騎士の郷
Ｇ Ｍ：場所は、とある貴族の館の応接室。
ロベール ：……というわけですので、ぜひ援助をお願いします。
ベス ：ファリスの司祭としても、邪悪滅するべしと考えます。
叔父 ：兄さんには世話になったが、急に言われてもな……。
ベス ：敵は邪悪ですよ！？ 今からでも遅くはありません！
ロベール ：ええ、まだ時間はあります。
叔父 ：治安を守る必要はわかるが、そうそう正騎士を失うわけには……。
ベス ：騎士が邪悪を討たずして、何を討つのです！？
ロベール ：陛下も、７年前の件には心を痛めておいででした。
叔父 ：陛下が……。
ロベール ：陛下にご報告したいのです。叔父の助けで、あの賊を捕えたと。
ベス ：今がその時なのです！
叔父 ：……あそこに追い込めば、勝てるというのだな？
ロベール ：はい。必ず。
ベス ：正義は必ず勝ちます！
叔父 ：……何騎必要なのだ？
ロベール ：正騎士が２０騎、民兵が２０人です。
叔父 ：たった２０騎だと！？ ……いや、お前なら……。
ロベール ：２０騎もあれば、騎士は減りません。
叔父 ：……にわかには信じがたいが……いや……しかし、現に……。
ベス ：我々にはファリスの加護があります！
叔父 ：……明日までに、正騎士２０騎を用立てよう。民兵はここで募っていい。
ロベール ：ありがとうございます！
ベス ：それでこそ為政者です。あなたの正義を愛する心、無駄にはしません。
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