第00話・静止した霧の中で





『ソード・ワールド2.0』の舞台となる『ラクシア』は、
3本の剣によって生み出された世界。
そこでは、人族と蛮族とが熾烈な戦いを繰り広げています。

今回の冒険の舞台は、蛮族が支配する大陸『レーゼルドーン』。
目的は、”翠将”ヤーハッカゼッシュの支配する『霧の街』からの脱出です。






20年以上のロングセラーとなった、日本で最も遊ばれているRPG『ソード・ワールド』。
その『ソード・ワールド』の名前を受け継いだPRGが、『ソード・ワールド2.0』です。



その『ソード・ワールド2.0』。開発発表当初こそ、

「レーティング表はどうなっちゃうの?」
「メインスタッフが初代とぜんぜん違うことね?」

「名前がこけそう」
などとファンに心配されまくっていたのですが、
ふたを開けてみればぜんぜんそんなこともなく。
明快なルールやレーティング表でのクリティカルの爽快感をそのままに、
技能の細分化や戦闘特技システムの追加などによって、
初代とはまた違った素晴らしいRPGに仕上がってます。
僕なんて、読み込みすぎるあまり、ルールブック1に付けた
ブックカバーが早くも破れちゃったくらいですよ。

そんな『ソード・ワールド2.0』は、サプリメントはもちろんのこと、
リプレイ集をはじめとして、漫画、DS版やキネティックノベルなど
多方面に展開してますし、今後の展開も見逃せません。

今回のプレイ日記は、RPGのプレイ環境を拡張できる
『サプリメント』が元となっています。
『サプリメント』にも色々あるわけですが、
今回の『ミストキャッスル』は、シナリオ集にあたります。

「シナリオ集でプレイ日記(RPG業界では、通例『リプレイ』と呼ばれてますが)
ってどうやるの?」と思われるかもしれませんが、
なんとこの『ミストキャッスル』、ゲームブックのように、
ソロプレイが可能なのです!!!



『ソード・ワールド2.0』のルールは素晴らしいものですから、
ルールブックやリプレイを読んでると、実際にプレイしたくなってきます。
でも、テーブルトークRPGですから、
プレイするにはGMとプレイヤーが必要でした。
だから、僕自身プレイしてみたいと思っても、
実際にプレイしたことはなかったんですよね。


でも、ソロプレイが可能な『ミストキャッスル』なら、
自分1人でも実際にプレイできるんです!!!


ていうか、リプレイ集『マージナル・ライダー』でも触れられているように、
実際のプレイで、固定メンバーを毎回集めるのは困難ですからね。
要するに、人数が揃わないからできなかった、と。
でも、GM不要のソロプレイであれば、そういった心配も不要です。

……え?  「メンバー固定の問題と、1回もやったことないのは別問題だろ」 ですって?

まあ、僕も色々と忙しい身ですし。

……え?  「忙しい身なのに、なんで毎日更新できるんだよ」 ですって?

いや、それにはですね、 海より深ーい理由 がありまして……。









今、「友達いないだけだろ」と思った人、
先生怒らないから、正直に手を挙げなさい。










(´・ω・`)ノ






いや、その、あれですよ。
過酷極まりない『霧の街』ですからね。
やっぱ孤独な一人旅をですね……。






ともあれ、『霧の街』からの脱出を目指し、一人旅が始まった!






〜注意事項〜

※以下、敬称略。

このコンテンツは、北沢慶/グループSNE 著、富士見書房 刊、
『ソード・ワールド2.0』(1)〜(3)(※注:( )内はローマ数字)、及び、
下記のサプリメント(両者を公式設定と総称する、以下同じ)を基調として、
実際のプレイを元に再構成されています。
コンテンツ内の記述には、公式設定と異なる部分もありますので、ご注意ください。
また、性質上、公式設定のネタバレを多く含んでいますので、ご注意ください。
登場人物のセリフをはじめとして、多くの設定が以下の書籍から引用されています。
(引用部分は、引用符の代わりに、黒字かつ通常サイズフォントの太字
 (ソース表示で半角の<b> </b>で囲まれた部分のうち、
  他のタグで挟まれていないもの)で示します。)
もちろん、公式設定の諸権利は原権利者に帰属します。



素晴らしい世界を生み出してくださった皆様に、心から感謝します!!!



