タッチしよっ!








■4ターン目行動前、くまさんチーム作戦タイム。@くまさんの家

フアナ  :……結構、縛られました。

レイディア:縛ってないし。

フアナ  :……手■プレイ?

レイディア:捕まえてるだけだし。

フアナ  :……■禁プレイ?

レイディア:わざわざ変な言い方するなよ!!

トゥエリ :フアナ……敵に回しても、捕まえてもなお恐ろしいエルフデスね……。

レイディア:あの馬鹿、ツクヨミで見ながら逃げりゃよかったのに、まだ部屋にいるし。

フィーエル:あう。ばかー。

レイディア:あんたに言われてるとは、さぞかし心外でしょうね。

フィーエル:あうー。なら、いやんばかん?

レイディア:違うだろ! 誰だよ、そんなこと教えた奴は!?

フアナ  :……。 ←わざとらしく目をそらす

レイディア:お前か! お前の仕業か!?

トゥエリ :レイディアさん、相手のペースにはまっちゃいけませんヨ。

レイディア:わかってるわよ!

トゥエリ :さて、篭城は、一度やると引っ込みがつきにくいデスからね。

レイディア:ずっと引っ込んでるんだけどね。

トゥエリ :はははっ。上手いデスね。

レイディア:確認するけどさ、アンロックしたらロックされたのよね?

トゥエリ :はい。手で扉を押さえつけられていたと思います。

レイディア:へぇ、小ざかしいマネしてくれるじゃないの。

フアナ  :へぇ〜、へぇ〜、へぇ〜……3へぇー。

レイディア:……無視よ、無視。

トゥエリ :開けるのに精神力を使い切るとまずいデスよ。必勝法でもあるんデスか?

レイディア:ふん。私にかかれば楽勝よ。

フアナ  :……わたしも気付いてたから……反対したんだけど……。

レイディア:多分、私はそれ以上の方法を思いついたわ。

フアナ  :……へぇー、へぇー、へぇー、へぇー……4へぇー。

レイディア:……捕虜の癖に喧嘩売るとは、いい度胸ね。

トゥエリ :レイディアさん、フアナは暇がつぶしたいだけデスから。

レイディア:まあいいわ。エートがマリアをマーク。フィーエルはフアナを死守。

トゥエリ :あの2人は篭城、マリアは特攻でしょうネ。

レイディア:間違いないわ。それでも、高度な魔法使うだけフアナのが怖いし。

フィーエル:あうー。油断せず、行こう。

レイディア:そうよ。偉いわ。

トゥエリ :性格上、ディースさんはそのうち痺れを切らしますかネ。

レイディア:断定はできないけど、そっちを先に攻めるべきね。

トゥエリ :一番怖いのは、その間のマリアの特攻デスか。

レイディア:策はあるわ。私がこれから言う通りにするのよ。まず……。






■4ターン目の行動

G   M:まず、くまさんの家の前。

レイディア:その辺の草結んで、罠作るわよ。

トゥエリ :はい。

レイディア:男なんだから、私の倍のペースでやりなさいよ。

トゥエリ :わかりましたヨ。

フアナ  :……都合のいいときだけ……男扱い……。

G   M:着々と、転ばせる罠が作られていきます。
      使い魔はどうしますか?
      
レイディア:ティフィンがディースの部屋の窓側、カルーアが廊下側よ。

トゥエリ :リノは、寮の入り口で、落下制御が使えないマリアを警戒デス。

G   M:では、マリアはどうしますか?

マリア  :3階は飽きた。我は2階に行くぞ。

G   M:マリアは3階から2階へ。もちろん、エートもついていきます。
      さて、2階に行く途中に、踊り場の窓から外が見えるわけですが。

マリア  :……奴らは、何をやっておるのじゃ?

G   M:マリアにはよくわかりませんが、2人は、くまさんの家の周りで、
      生えている草を結ぶなどして、罠を作っています。

レイディア:考えてみれば、罠設置は意外にも、器用度関係ないのよね。

トゥエリ :レイディアさん、そこちょっと歪んでますヨ。

レイディア:お前は姑か!?

G   M:その間、フアナはほとんど構ってもらえないわけですが。

フアナ  :……■置プレイ?






