第12話・ごきげんよう?


すごろく場を出た一行は、無目的にとりあえあず西へと向かう。
情報を女性からしか集めていないから、
次に目指すべき場所がいまひとつわかりにくいのだ。
そして、砂漠に到達したので、砂漠の外縁を通りながら海沿いに南下してみる。

ひとくいがの攻撃で祥子が毒に冒されたが、志摩子のキアリーで治療。
じごくのハサミ×4を祥子と由乃のギラなどで倒し、
祐巳はレベル14に上がった。
祐巳はくちぶえを覚えた!
同時に、由乃はレベル13に上がった。
由乃はイオを覚えた!



※イオ
小さな爆発で敵全体にダメージを与える魔法。
グループ編成に関係なく全体にダメージを与えられるので、重宝する。



そして、行く手に毒の沼地に囲まれたほこらを発見。
入ってみると、老人が一人。話をきいてみると……。

老人
「まほうのカギをお探しか?」
祐巳
「は、はいっ!?」
由乃
(祐巳さん、顔に「知らない」って出てる……。)
老人
「カギは砂漠の北、ピラミッドに眠ると聞く。
 しかし、その前にまずっ!
 イシスの城を訪ねなされ。
 確かオアシスの近くにあるはずじゃ。」

期せずして、次の目的地ができた。
オアシスということはおそらく砂漠の中だ。
一行はほこらのアイテムを入手した後、
ほこらを出て砂漠に足を踏み入れる。

砂漠に入った一行の前に、かえんムカデが出現。
ギラが効かず焦るが、志摩子のバギで倒して事なきを得る。

砂漠で迷って満身創痍になりながらも、
なんとかオアシスに到着。
ここに来るまで、何度もの戦闘中に志摩子のホイミに助けられた。
打撃がないうえに呪文もまだ弱いので迅速に敵を倒せず、
戦闘中に回復魔法が必要になることが多いのだ。これは地味に辛い。

さて、一行はオアシスを回りこんでイシスの城下町に入る。
教会を探してお祈りした後、町を探索してアイテムを入手。
なんと、この町でもステテコパンツを入手!
引き当てたのは先頭にいた祐巳だ。
お姉さまに見られる前に、こっそり売ってしまうことにする。
しかし……。

祥子
「祐巳、こそこそとどこに行こうとしているの?」
祐巳
「そ、それは、その……。」
祥子
「正直におっしゃいなさい、祐巳」
祐巳
「あ、あの……パ、パンツを売りに……。」
祥子
「…………はうっ。」

祥子さま、卒倒。

祥子さまの回復を待って、事情を説明。
そして、一行は町の探索を続ける。

この町の武器屋には鉄の盾や鉄兜が売られていた。
すごろく場で入手したモーニングスターを売り払う
などして費用を捻出した祥子は、鉄兜を志摩子と自分に、
鉄の盾を自分に購入。守備力がかなり上がった。
その後、情報を集めるも、この町の女性からはたいした情報は得られず。
祥子たちはひとまずイシスの城へ向かう。

イシスの城には多くの女性がいた。
情報を集めながら、役に立ちそうなアイテムを探して回る。

踊り子
「砂漠を旅して来たの?
 ハナの頭の皮がむけかかっていますわよ」

別の踊り子
「ああ、たくましい人たち!
 女王様もきっと気に入ってくださることでしょう」

一同
「………………」

リリアンの乙女たちには、この言葉はかなり効いた。
が、気を取り直して2階に上がり、件の女王様に話を聞いてみる。

女王
「皆が私を褒め称える。でも、ひと時の美しさなど何になりましょう。
 姿かたちではなく美しい心をお持ちなさい。
 心にシワはできませんわ。」

マリア様の心〜。

さて、この女王様、周囲にはえらく女の人が多い。
おまけに、冒険の書に記録する時、祥子のことを『さん』付けで呼んだ。
つまり、祥子の上級生……?

ということは、まさかリリアンのOB!?

女王
「あなた方の旅の無事を祈ってますわ。」

女王様に「ごきげんよう」と挨拶し、祥子たちは退出した。

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