第122話・名探偵来なんだ



気がつくと、学院長の部屋にいた。
事件を解決したことを感謝され、残りの報酬として3000ゴールドを受け取る。



学院長
「わっはっは! 私の目に狂いはありませんでしたな! あなたこそ、真の名探偵ですよ!」



狂いまくりですがな。



学院長
「武器スキルの研修に出ていた教師も戻り、ようやく落ち着きました。
 あなたも、武器や盾のスキルを向上させたいなら、ぜひ、当学院で学んでいかれるとよいですぞ!」



側にいた教師に話を聞くと。



教師
「いやあ、安心しました。一人でもケガ人が出ていたら、私のクビが飛んでいましたよ。
 そうそう、学院長は、はじめからみつばさんが探偵じゃないことに気付いていたようですよ。
 それでもあなたを雇ったのは、探偵よりもみつばさんの方が有能だと判断されたからでしょう。」



真冬に装備無しの集団を見たら、そりゃ、只者じゃないのはわかるだろうが……。

みつばたちは、行方不明騒ぎが解決したエルシオンを後にした。
その後、素材集めの途中、突げきホーンたちを倒し、ひとははレベル30に上がった!
ひとははメラミを覚えた!
そして、魔法スキルに100ポイントまでスキルポイントを割り振り、ひとはの攻撃魔力が100上がった!!
その後、セントシュタインに戻り、錬金。
とうこんエキス、ヘパイトスのひだね、ばんのうぐすり、特どくけしそうを9個補充。さえずりのみつを2個補充。
せいすいやまほうのせいすいも貴重品だが、まほうのせいすいは拾えないこともないので、
花のみつが99個あるうちに、とりあえず、落ちていないけんじゃのせいすいを9個補充。
天使のはねを錬金したいところだが、天使のすずが圧倒的に足りない。
きよめの水が早々に99個になっているというのに……。
天使のすずは超ばんのうぐすりの材料でもあり、困ったところだ。
そして、超ばんのうぐすりも不足気味なことから、げんませきも錬金しづらい。
もっとも、げんま装備を錬金しても装備できないし、その材料となるまほう装備も買えず、
きんかいを作ろうにも天使のソーマが不足しているので、需要はあまり高くはないのだが……。
結局のところ、天使のすずが思った以上に足りないことになる。
虎の子のきんのゆびわでいのりのゆびわを錬金し、そのいのりのゆびわ×1と、
天使のすずが手に入らなくて余り気味のかぜきりのはね×2を材料に、はやてのリングを錬金。
はねぼうし×1、インテリのうでわ×2を材料に、ちしきのぼうしを錬金。
れっぷうのおうぎ×1、せいれいせき×1、はやてのリング×1を材料に、たつまきのおうぎを錬金。

そういえば、パノンの試練達成の報告を忘れていたのを思い出し、ダーマ神殿へ。



パノン
「うんうん。応援を5回やってきたようだね〜。ずいぶんいい笑顔になったよ。
 よ〜し、プレゼントをあげよう♪ これを着て、芸の道を極めてね♪」



ダンサーのシャツとおどりこのドレスを手に入れた!
クエスト101『芸人パノンの大特訓!』クリア!

そして、ルーラでエルシオン学院に飛ぶ。
そのまま学院の中に入ると、探偵が警備員に捕まっていた。



探偵
「コラ! 何をするんだ! 私は名探偵だぞ! ここの学院長に呼ばれたんだ!」
警備員
「ウソつくな! ニセ探偵め! 本物の探偵様が、とっくに事件を解決しちまってるよ!」
警備員
「さあ! 帰った! 帰った! 関係者以外は、立ち入り禁止だよ!」
探偵
「何を言ってるんだ! お、おい!! 放せ!!」



探偵は、そのまま外へと連行されていった……。

その後、生徒に話すと……。



生徒
「あなた、生徒じゃなくて探偵だったのね!
 パッと現れてズバッと事件を解決しちゃうなんて、最高にかっこいいよ!」



ズバッと参上、ズバッと解決。

ともあれ、エルシオン学院での失踪騒ぎが、学生の堕落を嘆いたエルシオン卿の幽霊の仕業だった話が広まり、
手を抜いていた学生たちも、これから真面目にやっていきそうだ。
モザイオすら、真面目に授業を受ける気のようだ。
これにて、一件落着だ。


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