第40話・ないしょのつぼに



封印のほこらで、みつばたちは病魔パンデルムを倒した。



病魔パンデルム
「おのレ のレ。わガ呪イよ……
 コの オろかナる者ドもに 死の病ヲ……。」
ルーフィン
「やっと直りましたよ!
 ……っと、どうやらちょうどいいタイミングだったようですね。
 さあ、封印の壷よ、悪しき魔を封印せよ!」
病魔パンデルム
「ぎゅバばバばバば……。」



病魔パンデルムは、壷に吸い込まれていった……。



ルーフィン
「見てましたか、みつばさん?
 見事、病魔のやつを封印してやりましたよ。この僕が!
 フッフッフ……。これで、お義父さんも、僕のことを認めざるをえないでしょうね。
 さぁーて やることはやったし、これでようやく遺跡の調査に手がつけられるってもんです。
 ああ、みつばさんはもう帰ってもらっても結構ですよ。いても気が散るだけだし。
 それじゃ、僕はこの奥を調べてきますんで。報告のほうは頼みます。」



みくのホイミとキアリーで、全員の傷を全快。
さらに奥に進んだところ、ルーフィンはなにやら調査をしていた。



ルーフィン
「僕はしばらくここに残って調査を続けていくんで、エリザにそう伝えといてください。」



石碑には、こう書かれていた。



「名を奪われし王よ、その名とともに、とこしえの闇に眠りたまえ。」



すぐ近くでは、王の亡霊(?)の姿が。



王の亡霊?
「余は……余は何者なのだ? ……おお、思い出せぬ……。」



報告のため、ベクセリアに帰る。
家のベッドで寝ていたエリザに話しかけてみると、
返事が無い。エリザは息をしていないようだ。
そこに、ルーフィンが帰ってきた。



ルーフィン
「今帰ったよ、エリザ。
 あの遺跡の調査には、しかるべき資料が必要でね。取りに戻ってきたんだ。
 ! ……エリザ?
 どうしたんだ、エリザ!? 返事をしてくれっ!
 死んでいる……のか?
 ま、まさか、エリザ、キミも病魔の呪いにかかって!?
 バカな! 病魔は確かに封印したはずだ! 町の連中だって、治ったって……
 ……遅かったのか? 僕が病魔を封印したときには、もうキミは……。
 どうして? どうして言ってくれなかったんだ!?
 キミが病魔の呪いにおかされていると知っていれば、もっと急いだのに……。
 エリザぁぁぁ!!!」



その後、エリザの葬儀が行われたが、そこにはルーフィンの姿はなかった。



サンディ
「せっかく町を救ったのに、こんなフンイキ暗いんじゃ、星のオーラなんて出てこないよネ。
 アタシたちの苦労は、なんだったの?
 ぐぅぅ……こうなったら、せめてお礼だけでももらわないと!
 よーし、みつば。町長のおっさんとこに行って、お礼をせしめてくるのよ!



町長と話したところ、今はそれどころではないので、夜にもう一度来てくれとのこと。
仕方がないので家捜しをし、タンスから、きんのブレスレットを手に入れた。

町の宿屋で夜まで休み、町長のところへ。
町長は、はねかざりバンドをくれた。しょぼっ!



サンディ
「……超シラける〜。
 そんなものもらっても、アタシはうれしくも何ともないし、
 ぜんぜん報われないっつーカンジ!
 ……あのエリザってコが生きてりゃ、今ごろみんなハッピーで、
 星のオーラもガッポリだったのに……。
 くぅ〜、今からでも、どーにかなんないかな?」



その後、町を出ようとしたところで、エリザの幽霊を発見した!

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