第4話・第28節・タイトル未定





G   M:余裕の表情のあずさの前に、あやめ幼稚園の残りHPは、
      ゆうすけが56、ケンが74、はるひが73、ましろが79です。
      それでは、2ターン目の攻撃をどうぞ。

ゆうすけ :(ころころ)11か。

ケン   :(ころころ)8っすね。(ころころ)ダメージ6点っす。

はるひ  :(ころころ)9が出ましたわ! ゆうさまに(ころころ)3・3・2・6ですから、ええと……。

ましろ  :(ころころ)9だな。

G   M:ケンのけん玉によるヒットアンドアウェイ攻撃が決まり、6点のダメージ。ケンは6点回復。
      ましろは取っ手を2つとも持ってなわとびをムチのように振るいますが、
      あずさは制服の袖で叩き落します。鞭系統は、素肌に触れないと威力が激減するんですよね。
      ゆうすけは隙を見つけられず、はるひの投げ渡したアメを食べて、14点回復しました。
      対するあずさは(ころころ)10。目を閉じて何事かつぶやきますが、何も起こりません。
      直後、ましろに突進し、回し蹴りを放ちます。(ころころ)1回クリティカルして、21点のダメージ。

ましろ  :くっ……。

G   M:続いて、3ターン目。

ゆうすけ :(ころころ)4だ! ダメージ(ころころ)4・3・2・5+2で、16点!

ケン   :(ころころ)6で、乗り損ねたっすねー。

はるひ  :(ころころ)おーっほっほっ! 11ですわ!
      キャンディ・レイン! (ころころ)2・1・6で、回しますわよ! (ころころ)おーっほっほっ!
      また6ですわ! (ころころ)今度は3ですわ。

ましろ  :(ころころ)10だ! 来たっ!

G   M:正面に向けて投じられたはるひのアメが命中し、あずさに17点のダメージ!
      さらに、アメに気を取られてた隙に、ケンのけん玉攻撃が。あずさがなんとか避けた先に、
      ゆうすけのプラスチックソードによる突きが迫り、やむを得ず素手で突きを払います。
      あずさに16点のダメージ。そして、体勢が崩れたところに、あずさの手を狙った
      ましろのなわとびが命中しました!

あずさ  :あっ!

G   M:あずさは手を押さえてうずくまり、このターンは行動できません。
      ここまでで、あずさに60点のダメージが蓄積しています。
      先程のジョーより強いような口ぶりでしたが、彼と違って明らかに痛がっていますね。
      4ターン目どうぞ。

ゆうすけ :(ころころ)5だ。(ころころ)1・2+2で、4点。無いよりはマシだ。

ケン   :(ころころ)6っすか。当たらないっすねー。

はるひ  :(ころころ)6、ですわね。

ましろ  :(ころころ)7では、どうにもならないな。

G   M:はるひが水平方向に投げたアメは、あずさによって直前で叩き落とされます。
      けんとましろの攻撃は難なくかわされ、ゆうすけの突きがかすったのみ。
      そして、あずさの反撃は(ころころ)6。近くにいたゆうすけの首筋に正面から触れたかと思うと、
      そのまま力づくで押し倒します。(ころころ)1周した後に1が出て、ダメージは7点にとどまります。
      続いて、5ターン目。

ゆうすけ :(ころころ)6だ。(ころころ)1・5+2で、7点ダメージと、回復だ。

ケン   :(ころころ)惜しい! 5っす。

はるひ  :(ころころ)9が出ましたわ! ましろって子に(ころころ)2・4・1・5ですわ!

ましろ  :助かる! (ころころ)5か……。

G   M:すぐさま立ち上がったゆうすけが、技を放ち終えたばかりのあずさの胴に突きを食らわせます。
      あずさはその勢いを利用してそのまま床を転がり、ケンとましろの攻撃をかわしました。
      その隙に、はるひはましろにアメを投げ与え、11点回復です。
      対するあずさは(ころころ)5。ケンにダメージが(ころころ)1・3で、3点。
      あずさは、起き上がるとケンに向かって猛ダッシュを見せます。
      そして、急にしゃがんでケンを惑わし、隙を突いてアッパーカットを放ちました。
      しかし、ケンはアッパーを見切ってかわし、カウンターを恐れたあずさは
      左手でケンを軽く押して間合いを取ります。ケンに3点のダメージ。
      そして、6ターン目。

ゆうすけ :(ころころ)10か。

ケン   :(ころころ)4っすね。

はるひ  :(ころころ)3ですわ。

ましろ  :(ころころ)10だ!

G   M:はるひのアメは1歩横にステップすることによってかわされ、
      そこを狙ったケンのけん玉、さらに避けた先を狙ったゆうすけの突きも、
      あずさはふわりとかわします。しかし、いつもより前進してから振るわれた
      ましろのなわとびを、あずさは避けられません。
      しかも、なわとびがまともに首筋に入り、あずさは悲鳴を上げます。

あずさ  :うああっ!!

G   M:あずさは一瞬動きを止めたものの、右手で首筋を押さえながら後ずさりしました。
      痛みに耐えるように片目を閉じています。とても痛そうです。

あずさ  :やはり、能力無しで勝つには、厳しい相手のようですね……。

G   M:その時、ゆうすけは、凄い力で両肩のあたりを後ろに引っぱられます。
      そして、不意に引っぱられた衝撃によって、右手に持っていたプラスチックソードが
      手から離れてしまいました。思わず目で追ったものの、剣はそのまま床の上へ。
      そういえば、先程は、黒服が接近していたことがありました。
      とはいえ、積極的に再接近を疑うことこそしなかったものの、
      誰かが接近していれば普通は気がつくはずです。
      特に、ゆうすけ以外は射程やリーチの長い武器ですので、
      間違って味方に当てられることがないよう、お互いに位置関係には気を配ります。
      ですから、人間に背後を取られて気がつかない筈がありません。
      また、戦えないケイジは、敵の全体攻撃に巻き込まれないために少し離れたところにいます。
      結局、あずさと味方以外、周囲には誰もいなかったはずです。

ゆうすけ :能力! 念動力か!! くそっ!?


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