第174話・



城の中にあった回復ゾーンで全快すると、倒れていたひとはも復活した。
この勢いのまま進むことにする。

玉座の間に進むと、そこには、悪そうな男とイザヤールの姿があった。
こいつがカナダライ……もとい、ガナサダイか。



ガナサダイ
「さあ、イザヤールよ。その女神の果実を、早くよこすのだ。」
イザヤール
「よかろう、暗黒皇帝ガナサダイ。
 これがほしければくれてやる。だが、その代わりに……」



イザヤールは剣を抜いた!



イザヤール
「お前の命をもらいうけるっ!!」
ガナサダイ
「それが貴様の本心か。……なるほど。
 さしずめ、その果実もニセモノといったところか。」
イザヤール
「知れたことだ。女神の果実は天使界の宝。帝国などに売り渡すものか!
 こうしてお前と直接会うために、天使界を……仲間を……弟子を……
 裏切ったふりをしていただけだ。」
ガナサダイ
「よくもこのガナサダイをたばかってくれたものよ……。
 その罪、万死に値すると知れ。」
イザヤール
「ここでお前を倒し、あの方を救い出させてもらうっ!」



イザヤールは稲妻を放ちつつ斬りかかったが、その動きは空中で止められてしまう。



ガナサダイ
「貴様のチカラはこの程度か……失望させてくれる。」



ガナサダイはイザヤールを殴り、イザヤールははね飛ばされた!



ガナサダイ
「これでは、バルボロスのエサにしたところで、たいした足しにもならんな。
 ……役立たずめ。無用者には、死をくれてやろう。」



ガナサダイは赤い稲妻でイザヤールを縛り、巨大な火球をぶつけた!!



イザヤール
「ぐわぁぁぁーーーーっっ!!!」



ここでようやく動けるようになり、みつばは倒れているイザヤールに駆け寄る。



イザヤール
「こ、これは……ま、まぼろし?
 みつば……どうしてお前がこんな所に……?」



ここで戦歴画面を開くと……。



サンディ
「あんたの師匠は天使たちを裏切ってなかったんですケド!
 いや、アタシは信じてましたヨ?」



こいつは……。



そして、みつばはガナサダイに話しかける。



ガナサダイ
「……ほう? そこの死に損ない以外にも、ネズミが入り込んでこようとは。」
ガナサダイ
「ギュメイもゲルニックも倒されたというわけか……。
 ならば、余も本気を出さねばな。
 かかってくるがよい、ネズミ。
 魔帝国ガナンの皇帝が威光、その身に刻んでくれようぞ。」



かくして、戦いが始まる!



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