第10話・あぶない木人形


祥子はギラを連発して奮戦するも、途中でMP切れ。
戦力外と思われた祐巳は、魔道士の杖を振りまくり意外に活躍。
そして、由乃は体力のなさで足を引っ張りつつも、
得意のスクルトとヒャドで大活躍。
志摩子のホイミとバギも有効に機能し、遂にカンダタを倒した!

カンダタ
「まいった! 金の冠を返すから許してくれよ! な! な!」
祥子
「今こそ、小笠原家に伝わる一子相伝の奥義を見せるとき!」
カンダタ
「そんなこと言わずにさ、許してくれよ! な! な!」
祥子
「北斗神拳奥義、ざんかいせきほけん!」

祥子がカンダタの秘孔を突くと、
カンダタは塔の外壁のない部分を目指してゆっくり歩いていく。

カンダタ
「足が勝手に!!」


……………………。


カンダタ
「うわらば!!」

意味不明の叫びを残し、カンダタは塔から飛び降りていった。
子分たちは後を追って自発的に飛び降りていき、
カンダタが落としていった金の冠が残される。

さて、この金の冠、話の流れからすると
誰か別の人の所有物だったようだが、誰の物なのかがわからない。
金の冠を調べてみると、由乃も装備できることが判明。
木の帽子すら装備できない由乃には、かなり強力な防具だ。
しかし、他人の物を勝手に使うのは気が引ける。
ひとまずマリア様にお伺いを立ててみることにした。

祐巳
「マリア様、元の持ち主がわかるまでこの冠を
 使わせていただいてもよろしいでしょうか?」

???
「汝の為したいように為すがよい」

どこからか声が聞こえた気がした。
多分OKということだろう。

一行はスカートのプリーツを乱さないように塔を飛び降り、
ルーラでロマリアに飛ぶ。
ちなみに、残りMPは、祥子0、志摩子10、由乃15という、
物凄い状況になっていた。よく勝てたな、これ……。
一行は宿に泊まって回復。
そして、ロマリア北東部に道が続いていたことを思い出し、
ロマリアを出てそちらに向かうことにした。

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