プリンセスぴっちぃず








レイディア:作戦の大枠はこっちで決めるから、間違ってたら教えて。

ヴァリー :うむ。

レイディア:まずは一番のフアナが出塁。バンバン盗塁するのよ。
      トゥエリはフアナの盗塁待ち、盗塁したら打ち始めて。

ディース :なら、4番はもらったぜ!

レイディア:ディースには4番を任せるわ。マリアが3番。
      ランナーがいる状況で打順が回りやすい3番が最重要よ。

マリア  :わかった。任せるがよい。

ヴァリー :ふむふむ。

ディース :……でも、その後の4番も重要だぜ!

レイディア:敵はセオリー通り4番を警戒してくるわ。5番も重要よ。
      だから、5番は飛ばせるフィーエル。走塁には目をつぶるわ。

フィーエル:あう。わかった。

ディース :……4番も、重要だよな!?

レイディア:そうね。4番も重要ね。任せるわ。

ディース :うっしゃあ!

レイディア:私は作戦面でサポートするわ。6、7、8は技能のあるスケルトンに任せる。
      アンデッドは走塁に難があるから、いざというときは私が出るわ。

カトレア :僕はどうしましょう?

レイディア:カトレアは9番よ。頭を使ってランナーを進めて。

カトレア :わかりました。

レイディア:これでどう?

ヴァリー :なるほど。了承した。






1.フアナ(三)

2.トゥエリ(捕)

3.マリア(投)

4.ディース(遊)

5.フィーエル(一)

6.スケルトンA(右)

7.スケルトンB(左)

8.スケルトンC(中)

9.カトレア(二)



控え:レイディア、スケルトンD、ストーン・サーバント(0)×作った数






レイディアたちの布陣は以上のように決まりました。なお、敵の布陣は以下の通りです。






1.ストーン・サーバントE1(右)

2.ストーン・サーバントE2(中)

3.スケルトン・ウォリアーE1(遊)

4.スケルトン・ウォリアーE2(二)

5.オーガー(一)

6.ストーン・サーバントE3(三)

7.ストーン・サーバントE4(左)

8.ストーン・サーバントE5(捕)

9.スケルトン・ウォリアーE3(投)



控え:ストーン・サーバント(0)×作った数






レイディア:敵はなぜか5番重視の布陣ね。
      敵が本気になったら、多分、ストーン・サーバントで
      どこからでも潰しに来るわ。

フアナ  :……それまでに……点差をつける……。

レイディア:効率のために、私はしばらく1塁コーチやってるわ。頼んだわよ。

ディース :任しとけ! まずは特攻隊長の俺が……。

レイディア:こっちのホームだから最初は守備よ。

ディース :……華麗な守りを見せてやるぜ!

トゥエリ :うまくスライドさせましたネ。

ディース :余計なこと言うなよ!

フアナ  :……ばれてーら……。






1回表、レイスチームの攻撃です。






ディース :(@遊撃手)うっしゃー! ばっちこーい!

G   M:打順は1番、ライト、ストーン・サーバントE1です。

レイディア:(@一塁コーチ)マリア、トゥエリのグローブを狙うのよ。

ディース :ミットじゃね?

レイディア:そんなのどっちでもいいのよ!

マリア  :(@投手)小細工はいらぬ。ど真ん中じゃ。(ころころ)14。

G   M:(ころころ)10で空振りです。ストライク。

マリア  :二球目。(ころころ)……1ゾロじゃ。

G   M:2分の1の確率で打者に当たりそうになりますが……。
      (ころころ)ただの暴投で済みました。ボール。

レイス  :(@敵側ベンチ)ふぉっふぉっふぉっ。下手糞がおるぞー。

レイディア:マリア、放っておきなさい。

マリア  :後でほえ面かかせてやろうぞ。(ころころ)14。

G   M:(ころころ)惜しい。13で1差なので、バットにかすりますね。(ころころ)
      打球はトゥエリの顔の少し左を抜け、
      フェンスに直撃してズドーンという音をたてます。

