UNDER GROUND〜下水道で鳴く子鼠たち〜








前回の冒険で得た経験点は、2005点でした。






G   M:それでは、成長申告をどうぞ。

レイディア:成長なしね。前回セージ上げるんじゃなかったわ。

トゥエリ :まさか、ボスがたった4レベルだとは思いませんからネ。

ディース :6→7→7と来て、4は普通ないもんな。

オルフ  :おそらく、この後の敵が強いのでしょうね。

ディース :だな。ワイトの群れごときで済むとは思えねー。

レイディア:このレベルでワイトは充分辛いんだけどね。

フアナ  :……他が上げられないから……セージを4レベルに……。

トゥエリ :エルフは防御が弱いから、順当デスね。

フアナ  :うん。

トゥエリ :せっかく強い槍があるので、ファイターを3レベルにしましたヨ。

ディース :俺より活躍してくれよ。俺はさらにその上を行くからよ。

オルフ  :セージも上げられますが、次でプリーストを確実に上げるために、
      お預けにしておきます。

トゥエリ :プリースト5は地味に強いデスからね。

ディース :ファイターが上がらねーから、セージを一気に1→3レベルだ。

トゥエリ :ソーサラー技能の分、安いデスからね。

フィーエル:あう。セージを3レベルに。

トゥエリ :過去に、フィーエルだけがセージチェックに成功したこともありますしネ。

フィーエル:あう。ありがとう。

マリア  :セージが3じゃ。レイディアの役に立つぞ。

レイディア:うん。一緒にがんばるわよ。






G   M:皆さんは、ギルドの客室で目を覚まします。

レイディア:着替えて、マジックアイテムの貸与の交渉に行くわ。

G   M:具体的には、何でしょう?

レイディア:魔晶石、対アンデッドの護符、通話の護符。

G   M:全て貸してもらえます。魔晶石の個数を決定してください。
      3点、4点、5点、6点、7点、8点が、1D6個ずつです。
      消耗分は返還しなくて構いません。3点が3個、4点が1個、
      5点が3個、6点が6個、7点が2個、8点が5個ですね。
      使った魔晶石については、返還の必要はありません。

トゥエリ :なかなか豪華なバックアップデスね。

レイディア:あとは、各人の筋力に合った魔法の武器を。

G   M:それは無理ですが、必要筋力12の魔剣を1本貸してもらえます。

レイディア:筋力13で、生命力と精神力の高いディースね。

ディース :やったぜ!

G   M:皆さん、もう起きてますか?

レイディア:みんな、そろそろ起きて。

フアナ  :……眠い……。

マリア  :仕方ないのう。

トゥエリ :準備は整いましたかネ?

G   M:では、フアナも起きて、全員が揃います。
      そして、下水道を透視したアーガムが、現状を報告します。

アーガム :下水道は鼠のアンデッドで満ちておったよ。それらは一群で移動しておる。
      後は数体のワイト。生きた人間が1人。
      その近くに、錆びた甲冑が縛られておった。

G   M:錆びた甲冑について、セージチェックを。(ころころ)
      レイディア14、フアナ11、トゥエリ9、オルフ14、ディース8、
      フィーエル6、マリア12と。軒並み低いですね。
      レイディアとオルフのみわかります。
      アンデッド・ナイトですね。8レベルです。

レイディア:視線や攻撃で精神力を奪って、ワイトを増やすモンスターね。

オルフ  :マリア君より強いですね。仲間がワイトになる危険性もありますし。

マリア  :ふん。貴族の娘は死など恐れぬぞ。

アーガム :これが地図だ。鼠は移動している可能性があるが。

フアナ  :……地図を複製して番号振って……最悪、通話の護符で指示してもらうから。

アーガム :なるほどな。心得た。

フィーエル:あうー。人間、誰?

レイディア:普通の人間がワイトのいる場所で生きていけるわけないわ。

フアナ  :……黒幕?

レイディア:おそらくね。被害者ならもうワイトになってる筈よ。

フアナ  :……なるへそ……ごもっとも……。
      ……あと、魔術師か暗黒司祭かで、マジックアイテム持ち。

レイディア:そうね。何らかの方法でワイトを操ってるから。

ディース :リーダー、指示を頼むぜ。

レイディア:そうね。死者が出たら、可能な限りディースのレクイエムで処理。
      不可能なら捕縛して脱出。その後、神殿でプリザーベイション。
      どれも叶わない場合は、二次被害を避けるために、その場に捨て置くわ。

ディース :了解。死なねーように気をつけるぜ。

フィーエル:あうー。かわいそう……。

トゥエリ :仕方ないデスよ。仲間がアンデッド化しても、傷つけたくないデスからね。

ディース :へっ。俺に任せとけって。誰も死なせねーからよ。

レイディア:頼りにしてるわ。

マリア  :我が一番強いこと、忘れるでないぞ。

レイディア:当然よ。頼んだわ、マリア。

マリア  :うむ。

カイル  :私もお見送りさせていただきます。どの入り口から侵入しますか?

G   M:まあ、ここまでやってりゃ、最短ルートはわかりますね。
      ボス直近の入り口から入ればいいだけですから。

レイディア:直近のここね。ザコは、ボスを最短で叩いてからでも潰せるけど、どう思う?

フアナ  :……バックアタック対策で……先に撃破、推奨。

レイディア:そうね。万が一ボスに呼び寄せられると面倒だから、
      ボスは後回しにして、ワイトの鼠とワイトを殲滅しながら進むわ。

カイル  :わかりました。





ステータス05 へ
第5話前編・第2節 へ

トップページへ