第3話・魔法使い隊!

◆アリアハン〜レーベ
盗賊の鍵を手に入れた勇者は、今まで取れなかった小さなメダルを取りまくり、
アリアハンの 井戸の中でメダルを集めている怪しいおじさん にいばらのむちをもらった。
ファミコン版にはなかったこのムチは、グループ全体を攻撃できるという優れものだ。
これでうっとうしい雑魚の群れも一掃できる。
(これまでは、スライム8匹に8ターンかかっていた……)
この時点で、レベルはすでに9。レーベで魔法の玉をもらい、そしていざないの洞窟へ。

◆いざないの洞窟
洞窟に到着する直前、勇者のレベルは10に上がった。
そして、勇者は洞窟に入る。ほとんどの敵はレベル10になった勇者の敵ではない。
しかし、ここにきて予想しなかった強敵に出会った。
その名も、魔法使い(4体)
なんでそんなザコが怖いかって? それは……
パーティー(?)は勇者一人なので、メラの標的は、自動的に勇者1人に限定されるからだ。
「まほうつかいはメラをとなえた。」(×4)
平均10ダメージ×4体で、最高40のダメージを受けることになった。
まさか、メラがこんなに怖いとは……(苦笑)
魔法使いのメラを恐れ、戦闘でHPが少し減るごとにホイミで回復する勇者。
大量に買い込んでいた薬草も役に立った。そして、勇者はさらに進む。
道中、アルミラージのラリホーをうけてボコボコにされつつも、
大陸最強の防具に助けられ、何とか助かった。
そして、洞窟の最深部で旅の扉を見つけた勇者は、旅の扉を抜けてロマリアへ向かった。

◆ロマリア〜カザーブ
旅の扉を抜けた勇者は、ロマリアの南に到着した。すでにMPは尽きている。
しかし、あと数歩でロマリアだ。そのとき、勇者はあることを思い出した。
ロマリア周辺に出現する敵の強さは、アリアハンの敵とは段違いだ。
ロマリアまでのこの数歩で敵が出たら、まず間違いなく負ける……
もしここで死んだら、たまったゴールドが半分になる。
なにより、強制的にもう一度 アリアハンからやり直しである。
だが幸いなことに、その心配も杞憂に終わった。
勇者はロマリア地方の敵に遭遇することなくロマリアに到着したのだ。
ロマリアで防具を強化し、北の方にあるすごろく場でブーメランと鋼鉄の剣をゲット。
これまでの旅で勇者は、一人旅には強力な装備が必要不可欠だと学んだ。
敵の攻撃が勇者一人に集中する分、特に防具の性能が生死を分けることになるのだ。
「なら、ここより強い敵が出てくる地方で防具を買ってくればいいんだ!」
そう思った勇者は、更に強力な装備を求めて、東へ向かうことにした。
(もちろん、あまった所持金をアリアハンの預かり所に預けておくのも忘れずに。)
かくして勇者は、東を目指すのだった。

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