第29話・犬でごめん!

やはりバルザックにはまだ勝てないようだ。
仕方なく、レベル上げを続ける。
クリフトはレベル22でザオラルを覚えた。
ブライはレベル23でレミラーマを覚えた。

宿代が安いので拠点にしているサランの町に戻る頃には、もう夜になっていた。
ライアン「この町には名物の詩人 がいると聞いたが……おお、あれかな?」
……しかし、ライアンの目の前にいるのはどう見ても犬。
ライアン、しっかりしてくれ!

船で世界を回りつつ、町に立ち寄ってブライのレミラーマを使って隠されたアイテムを探す。
ルーラを使わずに移動しているので、世界中の町を回るだけでもちょっとした冒険になる。
もし強い敵が現れた場合は、馬車の仲間をフルに入れ替えて倒す。
相対的に敵が強いので、3回程度戦えば誰かのレベルが上がる。
ユキはレベル23でイオラを覚えた。
ミネアはレベル26でベホマを覚えた!
体力を完全回復できるベホマを使えば、ボス戦がかなり有利になるだろう。

世界をさまよううちに、夜のモンバーバラに到着。
ユキ(注:男性)1人で酒場の2回におもむく。
個室に女の子がいたので 話しかけてみると……
女の子「ここはぱふぱふの部屋よ。ねえ? ぱふぱふしてく?
ユキ「は、はい。
女の子「じゃあ、やるわね。はい。ぱふぱふ ぱふぱふ。」
ユキ「…………
女の子「ぱふりんこ ぱふりんこ……」
ユキ「???
女の子「ぱふっちょ すーや! はい、おしまい。
今のはね、女の子にもてるようになるぱふぱふのおまじない よ。
これからは自信を持って生きていってね。」

うーん。おとなっていいなぁ。(謎)

はじめてのぱふぱふを体験し、大ハッスル の勇者ユキ。
もしこの勢いで魔王を倒して世界を救ったり しようものなら、
世界はぱふぱふに救われたことになる。

……なんかすげーいやだ……

とにかく、この勢いで世界を回りつづける。
移民の町に立ち寄ると、町はかなり大きくなっていた。
建物の中の本棚を調べると、メモが見つかった。さっそく読んでみる。
「毎日、彼のたくましい胸元 が気になって仕方が無い。
これって、もしかして……恋?
ううん、そんなことっ!!
でも、彼さえよければ、あたし……
だけど、もしかしたら。
彼は男は嫌いかしら……。

……バラですか?

さて、バルザックに勝つにはまだレベルが足りないと判断し、レベル上げを続ける。
ブライはレベル25でマホトラを覚えた。
マーニャはレベル28でベギラゴンを覚えた!
ユキはレベル25でライデインを覚えた!

そして、大金を持っているミステリードール等を倒しまくって
お金を貯め、エンドールではぐれメタル鎧を買い、ユキに装備させた。
さあ、準備は万全だ。今度はユキとマーニャのパーティーでバルザックに挑む。

☆VSバルザック
ユキがベホイミで回復にまわり、マーニャがベギラゴンでダメージを与え続ける作戦だ。
ちなみに、ユキは疾風のバンダナですばやさを、
マーニャは守りのルビーで守備力を強化している。

ユキ   LV:25 HP:193 MP:120 攻:139 守:159
マーニャ LV:28 HP:157 MP:191 攻: 44 守: 87

1ターン目、マーニャはベギラゴンで106ものダメージを与えた。
ユキもライデインで78のダメージを与える。
バルザックは冷たい息を吐き、さらにヒャダルコを唱える。
2ターン目、マーニャはベギラゴンで91のダメージを与えた。
ユキは自分にマホステを唱え、ヒャダルコのダメージを防ぎにかかる。
バルザックはユキに攻撃。さらにマーニャにも攻撃した。
3ターン目、マーニャはベギラゴンで94のダメージを与えた。
ユキはベホイミを唱え、マーニャの傷を癒す。
バルザックはユキに2回攻撃。
しかし、ユキのHPは以前よりかなり高くなっているため、瀕死にはおちいらない!
4ターン目、マーニャはベギラゴンで93のダメージを与える。
ユキはベホイミで自分を回復。
バルザックは冷たい息を吐き、さらにヒャダルコでマーニャにダメージを与える。
ユキはマホステの影響下にあるため、ヒャダルコの呪文は届かなかった。
5ターン目、マーニャはベギラゴンで108のダメージを与えた。
ユキはマーニャにベホイミを唱える。
バルザックはヒャダルコでマーニャにダメージを与え、さらにマーニャに攻撃。
6ターン目、マーニャはベギラゴンで103のダメージを与える。
ユキはベホイミでマーニャを回復。
バルザックはヒャダルコでマーニャにダメージを与え、さらにユキを攻撃。
7ターン目、マーニャはベギラゴンで97のダメージを与える。
ユキは大事をとってマーニャにベホイミ。
バルザックはヒャダルコを連発し、マーニャにダメージを与えた。
8ターン目、マーニャはベギラゴンで91のダメージを与えた。

バルザックをやっつけた!

よっしゃ! やっと勝ったぞ!
それにしても、倒したのはいいが、まだそれほどダメージを与えてなかったような気がする。
前回ユキ・アリーナのパーティーで挑んだときは、
28ターンで合計1359のダメージを与えたものの、バルザックは倒れなかった。
今回はユキ・マーニャのパーティーで挑み、
8ターンで862のダメージを与えるだけで、バルザックを倒すことができた。
やはり、バルザックは毎ターン自動的にHPを回復できるようだ。
バルザックが1ターンに自動的に回復できるHPをxとして計算してみよう。

1359−28x<862−8x
−20x<−497
20x>497
x>24.85

なるほど。バルザックは、1ターンに少なくとも25のHPを自動回復していることがわかった。

ともあれ、この戦いでライアン・クリフト・ミネア・ブライがレベルアップ。
クリフトはレベル26になり、ザラキを覚えた。

バルザック「進化の秘法がある限り、私は滅びぬはず……
今に……今に……ぐふっ!」

そして、バルザックは息絶えた。
城の宝箱からあやかしの笛とマグマの杖を手に入れた一行は、
ひとまずロザリーヒルへと向かった。

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