第83話・黒ズッキーニャとチャチャ



エルシオン学園を探索中のみつばたち。
昼間のうちに、例の、デコを触ると幽霊が出るという天使像を調べてみる。
階段で、屋上までアガるねっ!
屋上の時計の前には、天使の像が。
みつばは石像を調べた。
守護天使モリケンヌ像と刻まれている。
いつになったら、一人前になるんだ?

そして、1階にいる青フキダシの女の子に話しかける。



チャチャ
「あら、あんた新入生? あたしはチャチャっていうの。
 あんたはここに来たばっかりだから、あたしのほうがエライのよ!
 うやまいなさいよね。わかった!?」
みつば
「いいえ」
チャチャ
「なんですって? 失礼なヤツね!」



話が進まないので、敬ったフリをする。



チャチャ
「いい返事ね。じゃあ、あんたがこの学院にふさわしい生徒かどうか、あたしが確かめてあげるわ!
 うーん、まずは、そうねぇ。まりょくの土ってヤツを、ふたつ持ってきてちょうだい!」
みつば
「いいえ」
チャチャ
「はぁ? やんないの? 信じらんない。
 使えないったらないわよ。」



受ける。そして、すぐ話しかける。



チャチャ
「あら、お帰り。思ったより早かったじゃない」



そもそも、出かけてませんが何か?

そして、渡さない。



チャチャ
「なによ? それはあたしのまりょくの土じゃないってワケ?
 ……ま、いいわ。待っててあげるから、早くあたしのまりょくの土を持ってきなさいよ。」



結局、渡す。



チャチャ
「ふふん。なかなかやるじゃない。じゃあ、次はあんたのアタマを試したげるわ。
 そうねぇ、せいすいを持ってきて。普通のどうぐ屋に売ってるでしょ。」



買えねぇよ!!!



チャチャ
「……え? 代金をよこせ、ですって?
 ……これは、あんたがこの学院にふさわしいかどうかを試すテストでしょ?
 どうやって用意するかはあんたしだいよ。
 さ、グダグダ言わずにせいすいを持ってくるのよ!」



カツアゲだろっ!

この聖水のクエスト、強制的に受けたことになるようだが、渡さないこともできる。



チャチャ
「なによ? それはあたしのせいすいじゃないってワケ?
 ……ま、いいわ。待っててあげるから、早くあたしのせいすいを持ってきなさいよ。」



結局、渡す。



チャチャ
「ありがと♪ ふふ、せいすいと、それに、まりょくの土がふたつ。……うふふ♪」



そこに、別の女の子が歩いてきた。



女の子
「あら、チャチャ? ねえ、もう錬金の宿題、終わった?
 私、せいすいは仕方ないからおこづかいで買ったんだけど、まりょくの土が手に入らなくて……。
 どこで採れるかもわからないし……。
 なんで、先生ったら、こんなむずかしい宿題ばっかり出すのかしら。」



チャチャは黙って後ろを向き、女の子は不思議そうに去っていった。



チャチャ
「……ゴホン。えーっと、みごとあたしの試練をこなしたから……
 あんたのこと、わがエルシオン学院の一員として、みとめたげるわ。
 さ、今度からは、こうやってあいさつするのよ。これで、あんたもりっぱな学院生ね!」



みつばは新たなしぐさ『エルシオン流あいさつ』を覚えた!

どうみてもアイーンです。
本当にありがとうございました。




チャチャ
「え? 錬金の宿題を代わりにやらせたのかですって?
 そ…そんなこと、あるわけないでしょ。
 ……いい? 他の人に、このこと言ったらダメだからね!」



クエスト036『エライのはあたし』クリア!