トゥエリ :(@捕手)あ、あわわ……。

レイディア:計算通りね。あのポジションが一番危険よ。

ディース :相変わらず怖い奴だな。くししし。

マリア  :終りじゃ。(ころころ)15。

G   M:(ころころ)13。バットは空を切り、空振り三振です。






次の打者、ストーンサーバントE2も、マリアのストレートに三球三振を喫します。

そして、レイスは三塁方向の内野を穴と見て、
続くスケルトン・ウォリアーE1に打撃オプションの左狙いを選択させます。
しかし、結果は三球三振でスリーアウト。
筋力50に加えてファイター7レベルの右腕から繰り出される剛球には、
かすりもしません。

1回裏、レイディアチームの攻撃です。






フアナ  :……セーフティー・バント。

G   M:ペナルティー−4ですけど、(ころころ)高い。15。

フアナ  :(ころころ)18。……楽勝。コース右Cのゴロで、飛距離が低くて5……。
      ……わたしは最初に3マス……1ラウンド目に3マス進んで、残り2マス。

G   M:キャッチャーは2ラウンド目にボールを拾い、送球です。
      残りの余裕が3分の2ターンなので、送球の目標値が1・5倍で15です。
      10以上で次のターンには送球が到達しますね。それ以下だと失投です。
      (ころころ)10ですが、同点なので、1D6ずつ振って同点決勝です。
      (ころころ)4。

フアナ  :(ころころ)2。負けた……。

G   M:セルフジャッジで、アウトですね。

フアナ  :……残念……。

レイディア:運が悪かっただけよ。狙いはよかったわ。

ヴァリー :惜しかったの、エルフのお嬢ちゃん。

レイス  :むむ……あのエルフ、いきなり高等技術を……。

トゥエリ :作戦通りにはいきませんよネ。普通に打ちますヨ。

G   M:(ころころ)10。

トゥエリ :(ころころ)20で当たりデス。フライで、コースは右E、飛距離11デス。

G   M:セカンド、ライト、センターの中間辺りに落ちます。
      トゥエリは足が遅いので、センターゴロの可能性もありますね。
      センターは2ラウンド目に送球します。

トゥエリ :まだ半分までしか来てないデスね。

G   M:(ころころ)目標値17に対し、達成値が8なので、失投ですね。
      (ころころ)失投の出目が7で、大きくはそれませんが、
      ランナーはセーフです。センター前ヒットですね。
      1死1塁。打順は3番のマリアです。

マリア  :(@打席)レイディア、我が打ったらキスしてくれ!

レイディア:(@一塁コーチ)ほっぺたならね。あと、最低ツーベースよ。

マリア  :それではいつもとかわらぬではないか。

トゥエリ :(@一塁ベース)いつもやってるんデスか!?

ディース :(@ネクスト)い、いつもやってたのか……。

レイディア:や、やってないって! マリア、大声で何言ってるのよ!?

マリア  :約束じゃぞ。

ヴァリー :(@ベンチ)ずっとこうなのかな?

カトレア :(@ベンチ)ははは。気にしたら負けですよ。

ヴァリー :(@ベンチ)そうなのか……。

マリア  :フルスイングじゃ。

G   M:(ころころ)1ゾロ。
      (ころころ)ただの暴投でしたが、空振りでストライクです。

マリア  :……むぅ……我を馬鹿にしておるのかっ!?

レイス  :ふぉっふぉっふぉっ。あいつ、ただの素人じゃな。

マリア  :フォアボールでは何も得られぬ。全部フルスイングじゃ!

