第6話・胸ぱふぱふん!はぁとふるTown

ドラゴンの角から対岸へと渡った一行は、程なく港町ルプガナに到着した。
港町ということは、船が手に入るかもしれない。
そう思って港へと赴く。
港にいた老人に話しかけてみると……。

老人「ほほう、 に乗りたいと申されるか?
  しかし、よそ者には を貸さぬのがこの町のならわし。
  すまんがあきらめてくだされ。」

……ガックシ。
だが、それよりも気になることがある。
船ではなく舟という漢字を使っているということは、もしかしてボートなのか!?

だが、ここでねばっても舟は手に入りそうもない。
しかたなく、町を見物していると……。

女の子「たっ、たすけてっ! 魔物たちが私をっ!」

どうやら、女の子が魔物たちに襲われているようだ。
魔物たちが逃げた女の子を追ってきた。

魔物「ケケケ! その女を渡しなっ!」
クッキー「いいえ」
魔物「ケケケ、バカなやつ……。
   お前たちもここで食ってやろう。」

かくして、魔物との戦闘に突入。
敵はグレムリン2匹。見たこともない魔物だ。
1ターン目、スフレはバギを唱え、2匹にダメージを与える。
クッキーは打撃攻撃でダメージを与える。
ビスケはマホトーンを唱え、グレムリンたちの呪文を封じた。
グレムリンAはクッキーを攻撃。かなりのダメージを受けた。
そして、グレムリンBは火の息を吐いて全体を攻撃。
2ターン目、ビスケはギラを唱えて1匹のグレムリンを葬った。
残る1匹も、クッキーの攻撃とスフレのバギで倒し、勝利!

女の子「危ないところをどうもありがとうございました。
   私についてきて、どうか、うちのおじい様にも会ってくださいな。
   さあ、こちらへ。」

女の子についていくと、先程舟の利用を断られた老人の前に来た。
どうやら、彼が彼女のおじいさんらしい。
彼女が事情を説明すると……。

老人「かわいい孫娘を助けてくださったそうで、なんとお礼を言ってよいやら。
  おお、そうじゃ! あなたたちに舟をお貸ししようぞ。
  このじいにできるのはそれくらいじゃ。自由に乗ってくだされ。」

こうして、 を手に入れた!

海に出る前に、まだ足を踏み入れていない北側のドラゴンの角へ向かう。
途中、クッキーはレベル14に上がった。

現れる敵を倒しつつ、ドラゴンの角を上る。
地面に落ちていた雨露の糸を拾ったほか、これといった収穫はなし。
ルプガナに戻り、旅立つ前に人々の話を聞いてみる。
そして、クッキーたちは1人の バニーガール を見つけた。

バニーガール「ねえ、あたしってかわいい? だったら ぱふぱふ しない?」

なんと、 ぱふぱふ なるものに誘われてしまった。
この誘いを断っていい道理があるだろうか。いや、ない。(反語)

クッキー「はい」
バニーガール「本当? 嬉しいわ。」

かくして、ぱふぱふ がはじまった。

バニーガール「ぱふ ぱふ ぱふ」
クッキー「ぱふ ぱふ ぱふ」

………………

バニーガール「どうもありがとう。気が向いたらまた来てね。」

ぱふぱふしてもらいながら永遠にこの町で暮らしたいな という衝動に駆られつつも、
クッキーたちは舟に乗り、大海原へと旅立っていった。

ちなみに、船出した時点でのステータスは以下の通りである。

クッキー
LV:14 HP:71 MP:0 攻撃力:66 守備力:24
道具:E銅の剣 E皮の鎧 薬草×6 毒消し草

ビスケ
LV:12 HP:52 MP:43 攻撃力:27 守備力:24
道具:E棍棒 E皮の鎧 銀の鍵 キメラの翼 
   薬草×2 毒消し草×2 祈りの指輪

スフレ
LV:7 HP:40 MP:50 攻撃力:7 守備力:22
道具:Eひのきの棒 E布の服

……なんと貧弱な装備だろう……。

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