第07話・軽音!?
律、紬、澪の3人は、唯に演奏を聞かせることに。
しかし、楽器がないので、自然と全員アカペラになる。
そして、演奏が終わる……。
律
「えへへ…どうだった?」
唯
「なんていうか…すごく言葉にしにくいんだけど…」
唯
「これって合唱ですよね!!」
Exactly(その通りでございます)
唯
「でも、なんだか楽しそうなふいんき(なぜか変換できない)が伝わってきました。
私、この部に入部します!!」
律
「ありがとう! それじゃ、打倒魔王に向けてがんばるぞーっ!」
唯
「おーっ!!(魔王?)」
律と唯は、勢いよくハイタッチを交わす。
昼の酒場に、パァンという澄んだ音が鳴り響いた。
律
「勇者は澪、よろしくな」
澪
「え!?」
律
「ほら、ハイタッチ」
澪
「やだ」
澪は、律とのハイタッチを拒む。
澪
「絶対、嫌だからね!!」
律
「勇者っぽいの澪しかいないじゃん」
澪
「やだ!」
律
「後ろに立ってりゃそんな目立たないって」
澪
「やだ!!」
唯
「山」
澪
「やだ!!」
紬
「川」
澪
「やだ!!」
紬
「豊」
澪
「やだ!!」
凄い拒否反応だった!
唯
「ねぇねぇ、何でみおちゃんは勇者をやりたくないと思ったの?」
澪
「だって勇者は…は…はずかしい」
唯
「はずかしい!?」
澪
「勇者ってパーティーの中心って感じで、先頭に立って戦闘しなきゃいけないし、
他の人の目も自然と集まるだろ?
自分がその立場になるって考えただけで……」
よほど恥ずかしかったのか、頭から煙を吹き出しながら澪は倒れてしまった!
唯
「澪ちゃんっ!?」
律
「いつものことだけど、一応澪の部屋に運ぶか。
服が脱ぎ散らかってるけどな。パンツとか」
紬
(パンツを脱ぎ散らかせる仲だなんて……ハァハァ……)
律
「それじゃ、今日はみんなで澪んち泊まるぞーっ!!」
唯
「おーっ!!」
律は澪を担いで、律の家へと向かう。
紬
(無防備に体を預けられる仲だなんて……ハァハァ……)
なお、一行が部屋に着くなり、映像が
茶碗とほかほかごはんにょに切り替わった。
律たちは、そのまま澪の家に泊まる。
そして、夜が明けた。
軽音部の廃部まで、あと29日。
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