G   M:二球目。(ころころ)17。

マリア  :(ころころ)11。ぬぅ……ツーストライクじゃ。

G   M:三球目。(ころころ)12。

マリア  :(ころころ)13! ゴロで、コースが左E、飛距離が合計31じゃ。

G   M:(ころころ)地を這う強烈なゴロが、微動だにできなかった
      ショートの左を通り、左中間を抜け、フェンスで右にクッションします。
      センターが捕球するまでに3ラウンドです。

マリア  :我は楽に1塁に達しておるぞ。前の奴が遅いのでここでストップじゃ。
      こうなっては二塁打は不可能であるし、次に打てばよい。

G   M:4ラウンド目に、センターが二塁に送球します。
      トゥエリと同じタイミングですね。送球は基準値5で目標値10ですね。
      (ころころ)出目6です。
      封殺なのでアウトです。記録はセンターゴロ。

レイディア:マリア、惜しかったわよ。

マリア  :我は悪くないぞ! あれが悪いのじゃ!

トゥエリ :す、すみません。

レイディア:でも、フォースアウトの怖さと、力押しじゃ勝てないことがよくわかったわ。
      マリアー。次はフライ狙いよー。

マリア  :(@1塁ベース)わかったぞ。

レイス  :……あ、あれは何者だ? 人間か?

G   M:さっきのストレートのスピードだけじゃなく、
      打球の速度が、明らかに人間業じゃないんですよね。でも、
      精神体のレイスは精神力は温存したいので、センス・マジックは控えます。

レイディア:ディースにサイン送るわ、振るなって。マリアにも盗塁のサインよ。

ディース :仕方ねーなー。

マリア  :わかったぞ。盗塁で動作読みじゃ。(ころころ)1ゾロ。

G   M:13と9ですが、そちらが1ゾロなので逆を突かれますね。
      クロスプレーです。タッチにいきます。
      ボールを持ったストーン・サーバントの攻撃が(ころころ)合計9。

マリア  :1ゾロでも回避できるが……(ころころ)出目5じゃ。

G   M:タッチをひらりとかわして帰塁できました。

レイディア:マリアー! 攻撃してもいいのよー!

マリア  :うむ。わかったぞ。

レイス  :……さっき、楽に避けんかったか?

マリア  :盗塁で動作読み。(ころころ)13。

G   M:17と12です。牽制されますが、逆を突かれなかったので戻れます。

ディース :じれったいから予告ホームランいっとくか。
      レフトスタンドへ向けて、バットを高々と掲げるぜ!

ヴァリー :そのような挑発を……。

トゥエリ :本当にやりましたネ。

レイディア:アホがいるわね。

マリア  :(@一塁ベース)アホがおるのう。

レイス  :その生意気なガキを叩き潰せっ!

カトレア :ははは。逆鱗に触れたようですねー。

ヴァリー :ま、そうなるじゃろ……。

マリア  :読むぞ。(ころころ)20じゃ。前に投げたら走るぞ。

G   M:それは全然敵いません。元々叩き潰す命令が出てますが。

マリア  :走るぞ。

G   M:球はディース目がけて一直線です。避ける姿勢ではないので、
      頭脳+2Dが相手のコース判定より高い場合のみ回避できます。
      (ころころ)コース判定は11。

ディース :1ゾロのみ失敗か。(ころころ)6ゾロ。華麗にかわしたぜ!

G   M:キャッチャーはコース通りの球なのでボールは取れます。
      問題は、ランナーが走っているので二塁への送球。
      送球の目標値は、1ラウンド目は17です。
      (ころころ)失敗しましたが、5差以内。
      ボールが2ラウンド目に必ず到達するので、クロスプレーですね。
      ボールを受けた竜牙兵は、ボールを持った手で殴りに来ます。
      (ころころ)6ゾロで17。

マリア  :回避は9以上か……(ころころ)8。2点傷ついたぞ。
      じゃが、こいつを殴ってふっ飛ばせばセーフなのじゃな。(ころころ)15。

G   M:(ころころ)7です。ダメージは固定で5点ですね。
      まず、ボールを持った手で殴られたマリアが2点傷付きます。
      その一瞬後、カウンターでマリアが攻撃。
      ベースカバーに入ったショートの竜牙兵が5点傷つきました。
      ちょうどボールがこぼれて、盗塁成功です。

マリア  :すまぬ。パペットとはいえ、ゴーレムは殴りたくなかったのじゃが……。

レイス  :……な、何者じゃ、奴は!?