性質上、意図的でないルールの間違い等が生じる可能性もあります。
その場合は、便宜上やむを得ず作品の世界はそのまま進めますが、
もちろん、公式設定に改変を加えるものではありません。

一部、ハウスルールを採用している場合もありますが、
もちろん、公式設定に改変を加えるものではありません。

この作品はフィクションです。
実在する特定の人物・団体・事件等とは関係ありません。

この作品は、現実世界とは時間・文化等が異なる世界が舞台となっています。
現実世界の年齢に換算した場合、この作品に登場する主人公は20歳以上です。
現実世界では、未成年者の飲酒は法律で固く禁じられています。

この作品は、現実世界で行うと犯罪となる行為の描写が含まれています。
それらの行為は決して真似しないで下さい。
もちろん、それらの行為を推奨または助長するものではありません。
当作品は、専ら日本国内での閲覧のために作られています。
その帰結として、国外での利用によりトラブルが生じても、一切責任を負いません。

あと、このリプレイをご覧になって面白いと思っていただけた方は、
もしよろしければ、実物や関連書籍の新刊も手にとっていただけるととても嬉しいです。

実際にプレイされる際は、以下の書籍をご覧下さい。
(なお、マップやツールは こちらのサイトからダウンロードできます。
地図用駒シートも大変便利です。
なお、関連書籍の新刊等の情報は こちら(上記サイトトップページ)が便利です。)



使用するサプリメント:

富士見書房刊『ソード・ワールド2.0 サプリメント ミストキャッスル−蛮都からの生還−』
監修:北沢慶 著者:田中公侍・川人忠明/グループSNE



※なお、上記書籍をプレイするには、『ソード・ワールド2.0ルールブック (1)〜(3)』が必要です。
 注:( )内はローマ数字



※ハウスルール、選択ルール等の特記事項

モンスターの攻撃の達成値を決めるのにサイコロを使う。
(数値の幅を広げるため。ただし、1ゾロ及び6ゾロの特別処理無し。)

攻撃(全力攻撃、マルチアクションのうち攻撃部分、等のオプションも含む)以外には、
固定の達成値を使用する。(石化能力等、数値の幅が広がると、必要以上に悲惨なことになるため。)

サイコロ1個を振る場合でも「(ころころ)」という擬音を使用。
(「(いっころ)」等の言葉になじみがないため。それ以上の深い意味はない。)

プレイヤーが1人であるにもかかわらず、魔物知識判定の自動的成功なし。
(『ミストキャッスル』15ページ、魔物知識の項の但書不適用。)
ただし、名前や出現場所等から強さを類推することは可能とする。
(例えば、レッサー・オーガの性質を既に知っている状態で、
オーガ・バーサーカーという種族名を聞いた場合、
知識判定に失敗しても、「おそらくは、レッサー・オーガの上位種で、
より優秀な変身能力を有し、攻撃能力が高そうだ」程度の推測は可能である。
もっとも、そういった推測が正しい保証はないが……。)

『アルケミスト・ワークス』以降での変更点は、全て不適用とする。
(『ミストキャッスル』発売当時に未発売であったため、バランスを考慮して。)









さあ、たった1人で、霧の街から脱出することができるか!!?






※なお、このプレイ日記には、残虐シーンやグロテスクな表現が含まれています。
ご注意ください。



※第01話以降の「※」印の部分は、システム面や戦術面での、
かなり細かめの考察です。
読み飛ばしていただいても、物語上支障はありません。






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