■5ターン目の行動

G   M:現時点ではこれ以上の作戦タイムは無意味なので、行動に入ります。

レイディア:ふう。これだけ数があったら、ちょっとは躊躇するでしょ。

フアナ  :……わたしがナイフ投げしても……全然壊せない……。

トゥエリ :ピンポイントで当たるだけでも凄いデスよ。

レイディア:メイジスタッフは没収よ。

フアナ  :……ちゃらっちゃらっちゃーん……。

レイディア:フィーエル、例のものを。

フィーエル:あう。クリエイト・イメージ×3。(ころころ)8、7、8。

G   M:では、幻覚により、陣地の周りが一面同じような罠だらけになります。

フアナ  :……罠に……罠をかぶせるとは……。

G   M:本物の罠とそっくりですので、罠を設置する場面を見ていても判別困難です。
      シーフ技能の記憶術でもなければ、見分けがつかないでしょう。

レイディア:地面に幻覚かぶせてるから、センス・マジックでも全体に反応するしね。

フィーエル:あう。

G   M:罠ですから、見えにくいように偽装されています。
      また、幻覚の罠も同様です。つまり、近くに来るまで不信もできません。

レイディア:じゃ、行くわよ。

フィーエル:あう。

レイディア:いや、あんたは留守番だから。

フィーエル:あうー。

トゥエリ :では、狼に向かって、スリープ・クラウド!(ころころ)13。

G   M:(ころころ)12で寝ました。

トゥエリ :この呪文、実は持続時間が18ラウンドじゃないんデスよね。

レイディア:私の入れ知恵だから、その辺忘れるんじゃないわよ。

トゥエリ :わかってますヨ。

G   M:誰かに蹴られるか、極端に大きな物音が立てられたりするまで、眠ります。
      フアナの声だけで起こすには、ちょっと遠い位置ですね。

フアナ  :……なるへそ……。

G   M:一方、ディース。トゥエリの詠唱の後、ツクヨミの意識が途絶えました。

ディース :くそっ、ツクヨミがやられた……。

G   M:レイディアは、ディースの部屋の窓側に到達しました。ティフィンもいます。

レイディア:このままティフィンを連れてくわ。

G   M:ティフィンは、レイディアの肩に乗ります。

レイディア:ティフィンの精神力で、センス・マジック! (ころころ)12。

G   M:かかりました。魔法のオーラが見えるようになります。

レイディア:ディースの部屋の、外側の部屋を窓から覗くわ。

G   M:視界内に異常はありません。

レイディア:外から窓に接触して、ティフィンの精神力で、アンロックで窓を開ける。
      (ころころ)12。ティフィンは気絶。あとでいっぱいご飯あげるからね。

G   M:魔法の鍵がかかってないので、あっさり開きます。
      普段あまり開けられていないせいか、「きぃ」と音がしますね。

ディース :(小声で)窓、開いたな。

オルフ  :(小声で)おそらく、挟み撃ちでしょう。

ディース :(小声で)多分、敵は両方から1人ずつだな。

オルフ  :(小声で)どさくさにまぎれてホーリー・ライトしかありませんね。

ディース :(小声で)俺は消えとくぜ。カメレオン! (ころころ)成功。

トゥエリ :リプレイス・サウンド! (ころころ)12。

G   M:はい。ディースの部屋の窓付近の音が、くまさんの家で聞こえるようになります。

レイディア:いくわよ。

トゥエリ :……? ←聞こえない

G   M:家にいるフィーエルとフアナには、レイディアの声が聞こえました。

フィーエル:あう! ……あれ?

フアナ  :……こいつら……わたしより上手い、かも……!

G   M:では、レイディアは窓側から、トゥエリは廊下側からディースの部屋の前へ。
      レイディアとリノは音もなく窓を抜け、外側の部屋に侵入します。
      これで、内側の部屋にディースとオルフが挟まれました。

トゥエリ :巻き込まれないように、リノをレイディアさんの腰に。

レイディア:鼠をにらむ。(お前の飼い主、後で血祭りだからな?)

G   M:リノは、野生の本能で怯えています。

トゥエリ :ひぃぃぃ。肩に上らせます。

レイディア:ふん。カルーアをトゥエリの肩の上に。

トゥエリ :リプレイス・サウンド! (ころころ)12。

G   M:かかりました。ディースの部屋の1つ目の扉付近の音が、
      階段付近で聞こえるようになります。つまり、トゥエリの詠唱は、
      部屋の中に聞こえません。
      
レイディア:ハード・ロック! (ころころ)16。

G   M:外側の部屋と内側の部屋の間の扉が、施錠され、鋼鉄の強度に変わります。

トゥエリ :ストーン・サーバント! (ころころ)15。命令は手筈通りデス。

G   M:ディースとトゥエリは、廊下側の扉の向こうで何か重いものが落ちたような
      音を聞きます。経験豊富なオルフにはわかりますが、
      ストーン・サーバントを木の床の上に発生させた時の音です。
      そして、それに気を取られていたので、
      レイディアのハード・ロックの詠唱は聞こえません。

オルフ  :ストーン・サーバントが来ます!!