レイディア:マリア、大丈夫?

マリア  :大丈夫じゃ。

ディース :へっ。オレは構わず予告ホームランだ。今度はライトだぜ!

レイス  :思いっきり当てろ!

G   M:カウントは0−1です。

マリア  :盗塁するぞ。動作読みは18。

G   M:(ころころ)18には勝てません。球はディース目がけて一直線です。
      (ころころ)12。

ディース :あぶねー。13で避けたぞ。

マリア  :3塁めがけて走っておるぞ。

G   M:ホームからサードへの送球目標値が10です。(ころころ)楽々成功。
      マリアが3塁に到達する前に、ボールがサードに渡ります。
      ただ、クロスプレーになるのであまり意味はないですが。

レイス  :サイン通り、今度は力押しで行け! タックルじゃ!

G   M:サードのストーン・サーバントは(ころころ)低いけど、13もあります。

マリア  :(ころころ)ぬぅ……出目3か。今日は腐っておるのう。合計20じゃ。

G   M:差が7もあればふっ飛びますね。ダメージはないですが。
      ストーン・サーバントは三塁ベンチ前まで転がり、ボールを落とします。

レイス  :何ぃ!!?

レイディア:マリア、一気に行くのよ!

マリア  :うむ。

G   M:マリアは3塁ベースを蹴って、そのまま本塁へ向かいます。
      ホームへの送球は(ころころ)何とか間に合うんですが、
      またクロスプレーですね。先程のサイン以来指示が変更されていないので、
      捕手のストーン・サーバントがタックルに行きます。(ころころ)12。

マリア  :(ころころ)25じゃ。

G   M:哀れなストーン・サーバントは、ダメージこそないものの、
      フェンス間際まで跳ね飛ばされ、ボールを落とします。1点先制です。
      【レイディアチーム 1−0 レイスチーム】

マリア  :やったぞ!

ヴァリー :数百年ぶりの先制点じゃ!

レイディア:怪我は大丈夫? あんまり無茶しないのよ。

マリア  :大丈夫じゃ。細かいことを気にするでない。

レイス  :(@ベンチ)センスマジックじゃ。(ころころ)なるほど。ゴーレムか。
      それにしても精巧な……もしや、あのリボンの……
      いや、まさかな……。じゃが、かくなる上は……。

ディース :俺が続くぜっ。今度はバックスクリーンを指すぞ。

レイス  :当てろ!

ディース :へっ。予測してたら普通に避けられるぜ!






カウント0−3から、レイスはまともな勝負に切り替えます。
今度はさすがに最初から避けようとしていたディースは1球見て、カウントは1−3。
ここから、ディースはホームランを狙うため、ずっとフライ狙いを選択します。






ディース :へっ、アレクラストまでかっ飛ばしてやらぁ!!

G   M:(ころころ)16。

ディース :(ころころ)16。同点か。

G   M:振り合いは(ころころ)敵の勝ちです。空振りで、カウント2−3。

ディース :次は当てるぜ。 かっ飛ばせ、ディース! ライトかレフトにホームラン!

レイディア:どっちだよ。

G   M:では、6球目。(ころころ)10。

ディース :甘いっ! (ころころ)18。フライで、コースが右Cだぜ。

G   M:飛距離が修正後10ですね。打球は高々と上がり、
      ファーストの1歩後ろ、守備範囲ですね。捕球は(ころころ)成功。
      ファーストフライです。

ディース :ちっ。

レイス  :ふぉっふぉっふぉっ。間抜けがおるのー。
      打てん癖に予告ホームランなんぞしおって。馬鹿か?

ディース :へっ。ランナーから注意を逸らすための作戦に決まってるだろ。

トゥエリ :また大嘘を……。

フアナ  :……ぼんくら……。

レイディア:くだらない嘘ついてる暇あったら、やることちゃんとやりなさいよ!

ディース :味方がばらすなよ! ていうか、補欠のお前が言うなよ!

G   M:スリーアウトです。2回の攻防に移ります。





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