第1話・第4節・タイトル未定
G M:ひまわり幼稚園領内の路上で、ゆうすけとケンの決闘が始まります。
ゆうすけ
ひまわり幼稚園
Lv:10
すばやさ:4
HP:59/70
EXP:100/100
2:なし
3:なし
4:なし
5:なし
6:なし
7:ロンゴミニアト:深い突きを放つ:遠距離属性、単体に1Dのダメージ:コスト4×6=24
8:ロンゴミニアト:深い突きを放つ:遠距離属性、単体に1Dのダメージ:コスト4×5=20
9:ロンゴミニアト:深い突きを放つ:遠距離属性、単体に1Dのダメージ:コスト4×4=16
10:ロンゴミニアト:深い突きを放つ:遠距離属性、単体に1Dのダメージ:コスト4×3=12
11:ロンゴミニアト:深い突きを放つ:遠距離属性、単体に2Dのダメージ:コスト8×2=16
12:ロンゴミニアト:深い突きを放つ:遠距離属性、単体に3Dのダメージ:コスト12
G M:結局、単体攻撃技を持たないゆうすけは、1対1の戦法がこれしかなかったりします。
敵が回復技を持っているので、ダイスの数を増やしてクリティカルを狙うしかないんですが、
敵の技は戦ってみるまでわからないこともネックになっています。
また、回復技が無い状況で、HPを消耗しているのも気になります。
ケン
ひまわり幼稚園
Lv:10
すばやさ:7
HP:70
EXP:100/100
2:なし
3:なし
4:なし
5:なし
6:なし
7:なし
8:なし
9:ウメトラハニー:玉をぶつけて、すぐ距離を取る:遠距離属性、単体に1Dのダメージ+自分回復
:コスト8×4=32
10:ウメトラハニー:玉をぶつけて、すぐ距離を取る:遠距離属性、単体に1Dのダメージ+自分回復
:コスト8×3=24
11:ウメトラハニー:玉をぶつけて、すぐ距離を取る:遠距離属性、単体に1D+2のダメージ+自分回復
:コスト12×2=24
12:ウメトラハニー:玉をぶつけて、すぐ距離を取る:遠距離属性、単体に2D+2のダメージ+自分回復
:コスト20×1=20
G M:ゆうすけにとっても不幸なことに、ケンにとっても相手の能力がわかりません。
したがって、戦力差がわからない以上、手堅い構成に出るしかないのです。
ケンは状態異常に弱いという弱点こそあるものの、正攻法タイプ、
とりわけ、事実上回復技を使えないゆうすけのような力押しタイプには、この上なく相性がいいのです。
ふう :……。
G M:ふうが見守る中、バトルスタートです。
事前に何の合図も無く、ケンの攻撃で戦いの火蓋が切って落とされます。
もちろん、ゆうすけもアホではないので、不意打ちを受けた扱いにはなりませんが。
ケン :(ころころ)3かよ……。
G M:静かに動こうとして手元が狂ったのか、ケンが飛ばしたけん玉は大きくはずれます。
対峙してみるとわかるのですが、ケンのけん玉は、改造したのか、ひもがかなり長くなっていますね。
その分扱いは難しくなる筈ですが、使いこなせるということはよほど器用なのでしょう。
続いて、1ターン目の裏、ゆうすけの攻撃どうぞ。
ゆうすけ :(ころころ)7で当たって、(ころころ)2点!
G M:ゆうすけのプラスチック製ロングソードによる突きがケンにかすり、
ケンに2点のダメージ。ケンはまだまだ余裕ですが。
ケン :今、なんかしたかぁ? (ころころ)1ゾロ!?
G M:ここに技を登録することも可能ですし、大失敗とかではありません。
普通に攻撃がハズレです。
ゆうすけ :(ころころ)6か……。
G M:確実性を取ったゆうすけも、6以下はハズレなんですよね。
ケン :(ころころ)4。くそっ!
ゆうすけ :(ころころ)5か……。
ケン :(ころころ)惜しいっ!
G M:対するケンは、8ですらハズレ。とはいえ、当たれば強力すぎる技なんですが。
ゆうすけ :(ころころ)1ゾロ!
ケン :(ころころ)逃げんなオマエ!
ゆうすけ :無茶言うな!(ころころ)7! (ころころ)4点!
G M:またしても突きがかすり、4点のダメージ。
ケン :(ころころ)惜しい!
ゆうすけ :(ころころ)全然ダメだ!
G M:構造上仕方ないんですが、5対5を想定したHPや攻撃力なので、
1対1、しかも序盤となると、ミスが連発するんですよね。
命中率が固定のゲームには不可避的な問題なんですが。
序盤は双方の空振り合戦になるという……。
ケン :(ころころ)っしゃぁ! 6ゾロ!
G M:ケンの6ゾロ技、ウメトラハニーが発動! 2D+2のダメージを与え、
さらに、与えたダメージと同じだけ回復するという、大技です。
ケンはけん玉を大きく振りかぶり、ゆうすけに向かって発射。
ゆうすけは防御態勢を取らざるを得ませんが、ケンは当たった瞬間に後退して距離を取ります。
この技の凄いところは、当たればもうダメージを与えられるので、
当たった瞬間にすぐさま距離を取って、休息に入るという発想なんですね。
では、ダメージをどうぞ。
ケン :(ころころ)4・4+2だぜ。
G M:ケンのけん玉が命中し、ゆうすけに10点のダメージ。ゆうすけの残りHPは49点。
しかも、集中して休息することにより、ゆうすけがちまちま与えていたダメージが回復。
戦っているゆうすけにはわかりますが、ケンは完全に元気を取り戻しています!
ゆうすけ :……なん……だと……!?
ケン :へっへっへっ。残念だったなーオイ。
G M:今まで空振りばかりだったケンですが、ゆうすけはようやくその恐ろしさに気付きます。
けん玉のようなリーチの長い武器で、今のようなヒットアンドアウェイ戦法を使われてしまうと、
どうしても深追いできず、その間に休息して体力を回復されてしまうのです。
今の技は、かいくぐってしまえば距離を取られることもないのですが、
全てを避けるのは不可能でしょう。そして、相手の攻撃が当たると休まれるため、
ダメージがこちらにだけ蓄積してきます。
持久戦になれば相手の足も止まってくるでしょうけど、
回復技が事実上使えない以上、それまでこちらが持ちません。
ケン :へっへっ。どーした大将? いせいがいいのは最初だけかー?
ゆうすけ :(くそっ……何か策は……。)
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