実は、このエルシオン流あいさつ、はるか後に登場するクエストに必要だったりする。
このチャチャ、態度はでかいが、かなりありがたい人物なのである。



チャチャ
「どう? 学院生活は、まんきつしてる?
 困ったことがあったら、いつでも、このチャチャおねえさまに、どーんと相談しなさいよね。



そう。彼女の真価はここからなのだ。一度階段を上り下りして、再び話しかける。



チャチャ
「なあに? またあたしの試練を受けたいってわけ? あんたも物好きねぇ。
 じゃあ、このあいだのまりょくの土を、ふたつ持ってきてもらおうかしら。」



断っても同じセリフなので、受けて渡す。



チャチャ
「最近、あんたのおかげで、錬金の先生からホメられまくりよ!
 ふふ。やっぱり、持つべきものはかわいい下級生よねぇ〜。
 はい。これはお礼よ。ありがとね。みつば!」



みつばはいかずちのたまを受け取った!

そう、このクエスト、2回目以降の報酬は、いかずちのたま。
事実上、まりょくの土×2と、いかずちのたま×1の交換なのだ。

もちろん、いかずちのたまは、せいれいせきの材料になる。
ただ、まりょくの土も貴重品なので、2対1の交換で割に合うかを考えないといけない。
まず、まりょくの土は、アユルダーマ島とダダマルダ山で拾える。
対して、いかずちのたまは、アシュバル地方の島か、終盤まで行けない竜のなんとか地方でしか拾えない。
しかも、いかずちのたまが拾える地点は、双方とも、空を飛ばない限りは、敵の回避が難しい。
そして、こおりのけっしょうは、この地方で大量に手に入る。
船を手に入れてすぐにせいれいせきを大量入手したければ、こでの交換が近道なのだ。
しかも、冒険の書によっては、アユルダーマ島でまりょくの土が大量に湧くので、
そういう人にはなおさら、ここでの交換が有利になる。
結局、みつばは、まりょくの土40個と、いかずちのたま20個を交換した。
チャチャは本当にエライのだ。

その後、素材集めに行った夜の砂漠で、初めてウパパロン×3、デザートタンク×1と遭遇。

1ターン目。
みくはウパパロンからはじゃのつるぎを盗んだ1
ウパパロンはふたばを攻撃し、約30のダメージ。
みくはかまいたちを放つが、ウパパロンのうち1匹がガード。
みつばのヒャダルコでウパパロン2匹を倒し、残る1匹も、ひとはのヒャダルコで倒す。
デザートタンクはひとはを攻撃し、一撃で41のダメージ!

2ターン目。
ふたばは爆裂拳。みくの盗むは失敗。
みつばはヒャダルコを放つも、デザートタンクは倒れない!
ひとはのヒャダルコで倒し、勝利!

その後、エルマニオン雪原で、素材を採集。
花のみつが採れる森があるのだが、サンマロウ同様、狼があたりを徘徊している。
しかもここの狼はリカントマムルなどといったかわいいものではなく、キラーリカントだ。
追いすがるキラーリカントはうまくかわしたものの、ブラックベジターをよけそこね、戦闘に突入した!
敵は、黒いズッキーニャのブラックベジター×1、もみじこぞうの色違いのデビルスノー×2。

1ターン目。
デビルスノーは仲間を呼び、デビルスノーが1匹増えた!
ふたばはかまいたちを放ち、エレメント系のデビルスノーにかなりのダメージを与える。
みくはでビルスノーのアイテムを盗もうとしたが、失敗。
ブラックベジターとデビルスノー1匹は連続でふたばを攻撃し、ふたばのHPが半減!
ひとははイオを唱え、デビルスノー1匹を倒した。
みつばはひとはを応援し、ひとはのテンションが上がった!

2ターン目。
みくはホイミでふたばを回復。
デビルスノーはふたばとみくを攻撃。
テンションの上がったひとはのイオでデビルスノー2匹を倒し、
ふたばの爆裂拳でブラックベジターも倒し、勝利!
この戦いで、ふたばはレベル22に上がった!

やはり、雪原の敵は強い。
どれだけかわせるかが、素材集めのカギになりそうだ。


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