百合ね








■第8戦



青いダイスの出目は4。メインテーマは「エッチな話」
緑のダイスの出目は3。サブテーマは「おとなの」
黄色いダイスの出目は4。話す人は「マリア」






・マリアの、おとなのエッチな話






マリア  :我が知っておる大人が、父上しかおらぬのじゃが。

ディース :俺ら、一応大人なんだけど。

フアナ  :……黙れ……チェリー……。

ディース :悪かったな!! そういうお前はどうなんだよ!?

フアナ  :……。

トゥエリ :沈黙しましたネ。

マリア  :センス・ライを防ぐ唯一の方法じゃのう。

レイディア:最初に言っとくけど、私の話は無しね。

マリア  :うむ。まずは、レイディアの胸の曲線美について……。

レイディア:私の意志は無視かよ!! ストップ!!

ディース :もうストップできねーよ。

レイディア:ならあんたが……無理か。トゥエリ、ストップさせなさい。

ディース :おっと。奴隷でもない奴に命令するのは、ルール違反じゃね?

フアナ  :……確かに……。

マリア  :そうじゃのう。

トゥエリ :奴隷っていうのは、もう完全に受け入れたんデスね。

レイディア:くっ……もういいわ。マリア、ギブアップして脱ぎなさい。

マリア  :我の恋人になるなら、脱いでやってもよいぞ。

レイディア:あんた、毎晩脱いでるでしょうが!!

ディース :うわっ、やっぱりそんな関係だったのか……。

レイディア:私はちゃんと着てるわよ!

フアナ  :……レズ……?

レイディア:違うからッ!! マリアが、寂しいって言うから……。

マリア  :一度人のぬくもりを覚えると、離れることなどできぬ。

レイディア:……。

マリア  :我はレイディアを抱いて眠る。少しでも近づけるよう、素肌のままで。

ディース :あー、寒くねーんなら、いいんじゃね?

トゥエリ :さすがにマリアに欲情はしないんデスね。

ディース :当たり前だ!! ロリすぎるだろ!

トゥエリ :年齢的には大丈夫デスけど。

ディース :胸が小さすぎる。

レイディア:結局そこかよ!

フアナ  :……大きいことは……いいことだ……。

マリア  :我は眠る。愛しいレイディアのぬくもりを抱きしめながら……。

レイディア:私、なんで女の子にばっかりモテるの?

フアナ  :……顔と……性格……。

レイディア:ふん。かわいすぎるのも罪ね。

ディース :お前、まんざらでもなさそうだな。

トゥエリ :はっきり拒絶しないから、ますますモテるんデスよ。

マリア  :朝起きると、我の体から、ほんのりとレイディアの匂いが。

レイディア:ちょっと待てぇい!!!

ディース :これは、寝てる間に色々と……。

フアナ  :……激しく……動いた……。

フィーエル:あうー。

レイディア:動いてないし!!

トゥエリ :……ひょっとして、寝汗じゃないデスかね?

フアナ  :……なーる……。

マリア  :そうして、我は優しい香りで目覚める。

ディース :ただの汗だろ。

レイディア:ねぇ、私って、そんなに臭うの!? ねぇ!?

フアナ  :……人並み……。

ディース :別に、嫌じゃねーけど。

トゥエリ :別にいいんじゃないデスか?

フィーエル:あう。いいにおいだよ。

マリア  :愛があればこそじゃ。

レイディア:嫌だよ、そんな愛は!!

マリア  :我は、愛しいレイディアが起きるまで、寝顔を眺める。

レイディア:他にすることないんか!!?

ディース :うわー、ガチだな。

フィーエル:あ、あうー。

マリア  :たまに、よだれが口の端から糸を引き……。

レイディア:待てや!! 言うな!!

マリア  :男共が幻滅すれば、ライバルが減るしのう。

レイディア:迷惑だよ!!

トゥエリ :今更、その程度で幻滅したりしませんヨ。

ディース :つーか、お前はそんな目で見てねーし。

レイディア:……なんか言い方が引っかかるわね。まあいいわ。

マリア  :レイディアが起きたら、我はレイディアが昨日着ておった服をねだる。

レイディア:なんか、私が前の日に着てた服しか着たがらないと思ってたら……。

マリア  :レイディアの匂いに包まれるだけで、我は幸せじゃ。

レイディア:私が臭うみたいだから、その言い方やめてよッ!!

トゥエリ :サイズ、合うんデスね。

マリア  :多少大きい分には、支障はないしのう。

フアナ  :……ぷぷっ……。

レイディア:わざとらしいんだよ! 悪かったな、小さくてっ!

ディース :まさか、下着も……?

マリア  :もちろんじゃ。

レイディア:わっ、私のじゃないと、はかないっていうから。

ディース :ガチだな。

フィーエル:あうー。

フアナ  :……さすがに……引く……。

レイディア:あんたに言われたくないし! ちゃんと洗ったやつだからッ!!

フアナ  :……マリアは、なにしても……下着、汚れないし……。

レイディア:変な言い方するなよ!!!

マリア  :うむ。貴族の娘は汗などかかぬ。

ディース :でもさ、好きな女が隣で寝てて、我慢できるもんなの?

マリア  :それはもちろん……。

レイディア:はい! 時間切れだからそこまで!!

ディース :ちっ。

マリア  :照れずともよいのに。






砂時計の砂が落ち切り、ここで時間切れです。






■第9戦



青いダイスの出目は1。メインテーマは「恋の話」
緑のダイスの出目は2。サブテーマは「エッチな」
黄色いダイスの出目は2。話す人は「フアナ」






・フアナの、エッチな恋の話






フアナ  :……ギブアップ……。

ディース :なんだよ。ノリわりーな。

レイディア:いいんじゃない。ルールの範囲内だし。

フアナ  :……フィーエル……服売って。100ガメルで。

フィーエル:あうー。いやだ。

トゥエリ :フィーエルは、お金では動かないデスよ。

フアナ  :(フィーエルに耳打ち)……。

フィーエル:あう。わかった。

レイディア:どうせまたろくでもない取引ね。

フィーエル:あうー。そんなことないよ。

G   M:センス・ライに引っかかります。嘘です。

レイディア:(嘘ね。)

マリア  :(嘘じゃのう。)

トゥエリ :どんな条件を呑んだのか、気になりますネ。

フアナ  :(フィーエルの上着を着ながら)……ギブアップだから……。






●フアナの、エッチな恋の話。






→ギブアップ。(フアナのコイン2枚が、ゲームから取り除かれます。)
フアナは、自分の判断で、フィーエルの上着、靴、靴下、上着(上)を脱ぎます。






フアナ  :……次で……コインが、ゼロになる……。

レイディア:ふん。日頃の行いね。





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