディ
「やったじゃん、みつば! これでドミールってとこに行けそうなヨカンがしてきたヨ。
 とにかく、あの幽霊の後を追いかけましょ。魔獣の洞窟は、西の方にあるって言ってたよネ。」



かくして、次の行き先が決まった。


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