第125話・



☆VS イザヤール

敵はイザヤール。
対して、こちらはみつば1人だ。

1ターン目。
みつばは刃の防御を使おうとしたが、みつばの体は動かない!



イザヤール
「ムダだ、みつば。お前は私に剣を向けることはできない。
 弟子が師匠に逆らうことは許されない。それが天使の理だ。」



イザヤールは様子をうかがっている。

2ターン目。
みつばはボケようとしたが、みつばの体は動かない。
イザヤールの攻撃は、72のダメージ!
うっ、すげえダメージだ。一撃で、みつばのHPは黄色に!
戦闘は終わり、なぜかみつばは倒れている。
サンディは、あわてふためくばかり。



イザヤール
「みつば……。」



髪の毛一本も動かせぬまま、みつばは敗れてしまった。



サンディ
「ひいい、みつばが! みつばがやられちゃうよ〜!」



はげしい毛根……もとい、猛攻の前に倒れたみつばは、動かない。
しかし、イザヤールは剣をしまう。



イザヤール
「……。さらばだ。」



車両の扉を吹き飛ばし、イザヤールは飛び去っていった。



サンディ
「みつば! このままじゃ、女神の果実、持っていかれちゃうヨッ。
 こうなったら、アタシが……。」



外に出ようとするサンディ。しかし、何かに気付いて動きを止める。



サンディ
「! ななな、なによ、アレっ!?」



巨大な黒い竜に乗った鳥人(とりじん)のような魔物が、天の箱舟に並走していた!




「イザヤールさん。首尾はいかがですか?」
イザヤール
「私のお目付け役か? ご苦労なことだな、ゲルニック将軍。」
ゲルニック将軍
「ホーッホッホ、滅相もない。こちらに用があっただけです。たまたまですよ。」



ホモくさいしゃべり方だが、たまたまはついてるのだろうか?



ゲルニック将軍
「とはいえ、われわれが、完全にはあなたを信じてはいないのも事実。」
イザヤール
「心配せずとも、果実は手に入れた。」
ゲルニック将軍
「ホホッ、それは素晴らしい。では、次はこちらに手を貸していただきましょうか。
 ドミールの地を目指します。そして、空の英雄を、亡き者に。
 我が帝国が誇る、この闇竜バルボロスも、チカラに満ちていますよ。
 少しお見せしておきましょう。ホーッホッホッホ!!」



バルボロスは、何かを吐きかけた!



サンディ
「あいつら、一体なによ? ドミール? 空の英雄?」



その時、天の箱舟がはげしく揺れる。
意識を失ったみつばは、ぴかぴかの床の上を、つるつると滑っていく。



サンディ
「ドドド、ドラゴンの攻撃!?」



落ちそうになるみつばを、支えるサンディ。



サンディ
「みつばっ! ウググ……ム、ムリくさい。」



あきらめるの早っ!



そして、衝撃が襲う。



サンディ
「落ちるーーーーーーっ!?」



2人は、地面へと落ちていった……。


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