ディース :(なんだ!? 詠唱とか聞こえなかったけど。)

オルフ  :なんということを! おそらく、音声系の魔法です!

ディース :(え? なに?)

G   M:では、敏捷度順に行動を。

ディース :俺は消えたままだな。

オルフ  :外側の部屋に通じる扉を!

G   M:鍵がかかっていて開きません。

オルフ  :!? !? まさか、外側からも!?

G   M:では、「障害物を無視して3歩前進」の命を受けたサーバントが、
      轟音とともに部屋の扉をぶち破り、入り口をふさぎます。
      出現のショックと、破片の被弾により、ディースの集中が解けます。

ディース :……ぃてっ!!?

オルフ  :ディース君、見えていますよ!

ディース :うおっ!?

トゥエリ :敏捷度ゼロで、スリープ・クラウド(ころころ)9。

ディース :(ころころ)あぶねー。11だ。

オルフ  :(ころころ)12で抵抗です。

G   M:サーバントはその巨体で部屋の入り口をほとんど塞ぎ、行動を終了します。

トゥエリ :リプレイス・サウンドの範囲から離れて降伏勧告しますヨ。
      無駄な抵抗はやめて、そこの隙間から手を差し出してください。

オルフ  :残る扉は施錠されたようです。おそらく、レイディア君の高い魔力で。

ディース :サーバントの向こうから、スリープ・クラウドが飛んでくるわけか。

オルフ  :こちらの扉、おそらくはハード・ロックですよ。

ディース :本格的に追い詰められたってわけか。

オルフ  :残念ながら、ホーリー・ライトは視線が通っていないと効きません。

トゥエリ :スリープ・クラウドは、対象空間の中心が見えていれば可能デスからね。

ディース :タッチされたら終わりって状況で、寝たふりは使えねーし。

オルフ  :そして、カメレオンはセンス・マジックされますから。

ディース :しかも、トゥエリの精神力が切れたら、フィーエルと交替されるよな。

オルフ  :いたしかたありません。降伏しましょう。

ディース :へっ、誰が諦めるかよっ!

オルフ  :ディース君!?

ディース :多分、こっちはレイディアだ。扉さえ開けりゃ、逃げ切れるぜ!

トゥエリ :合言葉を。ここで見張っていればいいんデスね?×2

G   M:ディースとオルフとトゥエリには、1回だけ聞こえます。
      うち1回はレイディアに伝わりますが、それは警告の合言葉ですね。

レイディア:へぇ。いい度胸してるじゃないの。

ディース :よくわからねーけど、アンロック! (ころころ)13。

G   M:開きません。

トゥエリ :サーバント、1歩前へ。

G   M:サーバントが前進します。

オルフ  :私だけが諦めるわけには……行動宣言はホーリー・ライトです。

トゥエリ :目を閉じますヨ。

G   M:トゥエリの方が知力が高いから、可能なんですよね。

ディース :くそっ! アンロックしかねーだろ!

オルフ  :計算どおりですが、キャンセルするほかありません。

トゥエリ :目を閉じて、タッチにいきましょうカ。(ころころ)6。

オルフ  :(ころころ)1ゾロ、なんですけど……やられました。



・オルフが捕まった!



G   M:続いて、タッチをかいくぐりながらアンロックを詠唱するディースVS
      タッチで捕まえようとするトゥエリです。
      出口はハード・ロックかストーン・サーバントで塞がれているので、
      3回連続で避けたとしても、避けた時点でどちらかの壁を
      なんとかしている必要があります。

ディース :アンロック! (ころころ)12。

G   M:開きません。

トゥエリ :捕まえますヨ。(ころころ)6!

ディース :(ころころ)11。楽勝だぜ。アンロック! (ころころ)9。

G   M:開きません。

トゥエリ :今度こそ捕まえます! (ころころ)13。

ディース :(ころころ)10……くそっ!



・ディースが捕まった!



トゥエリ :(猫に向かって)2人とも捕まえました。手筈通りデス。

ディース :くそっ!

オルフ  :いえ、わたくしたちは十分健闘しましたよ。

トゥエリ :(リプレイス・サウンドの範囲で)はい。見張りを続けます!

G   M:この場にいる人には、聞こえません。

ディース :

オルフ  :おそらく、リプレイス・サウンドでの牽制でしょう。

トゥエリ :(猫に向かって)今から、捕虜を連れて帰ります。

フアナ  :……こっそり、隠し持ってた発動体の指輪をつける……。

G   M:では、トリックスター技能+器用度ボーナスで。
      欺く相手は背を向けているので、ボーナス+4です。

フアナ  :(ころころ)11+4。

G   M:(ころころ)6。フィーエルは全く気付きません。

フアナ  :(えへへ。勝っちゃったもんね。)





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