第4話・さすがの猿と飛ぶ猫

◆アッサラーム〜イシス
強力な装備を求めて東に向かった勇者だったが、敵が強すぎた。
当然だが、強い装備が売られているということは、その強い装備でちょうど
いいくらいの敵が出現するということだ。
弱い装備で、しかも、レベルは低いままでそんな所に乗り込んでいった勇者は、
想像以上の苦戦を強いられることになった。
こちらの弱い攻撃では敵は倒せないので、残された手段は逃げることしかない。
しかし、自分より強い敵から逃げるのは難しい。
それでも東に進んだ勇者は、何度も死ぬことになった。
バンパイアにやられ、キャットフライにやられ、あばれザルにやられ……
でも、懲りずに東へ向かった。

◆アッサラーム〜イシス
逃げて逃げて逃げまくり、無茶してアッサラームに着いた勇者だったが、
役に立ちそうな物は何も無かった。 今までの苦労は一体……
このままでは今までの苦労が無駄になると思った勇者は、無茶ついでにイシスに向かう。
じごくのはさみをギラで倒しつつ、1回も死なずにイシスに到着。
アリアハンにルーラして、預けていたお金をおろし、装備を軒並みレベルアップさせた。
さらに、星降る腕輪を求め、夜になって王城に忍び込んだ勇者だったが、
魔法の鍵の扉にはばまれ断念。どうやら、星降る腕輪がほしいならピラミッドに行け
ということらしい。しかも一人で。
装備は強化されたものの、ピラミッドへ行くには心許ないので、
さらなる装備強化のために、アッサラーム南西のすごろく場へ向かった。
鋼鉄のはりせん、鉄の爪、モーニングスターなどを手に入れたが、装備できなかった。
結局、装備はこれ以上強化できなかった。
ピラミッドに挑戦するのはまだ怖いので、とりあえずノアニールの洞窟に向かうことにした。

◆ノアニールの洞窟
ピラミッドに恐れをなした勇者は、とりあえずノアニールの洞窟に向かう。
レベルは13、まあ、こんなもんだ。洞窟の中の敵からは、ほとんどダメージを受けない。
さすがは イシスで買った装備 勇者だ。
マタンゴの甘い息と眠り攻撃におびえつつも突き進む。
勇者は途中でレベル14になり、リレミトを覚えた。
そして、無事夢見るルビーを手に入れ、エルフの隠れ里で目覚めの粉と交換し、
ノアニールの人々を目覚めさせる。
ノアニールでついでにみかわしのふくを買って、次の目的地はシャンパーニだ。

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