第101話・ドクターシャルマナ診療所



素材が集まってきたところで、錬金を済ませておこう。
キトンシールド×1、ネコずな×2を材料に、キャットガーダーを錬金。
まほうの盾×1、せいれいせき×1を材料に、せいれいの盾を錬金。
さらに、錬金でげんませきを補充した後、
せいれいの盾×1、げんませき×1を材料に、げんまの盾を錬金。
てつかぶと×1、てっこうせき×1、まりょくの土×1を材料に、はがねのかぶとを錬金。
さらに、はがねのかぶと×1、てっこうせき×2、ヘパイトスのひだね×1を材料に、たまはがねのかぶとを錬金。
そして、最後のあくまのタトゥーを使い切り、いかりのタトゥーを錬金。
先程のたまはがねのかぶと×1、まじゅうのツノ×2、いかりのタトゥー×1を材料に、もうぎゅうヘルムを錬金。
皮のこしまき×1、あおのグローブ×1、よごれたほうたい×1を材料に、しょくにんのベルトを錬金。
さらに、まよけの聖印、特やくそう、さえずりのみつ、おかしなくすり、あまつゆのいとを補充。
補充したほしのカケラ×2、けんじゃのせいすい×2、天使のはね×2を材料に、天使のソーマを錬金。
ここで、錬金回数が100回以上になり、ベテラン錬金術師の称号を手に入れた!

さて、そろそろ女神の果実探しを再開しなければいけない。
みつばたちはカルバドの集落へ飛ぶ。
武器屋のタンスから、はる色スカートを手に入れた!
4つ揃ってけっこうかわいいので、全員が装備してみる。
もちろん、戦闘が予想されるときは外さないといけないが。

さて、集落で情報を集めたところ、ここでは、最近やってきたシャルマナという女が幅を利かせているという。
シャルマナは怪しげな術を使って怪我や病気を治せるようで、族長のラボルチュや、
その息子のナムジンも、彼女の言いなりになっているという。
さっそく族長のパオに行き、シャルマナに話を聞いてみる。
シャルマナは、衣装やふいんき(←なぜか変換できない)こそ怪しいが、美人だった。



シャルマナ
「ほほう、おぬしは海から来た旅人のようじゃな。」



エルシオンから徒歩で来ましたが、何か?



シャルマナ
「どうじゃ? わらわの配下とならんか?
 ホホホ! 悪いようにはせんぞ!?」



その後、族長に話しかけると、隣にいたシャルマナも話しに加わってきた。



シャルマナ
「おぬし、名はなんと申す? ……ほお。みつばと申すか。いったい、草原に何の用じゃ?
 ! ……なに! 光る果実を探しているとな? な、なんのことやら……ホホホ。
 そのようなモノ、聞いたことないわ。」



そのまま、よそ者ということで追い出されそうになる。
そこに、ナムジンがやってきた。
どうやら、最近族長を狙っている魔物がいるらしく、その退治を命じられたようだ。
かっこよく見栄を切るナムジン。しかし……。



ナムジン
「ですが、色々と準備がありますので……。もう少しだけ、お時間を……。」



そのとき、外が騒がしくなった!
どうやら、魔物が襲撃してきたようだ。



ナムジン
「こ、こんなに早く来るなんて……。ボボボ、ボクが、あの魔物を……!?
 ひいーーー!! ダメだーーー!! ボ、ボクにはムリだーーー!!」



部屋の隅でうずくまるナムジンに、あきれる族長ラボルチュ。
ラボルチュが自分で出ようとしたところで、シャルマナが止めた。
どうやら、みつばたちの腕が立つのを見込んで、みつばに魔物を退治させるつもりのようだ。



シャルマナ
「どうじゃ? 族長の代わりに、この集落を救ってはくれまいか?」
みつば
「いいえ」
シャルマナ
「おぬしが勇気を示せば、よそ者ギライの族長も、心を開くじゃろう。
 どうじゃ? 族長の代わりに、この集落を救ってはくれまいか?」
みつば
「いいえ」



しかし、何度断っても諦めてもらえない。
仕方が無いので、受ける。

現れた魔物は、マンドリルだった。
本来ならアユルダーマ島に生息する敵で、この程度なら楽勝だ。
一撃で30以上のダメージを受ける覚悟さえすればの話だが。
マンドリルは遊牧民たちに進路をふさがれ、みつばの前へとやってきた。
そして、みつばと目が合う。



マンドリル
「グギギ……。」



そして、そのまま集落の外へと走り去っていった。
パオに戻ると、どうやら、みつばはラボルチュに認めてもらったようだ。
なお、ナムジンは、まだ部屋の隅でうずくまって震えていた。
危険が去ったことを伝えると、ようやく復活する。
ラボルチュは、ナムジンにもう一度魔物を1人で倒してくるチャンスを与えるという。
族長の命令で、遊牧民たちに両脇を抱えられ、ナムジンは強制的に連行されていった。



ラボルチュ
「あいつが次の族長になるかと思うと、オレは不安で不安で、おちおち寝ることもできんよ……。」



ラボルチュ
「あれがオレの息子ナムジンだ。あいつが今のまま族長になったら、集落は大変なことになる。
 オレは父親として、あいつに自信を持たせてやりたい。だが、いったいどうすれば……。」
シャルマナ
「ホホホ。そうじゃ、そうじゃ。わらわはよいことを思いついたぞ。
 おぬしは、この草原に、たしか光る果実を探しにきたと言っておったな?
 ホホホ。魔物退治に協力いたせ。そして、魔物のとどめをナムジン様にささせるのじゃ。
 おぬしが役目を果たせば、果実探しに協力いたそう。無事に見つかるとよいがな。」
ラボルチュ
「うむ。シャルマナがそう言うなら、それでよいことにしよう。」



族長のラボルチュは、完全に骨抜きにされていた!



ラボルチュ
「ナムジンは、集落の北にある狩人のパオで身支度をさせている。みつばよ、助けてやってくれ。」



なし崩し的に、協力させられることになるのだった。


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